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センス・オブ・何だあ? ― 感じて育つ ―

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『センス・オブ・何だあ? 感じて育つ』
私たちは、本当に「感じる」ことを忘れつつあるな、とおもう。
感覚を閉じ、豊かな世界そのものから背を向け、情報の海に、論理や経済活動の海におぼれつつあるのではないかな、と。それも急速なスピードで。
そしてこの本は、感じる世界の豊かさを思い出させてくれる。足の裏の感覚、雨の音、季節や地理を反映する街の音、季節の匂い、日常の中に現れる静けさ、ものの肌触り…4歳の時に視力を失った三宮さんが見つけたのは、そんな世界の豊かさ、そして感覚を研ぎ澄ませる大切さ。
また三宮さんは、そうした感覚の世界に、小さい時から親しむことの大切さをおしえてくれます。「はじめて」を経験すること、失敗すること、集中すること、かじること…。コロナや共働きの忙しさも相まって、家に閉じこもりたちな子どもたちに、感じる楽しさを味わえる機会をたくさん与えてあげたいな、と思いました。
すばらしい本。星5つ★★★★★!
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三宮 麻由子 (著), 大野 八生 (イラスト)

全身で感じて、豊かに日々を楽しみましょう

季節の変化は匂いでわかるし、料理のできあがる過程は音の変化で楽しめる。地下足袋で歩くと普通の靴とは段違いに足の裏に地面の様子が伝わってくる。感性の描写が得意な著者・三宮さんの文には身の回りの様々な情報を全身で感じ取るヒントがちりばめられていて、感じることの楽しさが伝わってきます。
本書を読むと、ひごろ気にもとめずにやり過ごしていた触感や音、香りなどを、新たな気持ちでていねいに受け止めたくなり、それを楽しむことが伝わってくるでしょう。
家の中でも外に出ていても、読み終わったらぜひ、様々なものを実際に全身で感じてみてください。
本書のタイトルには『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著)へのオマージュが込められています。レイチェルは甥を連れて、嵐の日も、おだやかな日も、夜も昼も出かけたそうです。それは「何かを教えるためではなく、いっしょに楽しむため」だったと記しています。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない……

これは『センス・オブ・ワンダー』の一節ですが、深く感じる体験があれば知識は後からついてきます。知育偏重といわれるこの時代だからこそ、本書をきっかけに、お子さんと一緒に感じることを楽しんでいただけるとうれしいです。

初版年月日 : 2022年03月05日
ISBN : 978-4-8340-8640-9
シリーズ : 福音館の単行本

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