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モヤモヤの日々

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そういえばmixiが好きだった。
今となっては、なんで仕事でもないのにあんなに熱心に日記を書いたり、友だちの日記を読んだりしていたのだろう、とちょっと不思議に思うくらいハマっていたと思う。
そんな事を思い出したのは、この「徹底的な凡人」を自任するフリーライター・宮崎智之さんの日記本を読んだから。なんだか友だちの日記を読んでいるようで、500ページ近くあるのだけど、楽しすぎてここ数日で一気に読んでしまいまいました。
こういう何気ない日々の小さな発見や感動、モヤっとした違和感、フワッとした思考って、あまりに些細なことでなかなか他者と共有することがないけど、実はこういうものこそぼくらの日常を形作っているし、かっちりと論理立てて組み立てられた言葉にはない、きらめきと真理が潜んでいるな、と思いました。
あとこの本は、文章がすごく好き。最近、技巧を凝らした文章とか、文章で人を唸らせてやろうとしてるような野心(?)を感じる文章にちょっとお腹いっぱいになってたので、サラリと等身大に平熱の感情をしっかり伝えてくれて、でも何気にすごくうまいこの文章は、するりと身体に沁みてくる感じがしました。そしてこのユルさは、日々の徒然を愛で文章に書き留めてきた、日本の随筆の伝統にもしっかり連なってるなぁ、とも思いました。
なんだか永遠に読んでいられる一冊でした。年末年始のお供に、ぜひ。
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言葉だけで作られた世界は、空間や時間や属性や考え方を超えて誰をもつなげる力を持っている。(…)人間は言葉によって癒され、楽しみ、この世界に親しみを広げていく。

ー『モヤモヤの日々』(宮崎智之)

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宮崎智之 (著)

日記文学の到達点!

私たちが過ごした“緊急事態の日常"を真空パック ――緊急事態宣言におののきながら、マスクに悩み、赤子をあやし、犬と遊び、朝顔を育て、断酒を続け、本を読み、原稿を書く……「徹底的な凡人」を自任するフリーライターが綴るコロナ禍下の日々。平日17時毎日更新で人気を博した連載エッセイ「モヤモヤの日々」(晶文社スクラップブック)全251回分を完全収録。

出版社 ‏ : ‎ 晶文社 (2022/8/29)

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