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高松 海城町の物語 瀬戸内の海城が開いた都市デザイン

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出版社:瀬戸内人 著:西成 典久 176p  B5変形版並製 2024年3月刊

なぜ高松に巨大な海城がつくられたのか?

「ブラタモリ(高松編)」の案内人がおくる、香川・高松の形成史
高松・香川在住者、城・歴史・旅行好き、まちづくり・地域振興・教育関係者必読!

地形と歴史、文化と経済によって紡がれた高松の「まちの記憶」を、描き下ろしイラスト15点、図版資料(城絵図・地図・写真など)295点におよぶ豊富な図版とともに丁寧にひもときます。
江戸と現代の高松を比較した「まち歩きマップ」付き!



はじめに

瀬戸内海に開かれた港町・高松。
ここにはかつて、日本を代表する巨大な海城がありました。

戦国末期、瀬戸内海を中心に日本各地に近世の海城がつくられますが、高松はその最初期で最大の規模を誇りました。
現在、高松は香川の県都として栄え、港には多島海をめぐるフェリーが行きかい、まちは多くの市民や旅行者でにぎわっています。その発展の基層には、高松の地につくられた海城と城下町が深く関わっており、近世初頭、海城によって開かれた交易の場は、現代においても形を変えて引き継がれています。

しかし、現代に暮らす私たちはそうした「まちの記憶」に触れる機会が少なく、まちが育んできた豊かな蓄積を今の暮らしにいかしきれていないのが現状です。そこで、本書では現在の香川・高松の成立と発展に多大な影響を与えてきた海城に着目し、海城からみた高松の歴史や魅力をていねいにひもとくことにしました。

本書で描かれる、地形と歴史、文化と経済が交わる「海城町の物語」が多くの人に響き、楽しさと豊かさが詰まった「まちの記憶」にふれる手助けとなることを願っています。

目次

第1章 海城町の誕生と発展
・なぜ高松に巨大な海城がつくられたのか
・地形の恵みをいかした高松城下のまちづくり
・全国の海城町との比較

第2章 海城町の近代化
・明治以降 海城は高松をどう発展させたのか
・海城がもたらした高松の栄枯盛衰

第3章 海城町の都市デザイン
・現代につながる高松城下の都市設計
・歴史をめぐるまちあるき


著者について

西成 典久(にしなり のりひさ)
香川大学経済学部・大学院創発科学研究科教授。工学博士。
専門は都市計画、景観デザイン・形成史。東京工業大学第6類(建築・土木系)卒、同大学院社会工学専攻(景観研究室)博士課程修了。共著に『初めて学ぶ都市計画(第二版)』市ヶ谷出版社、『日本の都市づくり』朝倉書店、『都市計画家 石川栄耀』鹿島出版会(日本都市計画学会石川奨励賞)他。おもな受賞歴として、観光庁長官賞(学生プロジェクト)、高松市美しいまちづくり賞(設計者)。
NHKブラタモリ「高松~巨大な海城は町をどう発展させた?~」案内人。

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