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群れから逸れて生きるための自学自習法
¥1,980
版元:明石書店 著:向坂くじら|柳原浩紀 四六変並製 192ページ 2025/03/25刊 注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論 「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。
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2024年の本部町営市場
¥1,980
SOLD OUT
発行元:HB BOOKS 編:橋本倫史 四六判並製 360ページ 2025年3月21日刊 まちに暮らすひとびとの声に耳を傾け、 土地に流れてきた時間に想いを寄せる。 ひとりひとりの語りから、 まちとは何かを問い直す。 2024年9月、突如として解体の方針が発表された、沖縄本島の本部町(もとぶちょう)にある、本部町営市場。そこに店を構える23軒の店主ひとりひとりの語りから、本部町が――ひいては沖縄が歩んできた近代が浮かび上がる。わたしたちにとって今、まちとはどんな場所なのか――? 目次 ◉聞き書き 仲村商店 浦崎精肉店 西平精肉店 古堅精肉店 金城鮮魚店 友寄商事 コスメティックさくら にしき屋 Ribbon 玉城商店 いちばキッチン 島しまかいしゃ Half Time Cafe シーサーや いっぷく家 A Gallery 施術処peaceness トータルビューティーM.LUNE すこやか農場 Black Lives Matter Coffee 「本部町営市場と18年」 知念正作(自家焙煎珈琲みちくさ)、知念沙織(市場豆花店) ◉寄稿・談話 「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者) 「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家) 「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長) 「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士) 「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) 「迷子になる」山本ぽてと(ライター・編集) 「安心な市場」宇田智子(「市場の古本屋ウララ」店主)
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強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考
¥1,980
版元:ダイアモンド社 著:井上慎平 A5変形並製 304ページ 2025年03月刊 強いビジネスパーソンを目指して鬱になり考えた、「資本主義のしんどさ」から自分を守って生きる法。これは僕だけの話じゃない。 はじめに 僕たちは、「強くなろう」とせずにいることがとても難しい時代を生きている 第1章 強さを求めて、弱くなった 「優秀なビジネスパーソン」になりたくて 「経済」という言葉のもどかしさ 「弱さ」とは、「社会に求められる人間」になれないこと ガードレールを殴りたい 「うつになる」とはどういうことか 「能動的」に悪くなる 「何もできない地獄」で学んだ3つのこと ある末期がん患者との出会い 人生は逆算できない 復職に向けて 第2章 成長のレースからは降りられないのか? 完治していない障害の日常 なぜ会社は毎年成長しなければいけないのか? 投資家を魅了し続ける終わらないゲーム 「脱成長」は実現可能なのか? 時代の加速と定年まで勤め上げられない僕たち 「成長には興味ありません」なんて言えない いつどこにいても安定できない時代 「強いビジネスパーソン」と市場価値 市場経済は厳しいが、その恩恵はもう手放せない お金がないと何もできない世界に生まれて それでも、役に立たなくたっていい なぜエッセンシャル・ワーカーの給与が低いのか 第3章 なぜ「時間を無駄にしちゃいけない」と思ってしまうのか? 未来のために「手段化」される現在 「前のめり」の強迫意識 「分配される時間」と「生成される時間」 僕たちはもっとゆったり生きるはずだった コスパやタイパを無意識に考えてしまう理由 ちょっと、いったん落ち着こう 努力とは「癒し」である そして勤勉とは「逃避」である 日本の「努力はいいことだ信仰」はいつから始まったか 大人になったのにずっと「試験」が終わらない 第4章 能力主義って苦しくないか? 「敗者」にしか言えないこと 「コミュ力」など存在しない 能力は所有できない 能力は評価もできない 点ではなく面で考える 能力は「人と人の間」に生まれる そして能力は「移ろう」 能力主義は「成長」の促進剤である 正しくはないが「効果的」 「個人に成長を求めず競争力を高める経営」の可能性 老いて必ず「能力」は消えゆく 誰かが生きやすくなった世界は、きっと誰かが生きづらい 第5章 「理想的なビジネスパーソン像」は強すぎないか? ビジネスの世界はどんな個人を前提としているか? 僕たちが強くなりきれない理由 「いつでもどこでも誰とでも、私は私」な強い個人 「個人」という概念の起源 「個人主義」こそ例外的 個人主義と能力主義は相性がいい なぜ日本で「根回し」の文化が発展したか 「いいえ」とはっきり言えない僕たち 日本の国語教育に見る「共感のすり合わせ」 アメリカの国語教育で叩き込まれる「結論ファースト」 アメリカの歴史教育に根付く「強い個人」の世界観 日本の教育とビジネスの論理の決定的な違い 「パチンコ玉的自分」と「ウツワ的自分」 どこより自然に翻弄されて育った受け身の文化 「おのずから」と「みずから」 「やりたいことがある人はえらい、って空気やめてもらえます?」 ウツワ的に働く 第6章 自分を責めすぎないために 「誰になるか」を選び続けるしんどさ 愛ってなんとなく冷めるよね 「たまたまこうなった」だけの自分 人は「物語化」しないと世界を理解できない この風船がどこに飛んでいくかを誰も知らない みんな話をでっちあげながら生きている 間違ったことを信じるほうが幸せでいられる 泣くのに理由なんてない 私とは記憶である 私は誰かの中にいる 第7章 弱いままにどう生きるか 休むのではなく「別の行為をする」 「詩人の目」で見る むき出しのネガティブを他人にどう伝えるか 「戸惑っていること」をそのまま伝える 「仕事以外の依存先」を増やしておく あえて「しがらみ」に飛び込む 大人になってから友だちをつくるシンプルな方法 友達づくりに「コミュ力」はいらない あらゆる存在と「関係性のセーフティネット」を張る 逃げられるうちに逃げる 「よりよい明日」を目指さない 最終章 弱さの哲学 「わかること」がわかってなかった 回復の物語から再び転げ落ちる 理性には限界がある 学ぶ者の「上から目線」 「愚かさ」でつながる可能性 愚かさとは「理性の失敗」である 傷つけてしまったら「ごめん」 「余裕がない人」のための思想を 僕は犯罪者だったかもしれない 人には人の地獄がある 悟ったフリはしないでいい 人生が怖いけど おわりに 参考文献 著者 井上慎平(いのうえ・しんぺい) 1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。ディスカヴァー・トゥエンティワン、ダイヤモンド社を経て2019年、ソーシャル経済メディアNewsPicksにて書籍レーベル「NewsPicksパブリッシング」を立ち上げ創刊編集長を務めた。 代表的な担当書に中室牧子『「学力」の経済学』、マシュー・サイド『失敗の科学』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、北野唯我『転職の思考法』(ダイヤモンド社)、安宅和人『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)などがある。 2025年、株式会社問い読を共同創業。
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酒場とコロナ あのとき酒場に何が起きたのか
¥2,200
版元:本の雑誌社 著者:大竹聡 四六判並製 320ページ(カラー256ページ)2025年2月28日発売 僕らにとって一番辛いのは、忘れられてしまうことです」 酒場取材30年の「酒とつまみ」創刊編集長が聴き歩いた生の声。 コロナに翻弄された酒場の記録。 当面の間、休業いたします。 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、休業、時短営業、ソーシャルディスタンス、酒類提供禁止、人数制限、90分、感染対策、テイクアウト、お弁当、ランチ、検温、消毒、アクリル板、マスク飲食、ノンアル、酒類提供午後7時まで、飲食店8時閉店、持続化給付金、雇用調整助成金、営業自粛協力金... 酒場の主たちは何を考え、どう過ごしてきたのか。
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エッセイと実用 自分のお葬式ハンドブック
¥1,430
SOLD OUT
発行・編集:rn press 新書判 ページ 2025年3月10日刊 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。
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大宮エリーの東大ふたり同窓会
¥2,090
版元:朝日新聞出版 著:大宮 エリー 四六判並製 288ページ 2025年2月21日刊 東大卒を隠して生きてきた大宮エリーさんが同窓生と語り合った「AERA」の連載「大宮エリーの東大ふたり同窓会」を単行本に。養老孟司さん、小沢健二さん、膳場貴子さん、角野隼斗さん、成田悠輔さん、小川 哲さんら20人の東大時代の秘話や合格法など必見の一冊。
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仕事と人生で削っていいこと、いけないこと
¥1,760
版元:大和出版 著:秋田道夫 四六判並製 192ページ 2025/02/28刊 「『ちゃんと選んで掘り下げる』が最高のタイパ」「あえて『敷居の高そうなイメージ』を保つ」「締め切りは自分で『前倒し』に設定」――人気プロダクトデザイナーが解く、生きる上での指針。仕事は速やかでも、人生は穏やかに
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「働けない」をとことん考えてみた。
¥2,090
版元:平凡社 著:栗田隆子 四六判並製 216ページ 2025/02刊 働かない、働けない、働きたくない……。 「普通の働き方」ってなんだろう? ロスジェネ世代、非正規雇用、職場のハラスメント、 うつと休職、生活保護、障害年金── 『ぼそぼそ声のフェミニズム』著者がつづる 〈働けない〉側から考える、あたらしい労働論。
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格差の”格”ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性
¥1,760
版元:朝日新聞出版 著:勅使川原真衣四六判並製 240ページ 2025年1月20日刊 「『わかる』とは?に挑んだ意欲作。「要するに」病の人にこそ、ぜひ読んでほしい」――山口周氏推薦! 「タイパ」重視、「自己肯定感」育て、「ウェルビーイング指標」の活用、「自立」の推進、「リスキリング」のススメ、「機嫌」を良くする方法、「成長」の希求、「つぶしが効く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになる方法」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。
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大きなシステム小さなファンタジー ゆっくり、いそげ2
¥2,750
版元:クルミド出版 著:影山知明 四六版並製 480ページ 2024年12月1日刊 「あなたの雇い主は、実はシステムなのだ。」 ──システムの力が強くなると、あなたが、時間が、関係性が、ことばが、手段になる。すべてが利用価値ではかられるようになる。現代の生きづらさの原因はここにある。 あなたがあなたであることから、それを互いに受け止め合うことから、やり直せないか。 クルミドコーヒーで、ぶんじ寮で、国分寺で。 何かとたたかうのではなく、何かを変えようとするのではなく、軽やかに、遊ぶように、「もう一つの道」を切り拓いてきた著者による、実践の記録。未来への展望。 種が土と出会い、芽を出し、やがて木へと育つように。一本の木が、まわりのいのちと関わりながら生態系を育み、やがて森へと育つように。 解き放とう、あなた自身を。 「一つ一つのいのちが大切にされる社会」はもう、すぐそこにある。
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正直、親切、笑顔 ぼくが大切にしている125の言葉
¥1,375
SOLD OUT
版元:光文社 著:松浦弥太郎 新書判上製 176ページ 2025年1月22日発売 「この本をあなたの大切な人に、プレゼントしてください」。エッセイスト松浦弥太郎さんが日々書きとめてきた、お守りのような言葉を一冊にまとめました。「弱いってことは強いってことなんだと思う。弱いとわかっている強さってある」「百冊の本を読むよりも、一冊の本を百回読みたい」など、苦しいときに、穏やかな呼吸を取り戻すために、紙の手触りを感じながらページを開いてほしい。紙の本を愛する人に贈る至福の一冊です。
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ムクの祈り タブレット純自伝
¥1,980
版元:リトルモア 著:タブレット純 四六判並製 200ページ 2024年12月刊 あなたは「タブレット純」を知っていますか? テレビ・ラジオ出演、週刊誌・新聞連載などレギュラー多数、 浅草・東洋館や「笑点」にも出演する、歌手にして歌謡漫談家、歌謡曲研究家……。 リサイタルのチケットは秒殺、黄色い声援が飛びかう局地的大スターは、じわじわと一般的人気を得て、噂の人に! 異能かつ異端の存在「タブレット純」は、どのように誕生したのか。 いま一番気になる存在・タブレット純が初めて綴る、泣き笑い青春記。 タブレット純(たぶれっと じゅん) 幼少時よりAMラジオを通じて古い歌謡曲に目覚め、思春期は中古レコードを蒐集しながら愛聴、研究に埋没する。高校卒業後は古本屋、介護職などの仕事をしていたが、27歳の時、「和田弘とマヒナスターズ」にボーカルで加入。以後2年間、和田弘氏逝去まで同グループにて活動した。グループ解散後は、都内のライブハウスにてネオ昭和歌謡、サブカル系のイベント出演の他、寄席・お笑いライブにも進出。ムード歌謡漫談という新ジャンルを確立し、異端な存在と言われながら、ライブ、ラジオ、寄席等々で活躍、人気を得る。2024年現在、テレビ、ラジオのレギュラー番組は「阿佐ヶ谷アパートメント」(NHK)、「タブレット純 音楽の黄金時代」(ラジオ日本)、「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)ほか。著書に『タブレット純のムードコーラス聖地純礼』(山中企画)など。大沢悠里や永六輔、小沢昭一、吉田照美、徳光和夫といった、渋い人たちの声帯模写を得意とする。オリジナル曲に、「夜のペルシャ猫」「おしぼりをまるめたら」「東京パラダイス」「母よ」などがある。
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起業の天才 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
¥1,155
版元:新潮社 著:大西康之 文庫版 592ページ 2024/10/29刊 2013年2月、ある男がひっそりと息を引き取った。所持品は『会社四季報』と現金100万円。江副浩正――。株式時価総額8兆円企業リクルートの創業者だ。インターネット時代を予見しクラウド・サービスに着手する一方、違法でなければ合法と未公開株をバラ撒き、戦後最大の疑獄リクルート事件を引き起こした。今や社史からも存在を消された男の生涯を辿り、日本経済再生の道を見出す傑作評伝。
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会社と社会の読書会
¥1,980
版元:黒鳥社 著者:畑中章宏、若林恵、山下正太郎、工藤沙希 編:コクヨ野外学習センター/WORKSIGHT A5判並製 224頁 2025年1月18日刊 わたしたちはいつから「社会に出る」ことを「会社に入る」ことだと思うようになったのだろう?現代日本人の生活にあまりにも行き渡り、出世や勤勉さ、あるいは欲望といった日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのだろう。 自律協働社会のゆくえを考えるメディア「WORKSIGHT」が、民俗学者の畑中章宏を招いて会社と社会を考える読書会を開催。 『学問のすゝめ』から『ブルシット・ジョブ』、自己啓発から不倫まで、「日本の会社」という謎に迫る対話集!
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「これくらいできないと困るのはきみだよ」?
¥2,255
版元:東洋館出版社 編著:勅使川原 真衣 著:野口 晃菜・竹端 寛・武田 緑・川上 康則 四六判並製 :376頁 2024年12月17日刊 学校の内外から教師・子どもに向けられる能力主義を語りひらく 社会や労働にある一元的な能力主義や「傷つき」について、組織開発者として日々論じている勅使川原真衣さんが、教育・福祉の専門家・実践家と対談。学校をめぐる際限なき「望ましさ」の背景にどんな傷つきや焦りがあるのかを探り、一元的な能力主義をほぐしていくための糸口を考えました。 環境や関係性を無視した能力観の果てに 社会では、日々さまざまな能力の必要性が訴えられていますが、それらは非常に移ろいやすいものです。労働の世界に目を向ければ、「新卒で必要な能力」が時代とともに移ろいますが、能力とは個人に宿るものではなく、その発揮は本来、環境との関係に左右されます。 そして、労働の世界とは切っても切りはなせない関係である教育の現場でも、「コミュニケーション能力」「非認知能力」「指導力」という表現に、こうした一元的な能力主義の片鱗を見つけることは難しくありません。 例えば、「これくらいできないと困るのはきみだよ」。言ったり、言われたりしたことのある人は多いでしょう。学校で相手や自分に「これくらいできないと困るのはきみだ」と言いたくなるときには、どのような社会で生きることが想定されているでしょうか。 「これくらい」が規定する社会は存在するのか 本書の編著者である勅使川原さんは、「能力とは個人に宿るものではなく、他者や環境との関係の中で発揮されるのではないか」と提案します。そして、一元的な能力主義を脱するためには、個人がすべての“能力”を身に付けて「強い個人」として生きることを目指すのではなく、強さと弱さ、とがりや特性を組み合わせて生きていくことを目指すほうが大切なのではないかとも考えます。 本書では、「これくらいできないと」に表現される焦りが、昨今の学校をめぐる状況への合理化として表れているのではないかと仮定し、どうすれば一元的な能力主義という“自縄自縛”をほぐしていけるのかを議論します。 「学校だけが変わったって意味はない」? 「学校がいくら個性を大切にしても、その先で生きていく社会が変わらなければ、結局困るのは子どもたちではないか?」――こうした不安も生じるかもしれません。しかしながら、不登校児童生徒が30万人を超える今、このまま進んでいったとして、学校は子どもたちにとって、そして先生にとって、どんな場所になりうるでしょうか。私たちは、なに「から」始めていけそうでしょうか。4つの語り合いを通して、学校にある大人や子どもの傷つき・葛藤をつぶさに見つめながら、糸口をいっしょに考えていくための1冊です。
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こじらせ男子とお茶をする
¥2,200
版元・編集:月と文社 280p 判型173mm × 109mm 20241211刊 「どこへ行ってもやっていけない気がした」「人と同じことをするのがいやだった」「自分を理解されてたまるか、と思っていた」――。「こじらせている」と自覚する男性たちの、安定のレールに乗らない生存戦略とは? 元ニート、ミニマリスト、芸人、ひとり出版社経営者など、「主流」から逸脱し、振り切った生き方をしてきた30~50代の男性6人が登場。「何者かになるとは」から「オタクであること」まで、彼らならではの自意識との向き合い方や、世の中へのまなざしに触れる濃厚インタビュー集。 <本書に登場する男性たち> 島田潤一郎:ひとり出版社「夏葉社」代表。不器用な生き方を綴った『あしたから出版社』がロングセラー pha:元“日本一有名なニート”。近著『パーティーが終わって、中年が始まる』が大ヒット中 佐々木典士:ミニマリスト。『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』が世界累計80万部突破のベストセラーに ファビアン:芸人。吉本興業の第一芸人文芸部で活動。著書はショートショート小説『きょうも芸の夢をみる』 田中 弦:Unipos社長CEO。「人的資本開示のマニアック報告会」で上場企業経営者が大注目する異色の起業家 下平尾 直:ひとり出版社「共和国」代表。文化批判的な書物を圧倒的な熱量で刊行する、存在感際立つ版元
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幸福への道
¥2,475
出版社:文藝春秋 著:岡村 靖幸 四六判並製 376頁 2024年11月刊 あなたにとって幸福とは何ですか? 「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。 「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。初回配本分には初回限定封入特典「岡村ちゃん特製しおり」付。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。 【「まえがき」より】 22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸) 【ゲストのみなさん】 神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家)
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「弱いまま」で働く やさしさから始める小さなリーダーシップ論
¥1,760
版元:KADOKAWA 著者:エミリア・エリサベト・ラハティ 四六変形並製 312頁 2024年10月02日刊 北欧・フィンランド出身の著者が見つけた「有害な力」から自分を守る方法 達成中毒から本当に豊かな人生へ 長い人生を生きのびるために必要な考え方 つい、自分に厳しくしてしまうのはなぜ? ●パワー恐怖症を克服する ●無力感が及ぼす悪影響 ●有害なリーダーシップを無効化するには ●「がんばりすぎない」勇気 ●無理をしつづけるという自分への害 ●人当たりのよさと本当の思いやりの違い ●「がっかりさせる勇気」を持つ ●「小さな選択」が持つ意義 ●セルフケアとはパワーを取り戻すこと 「世界中の人々が、「今、ここ」に存在すること、ペースを落とすこと、自分を見つめ直すこと、 人と人とが互いにつながり合うことに価値を置く分野に興味を抱くようになりつつある。」(「序章」より)
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虫坊主と心坊主が説く生きる仕組み
¥1,760
SOLD OUT
版元:実業之日本社 著:養老孟司 名越康文 四六判並製 240p 2024年11月刊 仕事、成功、世の中、自分、死の圧倒的現実を、静かに説き明かす対談! 「やりたいことっていうのは仕事じゃねえよ」 「死んでんのかな、ほんとに」 -養老孟司 「成功すればするほど苦しくなるんじゃないかな」 「みんな自分の願望の充足のために現実を利用しようと躍起」 -名越康文 この本では、私たちが日常で感じる「わけのわからなさ」に対する洞察が交わされています。「お経は答えそのものである」との名越さんの言葉から、対談では様々な生きることの出来事が話題に上がります。 名越さんによると、人間は現実を見ずに幻想を追いがちで、その結果、不必要に動揺したり悲しみや怒りを感じたりしているそうです。養老先生の役割は、そんな人々に「現実はこうだ」と示してくれることです。その結果、心が安定するのだとか。また、お経は私たちの抱える様々なもやもやをスッキリさせてくれるものであり、人々の幸せを願いながら、真の教えを伝えているとのこと。 名越さんと養老先生が何を語っているのか、それは社会を変えようとする意図ではなく、あくまで彼らの「らしさ」が反映された対談となっています。そして、お二人は対談が人々に何かの教訓を与えるとは考えておらず、ただお経のように心に響く何かを提供したいと願っています。 この対談を通じて、読者は日常生活の混乱や不安から一時的にでも解放され、新たな視点で生の謎に思いを馳せる機会を得られることでしょう。生きることの本質に迫る試みとして、名越さんと養老先生の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
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わたしからはじまるわたしたちを育む働き方 つながり、編み出す、協同労働の生きる力
¥2,200
版元:コトノネ 著:古村伸宏 小野りりあん 斎藤幸平 伊藤亜紗 藤原辰史 広井良典 B6並製 260ページ 2024年12月4日刊 「働く」の概念を変えていこう 雇われるのでも、一人で事業をするのでもない。 フェアな人間関係の中で仕事をおこして、自分と、 自分の暮らす地域を、豊かにしていく。 そんな「協同労働」という働き方が日本でも少しずつ広がっています。 「協同労働」歴38年の古村伸宏さん(日本労働者協同組合連合会理事長) が、いま注目する5名の研究者・活動家と対談。 「協同労働」を通して、いまの時代やこれからの社会のあり方を探り出します。 ●目次 ・はじめに ・労働者協同組合とは ・小野りりあん+古村伸宏 自分たちで決めて、自分たちのために働く ・斎藤幸平+古村伸宏 まずは、自分の足元から。コモンが広げる「暮らし」革命 ・伊藤亜紗+古村伸宏 マニュアルから離れ「人間になる」 ・藤原辰史+古村伸宏 コミュニティの境目を「はたらき」がつないでいく ・広井良典+古村伸宏 閉じた社会に橋をかけていく ・資料 ワーカーズコープ未来ビジョン2023 ・あとがき
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クソッタレな俺をマシにするための生活革命
¥1,980
版元:左右社 著:済東鉄腸 四六判並製 256ページ 2024年11月29日刊 脱引きこもり中の引きこもり、男らしさを考え直してたら、人間として生き直すことになった── リアルの世界の人には肉体がある。当然だろうと思うかもしんないが、ネットに入り浸りそういう感覚が希薄だった俺にはこれが「発見」だった。 初の著書『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』がヒット、エッセイストとして華々しくデビューした済東鉄腸31歳。 インタビューにラジオに引っ張りだこの毎日。他者の中で揉まれ、自身を相対化するにつれて「社会の中で俺って一体、なんなんだ? 男らしさってなんなんだ?」という問いにつきあたる。人生を振り返ってみると、これまで「男らしさ」に悩んだことがなかったのは、そもそも「人間として」自分に自信がなさすぎるからだった…! 人間として、男として。自らの手で選び取った「男」という性をよりマシなものにするため、脱引きこもりを目指して冒険に出る。とはいえそれは地元のショッピングモールと、自宅の往復がほとんど。放棄してきた「生活」の細かな実践、生身の人間との関係構築へと少しずつ歩み出す。そして思いは、最も身近で最も遠かった他者である両親へ── 熱くて小規模な冒険がいま始まる!
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幸せについて
¥1,100
版元:ナナロク社 著:谷川俊太郎 サイズ:118×180mm 107頁 2021年刊 これまで、いわゆる「人生論」は一切出版してこなかった谷川さんですが、87 歳(当時)で初めて、「幸せ」をテーマに、全編書き下ろしの書籍を刊行しました。 豊かな人生経験と、詩人としてのみずみずしい感性から生み出された谷川俊太郎オリジナルの「幸せ」論。 短いことばと手書きの文字で書かれた本書、70年近くを詩人として生きてきた谷川さんの人生の知恵とことばがたくさん詰まった1冊です。 俺、いま幸せなんだよね。 歳とってカラダが重くなって、朝っぱらから昼寝をしたい気分だけど、 ココロはなんか余分なものがなくなって、軽くなってる。軽いのは軽薄とは違うよ。 快活っていうのが近いかな、青空みたいなココロ、でも少しは雲もある。 (本文より)
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未整理な人生
¥2,310
版元:生きのびるブックス 著:インベカヲリ☆ 四六判並製 240頁 2024年9月刊行 人類って、変。うん、すごく変だ。 不幸の手紙、地蔵の誘拐、街場の怪文書、スーモ泥棒、自殺を誘発する発車メロディ、失踪する芥川賞作家と東京藝大出身者、東京地裁のコッペパン、トイプードルと偽って売られるヤギ… 欲望の迂回して、理屈では説明できないことばかりしでかす人間たち。得体のしれない衝動、小さな狂気、ろくでもない人類。そんな未整理な人類を、じっと観察し、人間のよくわからなさを考察する一冊。 著者のインベカヲリ⭐︎さんは、写真家でありノンフィクション作家。乾いてて、ユーモラスで、鋭い。一度読み出すと、止まらなくなります。 「やっぱ、俺らって変だもんな…」と、不思議と気が楽になるというか、解放された気持ちになる一冊でした。なんか愉快!
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写真絵本 はたらくシリーズ 3冊
¥7,260
本屋、製本所、図書館… 吉田亮人さんと矢萩多聞さんの「写真絵本 はたらく』、地味で、実直で、うつくしい。 ・・・・・・・・・・・・・ 朝から晩まで、 ひとつの職業の人にはりついて、 その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。 大人と子どもがともに読みながら 「はたらく」ことの意味を考える あたらしい写真絵本シリーズ(総ルビ)。 ①写真絵本 はたらく 1 はたらく本屋 ISBN(JAN) 9784422701912 写真 吉田 亮人 著・文・その他 矢萩 多聞 出版社(メーカー名) 創元社 本体価格(税抜) ¥2,200 発行日 2024/09/12 頁数 24 判型 B5変形 ②写真絵本 はたらく はたらく図書館 ISBN(JAN) 9784422701943 写真 吉田 亮人 著・文・その他 矢萩 多聞 出版社(メーカー名) 創元社 本体価格(税抜) ¥2,200 発行日 2024/11/10 頁数 28 判型 B5変形 ■第1巻:はたらく本屋 大阪にあるちいさな本屋「長谷川書店」は、 子どもからお年寄りまで 地域の人たちに愛される町の本屋さん。 朝、お店のなかでは、とどいたばかりの 新しい本がぎっしりつまった箱がいったりきたり。 いそげいそげ、もうすぐ10時。 お客さんがやってくる--。 ■はたらく図書館 奈良の図書館「奈良県立図書情報館」。 図書館の仕事ってのんびりしてそう、 と思ったらおおまちがい。書庫から本を取り出して、 返ってこない本をさいそくして 壊れた本を直すこともある。 司書は毎日大忙し、いきつくひまもありません。 図書館の知られざる裏側を覗きます。 ③写真絵本 はたらく はたらく製本所 ISBN(JAN) 9784422701936 写真 吉田 亮人 著・文・その他 矢萩 多聞 出版社(メーカー名) 創元社 本体価格(税抜) ¥2,200 発行日 2024/11/10 頁数 28 判型 B5変形 ■はたらく製本所 埼玉県にある製本所「松岳社」ではたらく 笠井瑠美子さんの一日。 紙を折る人、切る人、あわせる人、綴る人、 運ぶ人……製本工場はおおきないきものみたい。 『広辞苑』から『はてしない物語』まで数多くの本を つくってきた製本所の静かなドラマ。