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おてあげ 第5号 特集:あきた。
¥1,100
SOLD OUT
発行者:困ってる人文編集者の会(麻田江里子、柴山浩紀、竹田純) デザイン:髙井愛 B6版並製 88ページ 2025年5月11日発行 「おてあげ」特集の第5号は、「あきた。」 会員の柴山さんからこの特集の提案があったとき、 ぼくと麻田さんはドキッとしました。 もしかして編集やめるの?と。 しかし、柴山さんの話を聞くと、つまるところこれは仕事のマンネリ化とどう付き合うか、 本という著者にとっては場合によっては一生に一度の仕事、あるいは読者にとって人生最後の本になるかもしれない1冊の体験なわけですが、自分たち編集は年に10冊くらいつくるわけで、そこで「あきた。」とは口が裂けても言えないのですが、「おてあげ」では、オフラインだし、ちょっと勇気を出して話してみよう!ということで冒頭に鼎談に臨みました。 そのほか、2024年下半期に読んだ本を話したり、 いつも通り、大変豪華な執筆陣から「こまりごと」エッセイをお寄せいただきました。 具体的には、 早川書房の若きミステリ編集者、井戸本さん(麻田依頼)、 ゲンロン編集部であり、「人文ウォッチャー」の植田さん(竹田が依頼)、 リトルモアで「だれのためのサステナビリティ?」などを担当する當間さん 青山の大きな書店で文芸棚を担当する青木さん(いずれも柴山依頼) 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を編集した修正者の吉田(ボブ) (竹田依頼) 文芸を中心に活躍するベテランライター長倉るる(麻田依頼) といった陣容です。
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今日もよく生きた ニューヨーク流、自分の愛で方
¥1,760
版元:光文社 著:佐久間裕美子 四六判並製 184ページ 2025年6月刊 ニューヨークに暮らして約30年。この街で出会った人々から教えてもらい、少しずつ築き上げたセルフケア、セルフラブの道具箱のおかげで、なんとか自分らしく生き抜いてきた。揃えた道具を取り出しては自分という存在を理解すること、許すこと、愛することを身につけるためのすべを、もがきながら習得しようとしてきた著者。呑気に無傷で生きるなんてできない社会の中で、「今日もよく生きた」と自分に言ってあげたくなる一冊。
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孤独の時間。
¥1,430
版元:講談社 編: 群像編集部 B6変型並製 192ページ 2025年06月26日 自分自身をひとりじめ。 24時間365日、いつでも何かと繋がる時代。 見えてきたのは、「寂しい」以外の孤独のかたち――。 大好評『休むヒント。』『おいしそうな文学』に連なる、文芸誌『群像』発エッセイ・シリーズ第三弾!! 豪華執筆陣44名が綴る、「ひとりの時間」に向き合うエッセイ・アンソロジー。 豪華執筆陣44名!! 麻布競馬場、阿部加奈子、一川 華、一穂ミチ、伊藤亜和、井戸川射子、稲垣 諭、イリナ・グリゴレ、岩内章太郎、上野千鶴子、加納愛子、上出遼平、qp、くどうれいん、五味太郎、紗倉まな、塩田武士、下西風澄、高瀬隼子、滝口悠生、武田砂鉄、武塙麻衣子、橘 玲、崔 実、千葉雅也、筒井康隆、中島梓織、奈倉有里、西 見奈子、のもとしゅうへい、乗代雄介、東出昌大、平岡直子、平野啓一郎、僕のマリ、堀江敏幸、皆川博子、宮内悠介、宮地尚子、燃え殻、山口未花子、山本アマネ、山本奈衣瑠、ゆっきゅん (執筆者一覧・50音順)
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地方女子たちの選択
¥1,980
SOLD OUT
版元:桂書房 著:上野千鶴子・山内マリコ・藤井聡子 四六判並製 265ページ 2025年6月刊 上野千鶴子×山内マリコ 初共著! 「地方の女性流出」が取り沙汰される今日だが、当の女性たちの姿はあまり見えない。それは女性が減ると産まれる子どもの数が減るという、「数」でしか見られていないからだろう。 本書では、地方都市のひとつ富山で女性14人の語りを聞き取り、「数」から「生身のある人間」へと解像度をあげた。彼女たちはなにを選んできたのか、選べなかったのか。語りを通して、みえてくるものとは。 「富山から出ていく」選択をした上野千鶴子と山内マリコが、様々な選択が幾重にも交錯する語りをふまえ、対談し、地方をみつめなおす。 はじめに 第1章 出ていった私たち 地方女子の生きる道——上野千鶴子 帰りたいけど帰れない——山内マリコ 第2章 女性たちの語り 聞き取りにあたって ライフヒストリー(聞き取り) テーマ別でみる女性たち 「語る」を取り戻す——藤井聡子 第3章 対談(上野千鶴子×山内マリコ) 地方女子たちの選択 あとがき
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現代中国女性のライフコース 一人っ子世代の親子関係と家族意識を読み解く
¥3,300
版元:青弓社 著:陳予茜 四六判並製 208ページ 2025年05月28日刊 1979年に導入された一人っ子政策のもとで生まれ育った女性たちは、中国社会にとってどのような存在なのか。彼女たちは、家族とどのような関係を築き、自分の人生をどう切り開いているのか。 40人の一人娘へのインタビューから、就職から恋愛、結婚、育児、家族との関係の現実までを丁寧に描き出す。そして、男性を優位に置く中国の家父長制規範や市場経済での差別に直面しているため、一人娘とその親たちが「家族」という単位でその厳しい社会を生き抜こうとしていることを明らかにする。 いまでも「皆婚社会」で結婚規範が強く、一方で高齢者や子どもへの公的な支援が少ない中国で、女性たちがジェンダーの不平等やケアの個人負担などの様々なプレッシャーに向き合い、家族と連携して自身のライフコースを築く姿を浮き彫りにする。
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人間をみつめて
¥891
版元:河出書房新社 著:神谷美恵子 文庫版 152ページ 2025.06.06刊 『生きがいについて』『こころの旅』と並ぶ、ハンセン病治療につくした精神科医・神谷美恵子の代表作新書判の初文庫。弱い自分を支える、人間を越えるもの、恩恵、使命感の意味を問い直す。
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働きたいのに働けない私たち
¥1,980
版元:世界思想社 著:チェ・ソンウン 訳:小山内園子 四六判並製 160ページ 2025/05/20刊 女性は投資の対象外? 女性は好きでパートをしている!? 韓国の子持ち高学歴女性は労働市場から退場していく。社会は有能な人材を失い続け、母親たちは代わりにわが子の教育で競争に参戦する。男性本位の職場、個人化されたケアを解体するために何が必要か。スウェーデン、アメリカとの比較から考える。 解説:中野円佳「手を取り合える日韓の女性たち」 女が仕事も夢も子どもや家庭も持ちたいと願うことって、図太いからなんかじゃないよね?! とことん論理的な分析の向こうに涙が滲み出る。 ――小林エリカ(作家・アーティスト) ガラスの天井、L字カーブ、ケアの個人化。労働と出産をめぐる性差別が蔓延するこの国で、〈男たち〉はずっと透明のままでいいのか? ――清田隆之(文筆家)
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新版 就職しないで生きるには
¥2,090
版元:晶文社 著:レイモンド・マンゴー 四六判並製 232頁 2025年5月刊 働き方・ライフスタイル本の原点 自分のリズムにあわせて働き、好きなことで生計を立てる。 40年以上にわたり若者たちを励ましてきた不朽の名著。 仕事と生き方に悩むすべての人に。 嘘にまみれて生きるのはイヤだ。だが生きていくためにはお金がいる。だから自分の生きるリズムにあわせて労働し、人びとが本当に必要とするものを売って暮らすのだ。天然石鹸をつくる。小さな本屋を開く。その気になれば、シャケ缶だってつくれる。頭とからだは自力で生きぬくために使うのだ。失敗してもへこたれるな。ゼロからはじめる知恵を満載した若者必携のテキスト。〔1981年初版〕
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締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか 「先延ばし」と「前倒し」の心理学
¥990
SOLD OUT
版元:光文社 著:安達未来 新書版 256ページ 2025/04/16刊 「先延ばしが悪、前倒しが善」、は現代社会の思い込み!――だれもが経験したことがある「先延ばし」や「前倒し」を、最新の心理学研究を用いて解明するのが本書の目的である。前倒しが礼賛されがちな“タイパ社会”において、諸悪の根源のように扱われがちな先延ばしであるが、実は考える時間を十分に取れる、クリエイティビティが促進されるなどの多くの長所がある。一方、先延ばしも前倒しも「やり過ぎ」は問題を引き起こす。本書では、自分の傾向を把握して“ちょうどいいタスクマネジメント”を身につける方法や、「先延ばし派」と「前倒し派」が協力して仕事や家庭を回すコツを伝授。「適時のタスクマネジメント術」で人生が変わる!
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私の孤独な日曜日
¥1,980
発行・編集:月と文社 B6変形判並製 184ページ 2025年5月刊 映えないからこそ、愛おしい。自分を見つめる17人の休日ひとり時間の過ごし方 休日のひとり時間、あなたは何をして過ごしますか?――世代やバックグラウンドの異なる17人による、ひとりで過ごす休日についてのエッセイ・アンソロジー。20代から50代まで、独自の視点と感性で文章を書く人たちに執筆を依頼。書き手の肩書きは、事務職、マーティング職、システムエンジニア、バリスタ、専門紙記者、大学院生、イラストレーター、書店店長、ライター、ひとり出版社経営者など。無名でありながらも、その人ならではの「孤独」の風景を持つ方々から、魅力あふれるエッセイが届きました。 誰かの「映えない」休日の裏にあるさまざまな孤独に触れることで、あなた自身の平凡な休日も、不思議と味わい深く感じられるかもしれません。
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YOKOKU Field Notes #03 インドネシア 集まり方の作法
¥1,320
発行:コクヨ株式会社 B5判 128頁 2025年5月13日刊 民族・言語・宗教・自然生態系に至るまで、多様な島々が一つの国家として成立するインドネシア。現代美術の分野を中心に、協働的な活動形態である「コレクティヴ」という切り口でも近年注目を集めています。しかし、彼らの「集まる」行為と集団への観念は、西洋概念の「コレクティヴ」が充てがわれる以前からそれぞれの文化的背景の中で培われてきたものではないか。このような問いが本書の取材の根底にあります。ヴァナキュラーでありながら普遍性を内包する、インドネシア各地の「集まり方の作法」を、個別の営みから見出す一冊です。
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スロー・ルッキング よく見るためのレッスン
¥4,620
版元:東京大学出版会 著:シャリー・ティシュマン 四六判上製 240ページ 2025年4月刊 タイパだ、コスパだ……なんと古臭いのだろう。ハーバード大学プロジェクト・ゼロ主任研究員の著者がゆっくり見ることの効用を様々な角度から論じ、少しの工夫で誰でもできる実践的な提案を行う。ゆっくり見れば世界が変わる、教育学研究最前線――スロー・ルッキングのすすめ。
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センスのはなし 無理をせず、無駄を楽しむ
¥1,980
版元:ディスカバー21 著:秋田道夫 四六判並製 176ページ 2025/2/21刊 「センス」というと、 どこか緊張感があって肩に力が入るような、 窮屈なイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。 本書でご紹介するのは、自然体で心地よいのに、洗練された暮らし、生き方のヒント。 ほんの少しの工夫があれば、だれにでも実践できるものです。 著者は、SNSでのつぶやきが話題を呼び10万超フォロワー、 生活に寄り添うデザインを手がけてきた人気プロダクトデザイナーの秋田道夫氏。 そんな秋田氏が、心の持ち方から居心地のいい部屋のつくり方、 ファッション、ほどよいコミュニケーション術まで、 日常の中で大事にしている「暮らしのセンス」「生き方のセンス」について直筆のイラストやたっぷりの写真をまじえながら、お話しします。
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はじめての老い
¥1,980
SOLD OUT
版元:Pヴァイン 著:伊藤ガビン 四六判並製 200ページ 2025/3/18刊 還暦を過ぎて見えてきた景色は驚愕の連続。 今日も元気に老いていこう。新感覚・老いをめぐるエッセイ集! 還暦を過ぎて見えてきた景色は発見の連続だった。老眼や集中力の減少といった予測できていた事象から、ブランコが怖くなる・手がカサカサになる・自分の中に内包しているマチズモに気づく・頻尿の話など、思いもよらなかったこと。そして「死」に対する感覚の変化にいたるまで。ゲーム・エンタメ界からアート界まで人気の編集者・伊藤ガビン(61歳)が、自身の体と心に直面する「老い」によるあらゆる変化をつぶさに発見し綴った渾身作!! 人生100年時代、未知なる「老い」への予習として、性差を問わず、同年代からこれから老い道に踏み入れようとしている現役世代におくる、令和版「老い」の入門書。これを読めば老いへの予習は完璧だ!
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群れから逸れて生きるための自学自習法
¥1,980
版元:明石書店 著:向坂くじら|柳原浩紀 四六変並製 192ページ 2025/03/25刊 注目の詩人と教育者による、アウトサイダーのための勉強論 「勉強するのに仲間はいらない。むしろ、ひとりでいるために勉強が必要なのだ」。群れず、つるまず、あなた自身でいるための学び方とは。その試みは、他者を理解し、世界をゆがみなく捉える第一歩となる。一斉授業に困難を抱える中高生から、学び直しを求める大人まで。
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2024年の本部町営市場
¥1,980
発行元:HB BOOKS 編:橋本倫史 四六判並製 360ページ 2025年3月21日刊 まちに暮らすひとびとの声に耳を傾け、 土地に流れてきた時間に想いを寄せる。 ひとりひとりの語りから、 まちとは何かを問い直す。 2024年9月、突如として解体の方針が発表された、沖縄本島の本部町(もとぶちょう)にある、本部町営市場。そこに店を構える23軒の店主ひとりひとりの語りから、本部町が――ひいては沖縄が歩んできた近代が浮かび上がる。わたしたちにとって今、まちとはどんな場所なのか――? 目次 ◉聞き書き 仲村商店 浦崎精肉店 西平精肉店 古堅精肉店 金城鮮魚店 友寄商事 コスメティックさくら にしき屋 Ribbon 玉城商店 いちばキッチン 島しまかいしゃ Half Time Cafe シーサーや いっぷく家 A Gallery 施術処peaceness トータルビューティーM.LUNE すこやか農場 Black Lives Matter Coffee 「本部町営市場と18年」 知念正作(自家焙煎珈琲みちくさ)、知念沙織(市場豆花店) ◉寄稿・談話 「市場の生まれ変わり」新城和博(編集者) 「1979年、沖縄」岡本尚文(写真家) 「一期生の思い出」知念正昭(元・本部高校校長) 「建築が語る市場の記憶:本部町営市場」普久原朝充(建築士) 「まちづくりはひとづくり」宮島真一(「シアタードーナツ」代表) 「迷子になる」山本ぽてと(ライター・編集) 「安心な市場」宇田智子(「市場の古本屋ウララ」店主)
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強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考
¥1,980
版元:ダイアモンド社 著:井上慎平 A5変形並製 304ページ 2025年03月刊 強いビジネスパーソンを目指して鬱になり考えた、「資本主義のしんどさ」から自分を守って生きる法。これは僕だけの話じゃない。 はじめに 僕たちは、「強くなろう」とせずにいることがとても難しい時代を生きている 第1章 強さを求めて、弱くなった 「優秀なビジネスパーソン」になりたくて 「経済」という言葉のもどかしさ 「弱さ」とは、「社会に求められる人間」になれないこと ガードレールを殴りたい 「うつになる」とはどういうことか 「能動的」に悪くなる 「何もできない地獄」で学んだ3つのこと ある末期がん患者との出会い 人生は逆算できない 復職に向けて 第2章 成長のレースからは降りられないのか? 完治していない障害の日常 なぜ会社は毎年成長しなければいけないのか? 投資家を魅了し続ける終わらないゲーム 「脱成長」は実現可能なのか? 時代の加速と定年まで勤め上げられない僕たち 「成長には興味ありません」なんて言えない いつどこにいても安定できない時代 「強いビジネスパーソン」と市場価値 市場経済は厳しいが、その恩恵はもう手放せない お金がないと何もできない世界に生まれて それでも、役に立たなくたっていい なぜエッセンシャル・ワーカーの給与が低いのか 第3章 なぜ「時間を無駄にしちゃいけない」と思ってしまうのか? 未来のために「手段化」される現在 「前のめり」の強迫意識 「分配される時間」と「生成される時間」 僕たちはもっとゆったり生きるはずだった コスパやタイパを無意識に考えてしまう理由 ちょっと、いったん落ち着こう 努力とは「癒し」である そして勤勉とは「逃避」である 日本の「努力はいいことだ信仰」はいつから始まったか 大人になったのにずっと「試験」が終わらない 第4章 能力主義って苦しくないか? 「敗者」にしか言えないこと 「コミュ力」など存在しない 能力は所有できない 能力は評価もできない 点ではなく面で考える 能力は「人と人の間」に生まれる そして能力は「移ろう」 能力主義は「成長」の促進剤である 正しくはないが「効果的」 「個人に成長を求めず競争力を高める経営」の可能性 老いて必ず「能力」は消えゆく 誰かが生きやすくなった世界は、きっと誰かが生きづらい 第5章 「理想的なビジネスパーソン像」は強すぎないか? ビジネスの世界はどんな個人を前提としているか? 僕たちが強くなりきれない理由 「いつでもどこでも誰とでも、私は私」な強い個人 「個人」という概念の起源 「個人主義」こそ例外的 個人主義と能力主義は相性がいい なぜ日本で「根回し」の文化が発展したか 「いいえ」とはっきり言えない僕たち 日本の国語教育に見る「共感のすり合わせ」 アメリカの国語教育で叩き込まれる「結論ファースト」 アメリカの歴史教育に根付く「強い個人」の世界観 日本の教育とビジネスの論理の決定的な違い 「パチンコ玉的自分」と「ウツワ的自分」 どこより自然に翻弄されて育った受け身の文化 「おのずから」と「みずから」 「やりたいことがある人はえらい、って空気やめてもらえます?」 ウツワ的に働く 第6章 自分を責めすぎないために 「誰になるか」を選び続けるしんどさ 愛ってなんとなく冷めるよね 「たまたまこうなった」だけの自分 人は「物語化」しないと世界を理解できない この風船がどこに飛んでいくかを誰も知らない みんな話をでっちあげながら生きている 間違ったことを信じるほうが幸せでいられる 泣くのに理由なんてない 私とは記憶である 私は誰かの中にいる 第7章 弱いままにどう生きるか 休むのではなく「別の行為をする」 「詩人の目」で見る むき出しのネガティブを他人にどう伝えるか 「戸惑っていること」をそのまま伝える 「仕事以外の依存先」を増やしておく あえて「しがらみ」に飛び込む 大人になってから友だちをつくるシンプルな方法 友達づくりに「コミュ力」はいらない あらゆる存在と「関係性のセーフティネット」を張る 逃げられるうちに逃げる 「よりよい明日」を目指さない 最終章 弱さの哲学 「わかること」がわかってなかった 回復の物語から再び転げ落ちる 理性には限界がある 学ぶ者の「上から目線」 「愚かさ」でつながる可能性 愚かさとは「理性の失敗」である 傷つけてしまったら「ごめん」 「余裕がない人」のための思想を 僕は犯罪者だったかもしれない 人には人の地獄がある 悟ったフリはしないでいい 人生が怖いけど おわりに 参考文献 著者 井上慎平(いのうえ・しんぺい) 1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。ディスカヴァー・トゥエンティワン、ダイヤモンド社を経て2019年、ソーシャル経済メディアNewsPicksにて書籍レーベル「NewsPicksパブリッシング」を立ち上げ創刊編集長を務めた。 代表的な担当書に中室牧子『「学力」の経済学』、マシュー・サイド『失敗の科学』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、北野唯我『転職の思考法』(ダイヤモンド社)、安宅和人『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング)などがある。 2025年、株式会社問い読を共同創業。
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酒場とコロナ あのとき酒場に何が起きたのか
¥2,200
版元:本の雑誌社 著者:大竹聡 四六判並製 320ページ(カラー256ページ)2025年2月28日発売 僕らにとって一番辛いのは、忘れられてしまうことです」 酒場取材30年の「酒とつまみ」創刊編集長が聴き歩いた生の声。 コロナに翻弄された酒場の記録。 当面の間、休業いたします。 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、休業、時短営業、ソーシャルディスタンス、酒類提供禁止、人数制限、90分、感染対策、テイクアウト、お弁当、ランチ、検温、消毒、アクリル板、マスク飲食、ノンアル、酒類提供午後7時まで、飲食店8時閉店、持続化給付金、雇用調整助成金、営業自粛協力金... 酒場の主たちは何を考え、どう過ごしてきたのか。
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エッセイと実用 自分のお葬式ハンドブック
¥1,430
発行・編集:rn press 新書判 ページ 2025年3月10日刊 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。
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大宮エリーの東大ふたり同窓会
¥2,090
SOLD OUT
版元:朝日新聞出版 著:大宮 エリー 四六判並製 288ページ 2025年2月21日刊 東大卒を隠して生きてきた大宮エリーさんが同窓生と語り合った「AERA」の連載「大宮エリーの東大ふたり同窓会」を単行本に。養老孟司さん、小沢健二さん、膳場貴子さん、角野隼斗さん、成田悠輔さん、小川 哲さんら20人の東大時代の秘話や合格法など必見の一冊。
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仕事と人生で削っていいこと、いけないこと
¥1,760
版元:大和出版 著:秋田道夫 四六判並製 192ページ 2025/02/28刊 「『ちゃんと選んで掘り下げる』が最高のタイパ」「あえて『敷居の高そうなイメージ』を保つ」「締め切りは自分で『前倒し』に設定」――人気プロダクトデザイナーが解く、生きる上での指針。仕事は速やかでも、人生は穏やかに
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「働けない」をとことん考えてみた。
¥2,090
SOLD OUT
版元:平凡社 著:栗田隆子 四六判並製 216ページ 2025/02刊 働かない、働けない、働きたくない……。 「普通の働き方」ってなんだろう? ロスジェネ世代、非正規雇用、職場のハラスメント、 うつと休職、生活保護、障害年金── 『ぼそぼそ声のフェミニズム』著者がつづる 〈働けない〉側から考える、あたらしい労働論。
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格差の”格”ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性
¥1,760
版元:朝日新聞出版 著:勅使川原真衣四六判並製 240ページ 2025年1月20日刊 「『わかる』とは?に挑んだ意欲作。「要するに」病の人にこそ、ぜひ読んでほしい」――山口周氏推薦! 「タイパ」重視、「自己肯定感」育て、「ウェルビーイング指標」の活用、「自立」の推進、「リスキリング」のススメ、「機嫌」を良くする方法、「成長」の希求、「つぶしが効く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになる方法」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。
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大きなシステム小さなファンタジー ゆっくり、いそげ2
¥2,750
SOLD OUT
版元:クルミド出版 著:影山知明 四六版並製 480ページ 2024年12月1日刊 「あなたの雇い主は、実はシステムなのだ。」 ──システムの力が強くなると、あなたが、時間が、関係性が、ことばが、手段になる。すべてが利用価値ではかられるようになる。現代の生きづらさの原因はここにある。 あなたがあなたであることから、それを互いに受け止め合うことから、やり直せないか。 クルミドコーヒーで、ぶんじ寮で、国分寺で。 何かとたたかうのではなく、何かを変えようとするのではなく、軽やかに、遊ぶように、「もう一つの道」を切り拓いてきた著者による、実践の記録。未来への展望。 種が土と出会い、芽を出し、やがて木へと育つように。一本の木が、まわりのいのちと関わりながら生態系を育み、やがて森へと育つように。 解き放とう、あなた自身を。 「一つ一つのいのちが大切にされる社会」はもう、すぐそこにある。