-
子育て短歌 こどもを歌う こどもも歌う
¥1,000
SOLD OUT
著:佐藤晶子 新書サイズ 208ページ 2025年5月刊 「嬉しいことも悲しいこともなんでもないような出来事も五七五七七に収め続けました。すると、短歌の子育てアルバムができあがっていました。」 徳島在住の歌人・佐藤晶子さんの、子育ての短歌を集めた歌集です。お子さんが詠んだ歌も収録。 オムツ替え寝かせるたびに脚は気をつけ伸びる肢体は夏野菜のよう ケタケタと二人が笑う読み聞かせ「もう1回」は私のセリフ
-
谷川俊太郎のあれやこれや
¥2,530
版元:筑摩書房 著:谷川俊太郎 A5判並製 336頁 2025/05/26刊 魅力全開! 単行本初収録のエッセー、詩、パロディから、亡き友への追悼、資料付き「自伝風の読む年譜」までを詰め込んだ、欲張りで楽しいヴァラエティブック。 【収録作品】 ●エッセー・コレクション 子どもの歌の歴史を語る名エッセーなど初収録の11篇 ●懐かしい人たち 寺山修司、武満徹から大岡信、和田誠まで(追悼詩も多数収録) ●戯文五つと戯詩ひとつ ビートルズから夏目漱石まで。愉しいパロディ6篇 ●戯曲 お芝居はおしまい 29歳の若き詩人が書いた喜劇三幕の長篇戯曲を初収録 ●小詩集 石牟礼道子さんとの「空想の対詩」のほか、多彩な作風の詩集未収録19作 ●自伝風の読む年譜 自身の文章の他に、書評、インタビュー、新聞記事も多数収録
-
雨のうた
¥2,200
版元:左右社 四六判変形上製 136ページ 2025年05月30日 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名)
-
あなたに犬がそばにいた夏
¥2,090
版元ナナロク社 著:短歌 岡野大嗣 写真:佐内正史 装丁:佐々木暁 B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 2025年6月刊 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。
-
【サイン本】愛のかまたり 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集4
¥1,000
版元:万葉社 著:佐々木良 文庫版 シリーズ累計26万部の万葉集。『愛するよりも愛されたい』『太子の少年』『式部だきしめて』に続く、第4巻『愛のかまたり』 1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。 発売日:2025/05/27 出版社:万葉社 ISBN/JAN:9784910481067 ・・・・ 佐々木良 (著) 株式会社 万葉社(まんようしゃ) 香川県高松市 代表取締役 昭和59年生まれ 京都精華大学 芸術学部(油画)卒業。 直島福武美術館財団(現 福武財団)で、地中美術館、豊島美術館に従事し、京都現代美術館では学芸員を務めた。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ではワークショップを担当。 平成30年、香川県豊島(てしま)を題材にした『美術館ができるまで(啓文社書房)』で作家デビュー。
-
リルケ詩集
¥2,750
版元:亜紀書房 著:リルケ 訳:片山敏彦 解説:若松英輔 四六判変型上製 360頁 2025年3月22日刊 ◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。 ◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。 ◉本体表紙は3つの柄があります。どの柄が届くかはお楽しみに。(購入時に柄を指定することはできません) リルケ(Rainer Maria Rilke) 1875年12月4日、プラハに生まれる。オーストリアの陸軍士官学校を中退、プラハ、ミュンヘン、ベルリンと転居を重ねる。この間詩のみならず小説や戯曲を発表する。1899年と1900年、ロシアへ旅行、詩作へつながる感動を受ける。1901年、女流彫刻家ヴェストフと結婚。1902年、単身パリに立つ。芸術家の精神をロダンから学び、『新詩集』(1907)へと結実、1910年、パリ生活の孤独な悲しみと憂鬱を小説『マルテの手記』に書く。第一次大戦後、1921年、スイスに移り、詩集『ドゥイノの悲歌』『オルフォイスへのソネット』を完成させる、1926年12月29日、白血病の悪化により死去。
-
世界は一冊の本
¥880
版元:筑摩書房 著:長田弘 文庫判 144頁 2025/05刊 詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集。 「人生という本を、人は胸に抱いている。」――没後10年。詩人・長田弘がのこした祈りと鎮魂の傑作詩集、待望の文庫化。解説 岡崎武志 本を読もう。もっともっと本を読もう。世界という名の一冊の本を。「書かれた文字だけが本ではない。日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ」本を読みながら、私たちはあまりに多くの人と、言葉と、景色と出会い、別れていく。友の魂へ、母の魂へ、あるいは遠く離れた異国の魂へ。詩人がのこした祈りのための、そして人生を読み解くための傑作詩集。
-
心の中にもっている問題 詩人の父から子どもたちへの45篇の詩
¥2,420
版元:晶文社 著:長田弘 A5判上製 176頁 2025年4月再刊 ひとが心の中にもっている問題、もちつづける問題がある。ひとの年齢とは、ひとが心の中にもつ問題の数なのだ。幼な子に話しかけたひらがな詩から、成長した子どもたちに人生の友として贈った詩まで、20年にわたって書きつがれた物語としての詩。 路傍の石文学賞(1991年度)・富田砕花賞(1990年度)受賞作。 詩人・長田弘の没後10年にあたり、これまで文庫化されておらず入手困難となっていた本作を復刊する。
-
深呼吸の必要
¥2,310
SOLD OUT
版元:晶文社 著:長田弘 A5判上製 128頁 2025年4月再刊 ときには、木々の光りを浴びて、 言葉を深呼吸することが必要だ。 ――日々になにげないもの、さりげないもの、言葉でしか書けないものをとおして、おもいがけない言葉にとらえた〈絵のない絵本〉。 風の匂いがする。言葉の贈りものとしての、散文詩集。 没後10年にあたり、詩人・長田弘の代表作を復刊する。 〔1984年初版〕
-
おめでたい人
¥2,090
SOLD OUT
版元:左右社 著:寺井奈緒美 四六判並製 212ページ 2025年4月刊 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より)
-
【サイン本】あやとり 千種創一歌集
¥2,750
版元:短歌研究社 著:千種創一 四六判変型上製 198頁 2025.4.7刊 人と人を結ぶ糸は永遠だ、って錯覚してしまうのはなぜだろう。 人々の消えゆく言葉と記憶を書き留める、 『砂丘律』『千夜曳獏』に続くコンセプチュアルな最新歌集。 戦争体験者への取材に基づく連作「つぐ」や、尾張藩主の御巡覧と伴走した「知多廻行録」(アートサイト名古屋城2024出展インスタレーション作品)を含む265首を収録。
-
自分の感受性くらい
¥770
版元:岩波書店 著:茨木のり子 文庫版 124ページ 2025/04/15 〈自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ〉もっとも人気のある詩人による、現代詩の枠をこえた名著。
-
谷川俊太郎詩集 ところで
¥1,320
発行:メリーゴーランドKYOTO 名刺サイズ 12枚 著:谷川俊太郎 2025年2月新装版 2011年に、メリーゴーランド京都で行われた展示会のために書かれた7編の詩が、名刺サイズの詩集になりました。長らく入手困難でしたが、14年ぶりに新装版で。
-
落雷と祝福 「好き」に生かされる短歌とエッセイ
¥1,870
版元:朝日新聞出版 著:岡本真帆 四六判並製 216ページ 2025年4月7日刊 その愛は、短歌になるのを待っている。 マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌… 歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。 ◆収録テーマ 「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/「ハチミツとクローバー」/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』 全18題。 ◆本書だけの特別書き下ろし 短歌を作りたい人のための「“好き”で短歌を作るには?」も収録。
-
そのなかに心臓をつくって住みなさい
¥990
SOLD OUT
版元:現代短歌社 著:瀬戸夏子 ペーパーバック(170×106mm)122頁 2025年3月刊 瀬戸夏子の第一歌集をペーパーバックで13年ぶりに復刊。 太陽と月に背いてごみ箱のヴェルレーヌ埋葬費用九百フラン ではなく雪は燃えるもの・ハッピー・バースデイ・あなたも傘も似たようなもの そのなかに心臓をつくって住みなさい春の心臓抜かれるところ
-
花のうた
¥2,200
版元:左右社 四六判変形上製 136ページ 2025年03月12日刊 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈花〉の短歌アンソロジー どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇
-
大人をお休みする日
¥1,760
SOLD OUT
版元:角川春樹事務所 著:文月悠光 四六判 152P 2025/02/14刊 「大人」をお休みする日があっても、 それは「わたし」を生きるため。 中原中也賞受賞詩人が贈る、恋と暮らしに寄り添う第五詩集。 雑誌「mina」「婦人之友」人気連載を含む、著者最多の45篇を収録。 恋をすること/自分を愛すること 暮らしていくこと/抗うこと 女ともだちへ/選択すること 別れを選ぶこと/心を生かすために ーーままならない日々のなかに光を見つける全8章。
-
悼む詩
¥1,320
SOLD OUT
版元:東洋出版 詩:谷川俊太郎 編:正津勉 四六判ソフトカバー 136ページ 2014年11月刊 多くの人に出逢い、多くの人を見送った。 多くの人に出逢い、多くの人を見送った。詩人・谷川俊太郎がゆかりある人々へ捧ぐ哀悼詩集。 寺山修司、松下幸之助、岸田今日子をはじめ、俳優、詩人、歌手、舞台監督、そして肉親、多くの人々へのはなむけとして捧げた詩の数々を、一冊にまとめる。 故人の軌跡を振り返るとともに、身近な大切な人と過ごした日々に再び思いを馳せる機会となる一冊。 ジェームス・ディーン/マリリン・モンロー/ジョン・コルトレーン/ジョン・レノン/和田夏十/寺山修司/小泉文夫/保富康午/寺田晃/山本太郎/草野心 平/松下幸之助/谷川徹三/藤原定/友竹辰/永瀬清子/武満徹/チャールズ・シュルツ/矢川澄子/髙橋康也/寺島尚彦/川崎洋/石垣りん/茨木のり子/岸 田今日子/河合隼雄/市川崑/竹内敏晴/岸田衿子/波瀬満子/島森路子/天野祐吉/吉野弘(没年順)
-
詩集 見えないものを探すためにぼくらは生まれた
¥2,420
版元:亜紀書房 著:若松英輔 四六判変型並製 仮フランス装 104頁 2024年12月刊 生きていくために、言葉が必要だった。そんな思いを持つ人にこの詩集を捧げる。 NHK「100分de名著」人気講師がつむぐ、見知らぬ誰かに宛てられた、たましいからの手紙。
-
暗闇に手をひらく
¥1,980
版元:リトルモア 著:大崎清夏 17 x 11.6 x 0.9 cm 136ページ 2025/01刊 人間の作った小さな場所では 言葉はときどき、信じることが 震えてくるほど難しい。 想像もつかなかった光景を見て 何も持たずに逃げてきたあなたを 下ろした両手は抱きしめる。 (巻頭詩より) 軽やかに言葉と遊び、現実を深く見つめる 人気の詩人・大崎清夏。 『地面』、『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、 『新しい住みか』、『踊る自由』に次ぐ、待望の第五詩集! 自分の手で作ること、描くこと。 辞書にない私の言葉を持って生きること。 戦争も災害もある今を生きている私たちが 口ずさむと力になる、歌のような詩。 (私の生活はこっちだ、)と標になる31篇。
-
胎動短歌 collective5
¥2,200
出版社名:双子のライオン堂 A5版 89ページ 2025/01刊 歌人として情熱大陸(毎日放送、2022年10月2日)に出演した木下龍也、同じく歌人の枡野浩一、東直子、荻原裕幸、ラッパーのGOMESS、狐火、音楽活動を経て現在は作家や詩人として活動する高橋久美子、アイドルグループ卒業後、執筆活動で様々な出版物に寄稿し、短歌研究員としても活動している宮田愛萌、アイドルとして活動している寺嶋由芙、詩集『詩の礫』のフランス語版が第1回「ニュンク・レビュー・ポエトリー賞」外国語部門に選ばれるなど、国際的にも評価が高い詩人の和合亮一、16歳で現代詩手帖賞を受賞、第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少で受賞した詩人の文月悠光、詩人であり、小説家としてのデビュー作「いなくなくならなくならないで」が第171回芥川龍之介賞候補に選ばれた向坂くじら、怪談師であると同時に作家としても活躍する川奈まり子、夜馬裕、インディペンデントの書店シーンを牽引する東京・赤坂の書店「双子のライオン堂」の店主・竹田信弥など、多彩かつ豪華なメンバーが集結。
-
スペース短歌
¥2,420
版元:時事通信社 著:初谷むい・寺井龍哉・千葉聡 四六版函入 256ページ 2024/12/18刊 人気歌人3人がXで投稿された短歌を紹介する配信「スペース短歌」を書籍化。言葉の力で寂しさを慰め、明日へ踏み出す勇気をくれる。 "寂しさを慰めてくれる声があります。 明日へと踏み出す勇気をくれる歌があります。 仕事場に向かう車の中で、または、夜遅くまで勉強に励む部屋の中で聴くラジオには、あたたかいパワーがあります。 わたしたち三人は、「短歌を紹介するラジオ番組があったらいいな」と思っていました。X(旧Twitter)を覗いてみると、面白い短歌を発表している方がたくさん! そういう新しい歌人の、新しい歌について語り合いたい。「こんないい歌を見つけたよ」といろいろな人に伝えたい。 それなら、「あったらいいな」と思うだけではなく、思い切って番組を作ってしまおう! 三人で話し合い、Xのスペース(音声配信システム)で新しい短歌を紹介することを思いつきました。それが、この「スペース短歌」なのです。 二〇二四年の四月から九月まで、わたしたちは、月に一度、「スペース短歌」を開きました。それは、まさに九十分間のラジオ番組。数々の音声トラブルに見舞われ、トークが途絶えたりもしました。それでも、みなさんから事前にお寄せいただいたたくさんの短歌の中から、とびっきり面白くて、刺激的で、味わいの豊かな、すばらしい歌をご紹介することができました。 この本は、「スペース短歌」で繰り広げられたトークをまとめたものです。 短歌の喜びを多くの方と分かち合いたいという、わたしたち三人の願いは、かなえられたでしょうか。それは、どうかこの本でお確かめいただきたく思います。(でも、ちょっとだけ本音を言わせてください。みなさんに楽しんでいただきたいとトークを頑張ったわたしたちのほうが、じつは、リスナーのみなさんからたくさんお力をいただいていたようなのです……。) そして、もし「短歌って、なかなか面白いな」と思っていただけましたら、ぜひ、これから、歌を詠む友だちになってください。 スペース短歌一同、こころよりお待ちしています。
-
ダイブ・イン・シアター
¥1,980
SOLD OUT
版元:青土社 著:柴田聡子 四六判上製 180ページ 2024年12月刊 はんぶん海に浸かって、 片目にたての水平線。 ――「ダイブ・イン・シアター」より 〈わたし〉の深層に潜り込んでいく、声から遠く離れて綴られた言葉たち。初の全篇書き下ろし詩集。
-
すべてのひかりのために
¥2,200
版元:書肆侃侃房 著:井上法子 装幀:毛利一枝 栞:服部真里子 石松佳 四六判上製 144ページ 2024年12月刊 ――歌だけがある 発した〈人〉を離れた〈声〉は、 あわく、きらめき、たゆたいながら、 私でもあなたでもある誰かの心に着床し、 ただ〈歌〉として生きつづける。 小野正嗣(作家) 第一歌集『永遠でないほうの火』から8年 ひかりを纏う生の讃歌 無垢な声で紡ぐ、待望の第二歌集 《水際はもうこわくない 踏み込んで、おいで すべてのひかりのために》 《さみどりにさやぐさざなみ 風は火を、火は運命をおそれず生きて》 隠れて見えない世界の横顔を火花のように一瞬だけ照らし出す 井上の歌はいわば火花のための火打石なのではないか ――服部真里子 《ふりかえれば薔薇の園ごと消えていて、ひかりのなかに立ち尽くす風》 《風は光らずつぶさに生きてしぬために星だった/花だったぼくらは》 井上の歌は常に光の明滅を意味する 世界と人はその一瞬一瞬に交わり歌が生まれる ――石松佳