-
音をうつわに いしいしんじ蓄音機対談集
¥2,750
版元:淡交社 著:いしいしんじ 上白石萌歌・湯川学・山際壽一・吉増剛造 A5判変型 並製 ジャケット巻 280頁(モノクロ280頁) 2026年7月刊 蓄音器から流れる音楽に導かれるように、「一期一会」の濃密な言葉を交わす対談集 作家・いしいしんじが4人のゲストとともに紡ぐ、音と言葉のダイアローグ SPレコード蒐集家として知られる作家・いしいしんじ氏。彼によると、蓄音器で聴くSPレコードによる音楽体験は、巷に溢れるデジタル音源とはちがう物理的制限があり、その場、その時にしか得られない「一期一会」を感じることができるといいます。本書は、いしいしんじが4人の知人のもとをポータブル蓄音器と珠玉のレコードをかかえて訪ね、音楽に身をゆだねながら、その人としか紡ぎえない濃密な言葉を交わす対談集。自分のこと、家族のこと、これからのことを音で繋ぐ一書です。
-
映画パンフ大百科
¥3,300
版元:集英社 著者:映画パンフは宇宙だ! A5判並製/224ページ 2026年7月24日刊 日本で独自の発展を続ける、ユニークで豊かな超クリエイティブ世界! じつは日本特有の文化である映画パンフ。それは、「単に映画の情報が載っている冊子」ではない。映画パンフは映画公開時の熱がわかる一級資料であり、映画から派生した作品であり、独自の工夫が凝らされた紙文化の結晶でもある。 本書は、あたりまえにあると思われてきた「映画パンフ」というモノを、まるまる1冊かけて深掘りするはじめての本である。 デザインも内容もあまりに多彩なパンフたち、熱量高い制作現場の裏側、愛好家たちのパンフの味わい方、映画パンフの歴史など、多角的に映画パンフというユニークな世界に光を当てる。 ★300点以上の映画パンフを画像付きで紹介! ★『ローマの休日』など懐かしの映画から、『国宝』など現代の映画まで! あの伝説的なパンフも! ★「映画パンフ百花繚乱」など、大ボリュームのカラーグラビア128ページ! ★編集者やライター、映画関係者などのインタビューでパンフを深掘り! ★石井勇一氏、大島依提亜氏、岡野登氏など、第一線で活躍するデザイナーのインタビュー&作品紹介も! ★映画パンフ制作の裏話も盛りだくさん! ★見て、読んで楽しい! ビジュアルでたどる映画パンフの歴史! ★付録:著名人に訊いた「人生の3冊」! ★掲載パンフが調べられる索引付き! ★みうらじゅん氏、宇多丸氏ら著名人への取材記事多数! 【本書の内容】 第1章 ようこそ 映画パンフの世界へ 第2章 映画パンフで映画を深掘りする~パンフ制作の舞台裏 編集編~ 第3章 映画パンフで映画を具現化する~パンフ制作の舞台裏 デザイン・印刷編~ 第4章 映画パンフ文化の軌跡とこれから 付録:あの人に訊く 人生の3冊
-
クエンティン・タランティーノ おれの映画人生
¥4,620
版元:文藝春秋 著:クエンティン・タランティーノ 四六判並製 466ページ 2026年7月刊 愛する映画と〝おれの人生〟について タランティーノが語り倒す 怒濤の37万字。 自伝であり、映画批評であり、ハリウッド・ゴシップ集であり、70sカルチャーへの賛歌であり──そして映画愛をぶちまけるマシンガンでもある大著。 1963年生まれのタランティーノは、いかにして恐るべき映画マニアとなったのか? 母親とともに大人向けの映画を見まくり、『明日に向かって撃て!』のラストのストップモーションにとまどい、母のボーイフレンドに連れられて映画館にただひとりの白人の子供として黒人映画を初体験し、映画館通いがはじまる。 『ゲッタウェイ』『ブリット』『ダーティハリー』『タクシードライバー』などの名作から、『組織』『ローリング・サンダー』『ファンハウス 惨劇の館』などの偏愛作まで。 ──1972年、その映画館にいる白人は9歳のおれだけだった。 ──あのころ耐えられなかった映画はあるか? ある。《バンビ》だ。 ──ハーヴェイ・カイテルのいない『タクシードライバー』を想像できるか? ──《ローリング・サンダー》は人物研究とアクション映画のこれまでで最高の組み合わせだ。 ──ボグダノヴィッチほど食い気味のコミカルな会話がうまい監督は同時代にいなかった。 ──スタローンの最高傑作は『ロッキー2』だ。 あふれる映画愛と、演出家/脚本家としての稀代の才能とセンス、ハリウッド・ゴシップにフィルムメイカーたちの肉声も総動員、ハイテンションで語り倒す! 饒舌な注釈つき!
-
ミニシアターをたずねて
¥2,750
版元:本の雑誌社 絵と文:信濃八太郎 四六判変型並製 376ページ オールカラー 2026年6月刊 いつからか、子どもの頃のようにただひたすらワクワクと映画と向き合いたいと思うようになりました。情報ばかりが飛び交い、なんでも知った気になれるこの時代に、理解するために映画を観るのではなく、ただ心で感じたいと。 そう、子どもの頃、不意を突かれた映画館の初体験は6歳のこと、とんかつを食べようと誘われて父と出かけた先の暗闇で、迫力に目を閉じた『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981年)。友人たちと一時間も自転車をこいで『グーニーズ』(1985年)を観に行った日の、夕暮れの帰り道の高揚感。一日のことが、今も鮮やかに思い出せるのはいったいどうしてなのだろう。挙げればきりがないあんな一本一本の映画体験を、大人になった今、再び実現できないものか。 それで旅に出ることにしたんです。未だ知らない映画と出会うための、ミニシアターを巡る旅に。 バッグにペンとスケッチブックを入れて準備しながら「映画とワクワク向き合うための仕掛けを自分で用意するなんて、これが大人の所作ってやつでしょう」とかなんとか言い訳をして。それ見たことかと、自分の仕掛けにまんまとはまった旅と映画の記録が、一冊にまとまりました。 インタビューに応じてくださったミニシアターの皆さんの、映画や町への想い、そして「自分で決めて、行動する」という熱いお人柄に触れ、毎回、夢と希望をもらう帰り道でした。帰宅した後、文章を綴り絵を描くのは、再び旅に出たようで、2度幸せでした。お読みいただいた皆さまにそれが少しでも伝わるようでしたら(ぼくにとっては3度目の)幸いです。それでは始まりです、どうぞ最後までお楽しみください。
-
星野源論
¥1,056
SOLD OUT
版元:新潮社 著:戸部田誠、つやちゃん 編:小田部仁 新書判 256ページ 2026年6月刊 「異端にしてど真ん中」の傑作群を世に放ち、比類なき地平を切り拓いてきた星野源。しかし、その表現は音楽・演技・文筆など多岐にわたるため、誰もまだ全体像を語り切れていない。なぜ〈生まれ落ちた日から よそ者〉と歌うのか? どんな文化的影響を受けたのか? 生死を彷徨い、絶頂と奈落の先で掴んだものとは──。二人の論者が、「芸能史」から創造の源泉を探り、“アナーキーなポップスター”の神髄に「音楽批評」で迫る。
-
ネトフリ好きのためのアメリカ文化講座
¥2,750
版元:立東舎 著:波戸岡景太 四六判並製 288ページ 2026年5月刊 ネットフリックスとこの本があれば、「アメリカの今」がだいたいわかる! 教育、宗教、労働、薬物、思想、刑罰、福祉、戦争……それぞれのテーマごとに、豊富すぎる作品群からとっておきを紹介しつつ、巨大国家の実態に切り込む1冊。 『ストレンジャー・シングス』から『クィア・アイ』まで。流し見では見落としてしまいそうな市民の生活と犯罪の境目、何となくわかったつもりでいる人種と宗教の知られざる現在、成人式や婚活、はたまたペットとの絆について、有名ドラマを中心に大解剖。インターネット時代のアメリカ文化と新常識を、大学教授が9つの視点から読み解く。
-
なぜ本を読むのか、なぜ映画を観るのか、なぜ音楽を聴くのか ―100年後、カルチャーの参考資料になる本
¥2,200
版元:POST 著:樋口毅宏 四六判並製 288ページ 2026年5月刊 ブルーハーツ、山下達郎、長渕剛、エレファントカシマシから、北野武、とんねるず、松本人志、村上春樹まで、日本のカルチャーを「サブカルの語り部」樋口毅宏が忖度ぬきで書き尽くした一冊! 小山田圭吾、阿川佐和子、小西康陽との対談も収録。 表紙は江口寿史の描き下ろし! 『さらば雑司ヶ谷』『中野正彦の昭和92年』などの小説ででテロとバイオレンスを描き、 『凡夫 寺島知裕 BUBKAを作った男』ではノンフィクションに挑み、 そして『タモリ論』『さよなら小沢健二』でカルチャーへの造詣の深さを知らしめた 作家・樋口毅宏による最新カルチャー・コラム集。
-
本の中の、ジャズの話。
¥1,320
版元:筑摩書房 著:山本善行 文庫判 384頁 2026年5月刊 京都の古書店 善行堂は音楽と文学でできている 京都の古書店、善行堂は文学と音楽でできている。古本屋の日常とジャズ喫茶とレコード屋巡りなどの日乗エッセイであり一風変わったジャズ本ガイド。
-
百年映画館
¥2,420
版元:草思社 著:藤井克郎 四六判並製 272P 2026年3月刊 かつて映画館は、街のあちこちで地域文化の鼓動を伝える心臓部でした。時は流れ、シネコンや配信が当たり前になった今も、日本各地にはひっそりと、けれども力強く息づく「百年映画館」が存在します。 著者の藤井克郎さんは、長年映画界を見つめてきたベテラン記者。「実は、創業100年を超える映画館が今も全国に残っているんです」……ご本人から聞いたときは、少々驚いてしまいました。戦争、そして新型コロナ禍。幾多の困難を乗り越え、令和の光を浴びるその姿は、まさに奇跡と呼ぶにふさわしいものです。 「堅苦しい論文ではなく、私的な旅の感想として綴りたい」 著者のそんな想いから始まった本書は、まるで一編のロードムービーを見ているかのよう。閉館の危機を何度も乗り越え、「ここだけは守りたい」と地域の人々がつないできたバトンの重みが、行間から伝わってきます。 映画館のみならず、旅先で出合う旨い酒やご当地料理、そして街と映画をこよなく愛する方たちのさまざまな個性も魅力的。著者の撮影による写真と、ヤマザキゴービンさんのあたたかなイラストが、古き良き「百年映画館」の姿を鮮やかに引き立てます。 読み進めるうちに、配信では決して出合えない「カタカタと音を立てて回る映画の魔法の魅力」に包み込まれ、不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出す方も多いかもしれません。 映画好き、昭和好き、そして旅好きな方に、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。
-
恐怖と孤独と寂しさのシネマガイド 真夜中の映画批評
¥2,200
版元:青弓社 著:真魚八重子 四六判並製 240ページ 2026年4月刊 「見てみなければ何もわからないし、始まらない」――。 映画をより深く味わえるようになる知識や情報を交えながら、話題作からマイナーな作品までの魅力を描き出す。 暗闇に明滅するスクリーンに映し出されるアート映画の美学、ポルノ映画やヤクザ映画がもつ引力、ホラー映画の誘惑、ドラッグと俳優、女性の躍動を、自身の経験を織り込みながら軽妙な筆致でつづる。 「夜リラタイム」(樹の恵本舗)での連載「映画でくつろぐ夜。」から記事を厳選して加筆・修正。自身と映画との関わりを描く8,000字を超える論考のほか、書き下ろし30,000字を加えた映画評論。配信で見ることができるオススメ映画を100本以上紹介するガイドも充実。
-
日本の新しい音楽1975〜
¥1,870
版元:講談社 著:スージー鈴木 四六判並製 296ページ 2026年4月刊 「ニューミュージック元年、1975年」にどっぷりと浸る、読む音楽の決定版! すべてはこの年、始まった! 矢沢永吉、山下達郎、浜田省吾、中島みゆき―。 のちに音楽シーンに君臨する「BIG4」全員が新たな挑戦の第一歩を踏み出し、吉田拓郎、井上陽水、ユーミン……すでに一世風靡していた「GREAT3」が、新しい音楽性を確立していった1975年。 歌謡曲も演歌も、まったく新しいことしか起きていなかったこの年の音楽ムーブメントの躍動、そして、令和の今なお響き続ける「新音楽」を、言葉で奏でる。 1975年、それは「ニューミュージック」が確立した時代。「戦う音楽」から「個人的・内省的な音楽」への転換点、そして歌謡曲との対立から融合への転換点だった時代。 これですべて言いきれたのか。 いや、たった一つだけ言い残したことがある。 そんな1975年の音楽シーンは、めっちゃ面白かった!
-
EVEN AS A SHADOW, EVEN AS A DREAM
¥8,580
版元:mckbooks by Chloé Zhao, Jessie Buckley, Agata Grzybowska 170 x 230 mmソフトカバー 132ページ 2025年刊 中国人映画監督のクロエ・ジャオ(Chloé Zhao)、アイルランド人俳優のジェシー・バックリー(Jessie Buckley)、ポーランド人ビジュアルアーティストでフォトグラファー、アガタ・グジボフスカ(Agata Grzybowska)の作品集。 映画『ノマドランド(原題:Nomadland)』(2020年)でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ(Chloé Zhao)監督、俳優のジェシー・バックリー(Jessie Buckley)、写真家のアガタ・グジボフスカ(Agata Grzybowska)による初の共著。ジャオの最新作『ハムネット(原題:Hamnet)』(2025年)の制作過程のなかで生まれた一冊である。 ジャオの創作プロセスをかたちづくった広がりのある“夢の仕事”に根ざし、三者が共有した一連の創作的リチュアルから立ち上がった本書では、ジャオの映画的ストーリーテリング、バックリーの魅惑的な文章、グジボフスカの余韻を残す写真が呼応する。それらが一つに結ばれることで、ウィリアム・シェイクスピアの息子ハムネットの物語に、もう一つの並行する語りが立ち上がる。 本書は、映画に寄り添う静かな伴走者として展開する。メイキングの記録ではなく、覚醒と夢、現実と幻、生と死のあいだの閾にとどまる、もうひとつの力強い作品である。
-
甘い泡のような記憶
¥1,320
版元:mille books 著:直枝政広 四六判並製 192ページ 2026年4月刊 「何があろうと、ぼくはあの時代の思い出を手放さない自信がある」ロックバンド・カーネーションの直枝政広が綴る、音楽・人・食・暮らし・本・演芸…。2011~2025年に綴った膨大な文章から厳選した随筆47編。日常の何気ない風景を、繊細かつ豊かな筆致で描写した随筆はまるで私小説のよう。優しく慈愛に満ちた語り口がじんわりと心に沁みてきて、ずっとこの世界に浸っていたくなるだろう。読んだ者の心を静かに震わせる名作が誕生!
-
ギター日記
¥1,760
版元:港の人 著:青木隼人 16cm×12cm 160ページ 2026年3月刊 青木隼人の音楽を愛するファンの待望の一冊。 ギターを演奏し独自の音楽の世界を探り活躍している音楽家・青木隼人。 本書は、15歳の時にギターとの出合いや青木が考えている音楽観、ギターの音の源泉、アルバム作りのこと、ユニークな朝の音楽会、喫茶店のライブなどを穏やかに筆致で綴っている。 巻末には、雑貨店FALL店主・三品輝起による解説「音からなるところ」、詳細な「ディスコグラフィーと自作解題」を収録。 「音楽を演奏するときに大切なのは、音を「聴く」こと。ひとつの音楽空間を作ることは、まず、よく耳をすますということなのだろう。(「窓をあけて」より) 青木隼人(著) 音楽家。1978年神奈川県生まれ。相模原市で育つ。15歳のときにギターを弾きはじめる。東京造形大学デザイン学科Ⅰ類卒業。 2007年に自主レーベルgrainfieldを立ちあげ、『guitar solo #1』を発表。以後自身のアルバムのリリースを続ける(2026年現在16タイトル)。ほかのソロアルバムとしては、大分県日田市の映画館シネマテーク・リベルテと制作したアルバム『日田』、京都市のkousagisha galleryと制作した『きへおみず』などがある。 ユニットや共演としては、津田貴司とのデュオ「ラジオゾンデ」、haruka nakamura、内田輝とのユニット「FOLKLORE」、森ゆに、田辺玄との「みどり」での活動や、熊本県宇城市の戸馳島で入口ゆみこと制作した『今日、この島で。』など。 ユニークな演奏として、牧野伊三夫、藤川孝之、nakaban、ミロコマチコ、近藤晃美、イケダユーコ、福田紀子、桑迫賢太郎ほか画家との絵と音楽のコラボレーションや、翻訳家・柴田元幸の朗読に合わせた即興演奏などを行なっている。 ほかに東京都日本橋小伝馬町の食堂ともすけでの「テーブルと音楽」、岩手県盛岡市の喫茶店cartaでの「音と綴る」、岡山県倉敷市のカフェbelkでの「読書のための音楽会」、兵庫県丹波篠山市の書店オーロラブックスでの「光を灯す時間」など、場所に合わせて音楽が背景になるようなオリジナルな演奏会を開催している。その傍らグラフィックデザイナーとして活躍している。2018年より京都市在住。
-
階級と「私たち」のゆくえ イギリス映画が照らす連帯の物語
¥2,860
SOLD OUT
版元:フィルムアート社 著:河野真太郎 四六判並製 264頁 2026年4月18日刊 分断された社会で、「私たち」は成り立つのか? イギリス映画が描く階級の物語から、新しい連帯のかたちを探る。 排外主義、新自由主義、ケア労働……。それらと結びつく、令和の日本ではもはや他人事でなくなった「階級」や「サッチャリズム」の問題を、映画や文学から学べる必読書。冴えわたる批評に刮目した。——小川公代(英米文学者) 階級ではなく格差という言葉が選ばれることの多い日本社会。格差という言葉が選ばれるとき、何が隠蔽されているのか? 「階級先進国」イギリスの映画および文学を読み解いていくことで、格差が隠すもの、そして階級のまだ見ぬ可能性を探る。 本書は階級を軸に、イギリスの近・現代史や、現在の新自由主義経済下の社会を批判的に捉え、労働や家族、成長(観)、ギグ・エコノミーなどさまざまな変化や問題を浮き彫りにする。そして、日本の作品や社会状況とも比較しながら論を展開することによって、現在日本において「私たち」を作り出す萌芽を見出していく。 ケン・ローチ作品をはじめとするイギリス映画だけでなく、19世紀の古典『大いなる遺産』や作者の死後発表された『モーリス』など、多彩なイギリス文学も扱う本書。階級についての思考を深めるだけでなく、新しい視点からイギリス映画や文学を楽しむための一冊となっている。 【本書で扱う主な作品】 『キングスマン』『わたしは、ダニエル・ブレイク』『ジェイン・エア』『大いなる遺産』『リトル・ダンサー』『さらば青春の光』『モーリス』『トレインスポッティング』『ケス』『家族を想うとき』『サンドラの小さな家』『パレードへようこそ』『オールド・オーク』『万引き家族』『あのこは貴族』『パラサイト 半地下の家族』『バーニング 劇場版』『ノマドランド』『パブリック 図書館の奇跡』ほか
-
音と言葉のデジタリティ
¥2,310
版元:講談社 著:大谷能生 四六判並製 288ページ 2026年01月刊 「デジタル化」は人類の何を変えたのか レコード、ラジオ、テレビ、絵画、映画、インターネット、SNS―― 記録と複製をくりかえすぼくたちはどこからきて、どこへと向かうのか 19-20世紀のメディアの変遷の中で出現した「感覚の混線」 その全体像を描写しながら 現代に広がるデジタル空間を捉え直すための全10講義 ヘーゲル、ベートーヴェン、ジョン=ケージ、エジソン、 デリダ、エドワール=マネ、ゴダール、グリーンバーグ 「デジタル化」していく近代の思想・芸術・文化を一望して描く全く新しいメディア論 『群像』での連載「音と言葉のデジタリティ」に、膨大な注釈として50冊超のブックガイドを追加!
-
骨の記憶 ジョン・ルーリー回想録
¥5,280
版元:国書刊行会 著:ジョン・ルーリー 訳:齊藤弘平 四六変型判 712ページ 2026年3月刊 ロックでもジャズでもない、多様なスタイルと遊び心に満ちたバンド「ザ・ラウンジ・リザーズ」を率いて音楽シーンに現れ、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』などの俳優として世界的にブレイク、80年代ニューヨーク文化のヒップスターとなった男、ジョン・ルーリー。その成功と挫折、純真と狂気を描き、荒々しくも普遍的な美しさを湛えた回想録。 パンク/No Waveの勃興するNYCに集まった万華鏡のような人々の姿が、芸術の創造性の火花が、むきだしの魅力を伴って現れる。宇多丸さん(RHYMESTER)絶賛。 「登場するメンツの豪華さ、裏文化史としての興味深さもさることながら、狂騒の只中で己の筋を通すべく苦闘を続ける、ジョン・ルーリー自身の気骨に、何しろ感服した。単なる「時代の寵児」じゃなかった!」 ――宇多丸(RHYMESTER) 「あの頃のオレたちは自信満々だった。疑いなんてこれっぽっちもなかった。オレたちは活力が漲っていて、賢くて、元気いっぱいで、自信もあれば自己中心的でもあって、そして目も当てられないほどに純粋だった。」(本文より)
-
レコード店の文化史 グローバル・ヒストリー コミュニティ、都市、文化が交差する場所
¥4,620
版元:DU BOOKS 編:ジーナ・アーノルドほか A5版上製 376ページ 2026年2月刊 レコード店は「音楽を買う場所」を超え、共同体、記憶、文化が交錯する<社会空間>である。 本書は、世界各地のレコード店をめぐりながら、そこに生まれる関係性や階級、ジェンダー、サブカルチャー、 そして地域文化を多角的に分析。 デジタル時代における「場所」の意味を問い直す、 社会学・文化研究の新しい視座を提供する一冊。 ロンドンのレゲエ店からナイジェリアのジャズホール、東京の輸入盤店、革命前後のイラン、 ポルトガルやスペインの観光地化するレコード店、 ナイジェリアやルーマニアの音楽インフラまで。 22章のケーススタディは、レコード店がどのように人びとの文化生活を支え、 文化の公共圏として機能してきたのかを明らかにする。 レコード店には、人びとの趣味が交差し、見知らぬ者どうしが語り合い、 都市の片隅から文化が立ち上がる瞬間が息づいている。 音楽研究・社会学・文化史・都市研究に携わる多国籍の研究者・批評家が、 ポピュラー音楽研究、レコード産業史、都市文化論、若者文化史、社会主義圏の文化政策、 ディアスポラ研究などを背景に、レコード店という“小さな場”を多角的に読み解いた一冊。 店舗と共同体のヒントとなる書。
-
90's MOVIE BOOK
¥990
SOLD OUT
版元:Filmmarks イラストレーション:朝野ペコ サイズ:A5サイズ 32ページ 2026年のFilmarks90’s上映企画「30th×3」に合わせて発行される、1990年代映画特集のリトルプレス。 本書では、数多くの人気過去作のリバイバル上映を手がけてきたFilmarksリバイバルの中でも、特に人気を集めている上映シリーズ「Filmarks 90’s(フィルマークスナインティーズ)」を中心に特集。 2026年にリバイバル上映される作品紹介はもちろん、90年代の映画を取り巻くカルチャーや時代背景までを幅広く収録しています。 90年代映画の魅力を、いまの視点であらためて読み解く一冊です。
-
撮られる女/撮る女 フェミニズム映画批評の可能性
¥3,300
版元:青弓社 著:斎藤綾子 A5判並製 304ページ 2025年12月刊 フェミニズム映画理論の視点から古今東西の映画を見渡し、男性によって撮られ/見られる存在でありながら、自らもメガホンを取った女性監督たちの挑戦的な試みの数々を紹介・批評する。現在の映画とジェンダーに通底する問題群を縦横に考察する論集。 映画はその黎明から、多くが男性主体のまなざしによって構築されてきた。そこでは、女性は見られ、性的に欲望される対象である。映画が産業化されるにつれ、その観客も「見る男/見られる女」の構造を規範的な思考様式・行動規範として受容していった。映画史も主として男性の視点から語られてきたが、こうした言説の背後には無意識的なジェンダー規範がはたらいている。 映画にとって、ジェンダーやセクシュアリティ、そしてエロスの問題は切っても切り離せない。フェミニズム映画理論が私たちに教えてくれた重要な発見だ。こうした問題意識に端を発して、フェミニズムやジェンダーの枠組みを用いて映画を分析し、映画史の見方に異なる視座の導入を試みるのがフェミニズム映画批評である。 本書では、フェミニズム映画理論も含めた多様な映画理論の展開を整理したうえで、「女性と映画」「性差と映画」という問題に意識的・無意識的に取り組んだ映画監督や俳優たち、そして、撮られ、見られる存在でありながら自らもメガホンを取った女性監督たちの挑戦的な試みを紹介・批評する。 フェミニズム映画理論の視点から古今東西の映画を広く展望し、現在の映画とジェンダーに通底する問題群に考えをめぐらす。フェミニズム映画研究を牽引する第一人者の待望の一冊。
-
即興がつなぐ未来 音楽と社会の狭間でおっとっと
¥2,750
版元:岩波書店 著:音遊びの会 四六判並製 238頁 2025年12月刊 知的な障害のある人や音楽家などからなるアーティスト大集団、音遊びの会。即興演奏を中心としたかつてないパフォーマンスが大きな反響を呼んでいる。予定調和を吹き飛ばし、互いの音を真剣に楽しむことで生まれる自由でスリリングな表現からは、来たるべき社会のあり方も見えてくる。20年の軌跡を詰め込んだ一冊。
-
サム・ペキンパー&セルジオ・レオーネ オリジナル映画ポスターの世界
¥4,400
SOLD OUT
版元:TWO VIRGINS 編著:井上由一 A4判 208ページ 2026年1月刊 両監督デビュー65周年特別企画! 数多の伝説的スターと共に映画界に革命を起こしたペキンパーとレオーネ。 彼らの軌跡を傑作映画ポスターから振り返る世界初の豪華ビジュアルブック!! ペキンパー&レオーネ、監督デビュー65周年特別企画! 映画史上、もっとも壮絶な男の生き様をスクリーンに刻み込んだ二人のアウトロー監督。 サム・ペキンパーは『ワイルドバンチ』『わらの犬』『ゲッタウェイ』『ガルシアの首』『戦争のはらわた』で、セルジオ・レオーネは『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『ウエスタン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で映画の歴史を変えた。 監督デビューからそれぞれ65年を迎え、またクエンティン・タランティーノの生涯ベスト1『続・夕陽のガンマン』製作60周年となる記念すべき2026年。 ペキンパー&レオーネが描いた空前絶後の「男の世界」をオリジナル映画ポスターで振り返る画期的ビジュアルブック。 スティーブ・マックイーン、クリント・イーストウッド、チャールズ・ブロンソンからロバート・デ・ニーロに至るまで、伝説的スターが描かれた傑作アートワークを世界各国から厳選。総掲載数は500点以上! 巻末には、映画研究家・セルジオ石熊氏の解説も収録。ファン必携の永久保存版!!
-
エイジ・オブ・ケイジ ニコラス・ケイジとハリウッドの40年
¥3,080
版元:左右社 著:キース・フィップス 四六判並製 348ページ 2026年1月刊 「やりすぎという言葉はぼくの辞書にはないんだ」 ──ニコラス・ケイジ 出演作は100本を超え、誰もがその名を知るハリウッド・スター、ニコラス・ケイジ。 オスカー俳優、アクションヒーロー、一風変わったコメディ俳優、ひいてはゴシップ紙のターゲット、ネット上の笑いの種……さまざまな顔をもつ異色の俳優の40年にわたるキャリアをたどり、ケイジのその稀有な才能に迫る。 本書はまた、彼のキャリアを通してハリウッドの移り変わりも描く――80年代のハリウッド・コメディ(『ヴァレー・ガール』『ペギー・スーの結婚』『月の輝く夜に』)、90年代のインディーズ映画や超大作アクション映画(『ワイルド・アット・ハート』『リービング・ラスベガス』『フェイス/オフ』)、そしてフランチャイズ映画の台頭、ストリーミング映画について。映画技術や観客の好み、視聴スタイルまでもが目まぐるしく変化していくなかで、ケイジはどのような選択をし、100本以上もの映画に出演するにいたったのか。 唯一無二のハリウッド・スター、ニコラス・ケイジの本格評伝。
-
子どもたちによろしく
¥3,080
版元:rn press 著:長崎訓子 A5変形上製 144ページオールカラー 2026年1月刊 上製・箔仕様の、とっておきの1冊。 人気イラストレーター長崎訓子が23年間描き続けた子どもが登場する映画たち。 この本は、かわいい絵本ではありません。 子どもは社会を映す鏡です。 時には戦争下で、時には貧困で、歯を食いしばって親を恨み、仲間たちと悪さをする子どもたち。映画のなかの子どもたちの眼差しを、長崎訓子が鋭い視点で描いています。
