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民具のミカタ博覧会 見つけて、みつめて、知恵の素
¥2,750
編集: 日髙真吾・加藤幸治 監修: 国立民族学博物館/武蔵野美術大学美術館・図書館 A5判 224p 2025年03月21日刊 民具は、日常生活で必要なものとしてつくられ、使われてきた暮らしの造形であり、身近な素材を活かす知識や技、人びとが育んできた自然観や世界観にふれることができます。また、民具は、研究者が旅をし、さまざまな地域の生活文化と出会いながら収集され、博物館のコレクションへと発展します。 本書では、1970年大阪万国博覧会(Expo’ 70)のために世界各国で収集された世界の民具と、その同時代に日本文化の多様性に目を向けて、全国規模で収集された武蔵野美術大学所蔵の日本の民具から、選りすぐりの民具を紹介します。 数多くの切り口から、世界と日本の民具の魅力を「見つけて」、ひとつひとつ「みつめて」、そこに「知恵の素」を探っていただきます。
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別冊太陽 やなせたかし
¥2,530
編集 別冊太陽編集部 出版社(メーカー名) 平凡社 本体価格(税抜) ¥2,300 発行日 2025/3/12 頁数 144 サイズ(mm) 縦290 × 横220 × 厚さ9 漫画家、絵本作家のほか、詩人、編集者、デザイナーとしても活躍したやなせたかし。高知での幼少時代、妻・暢との出会い、「アンパンマン」の誕生まで、波瀾の生涯と作品を追う。
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瀬戸内国際芸術祭2025公式ガイドブック
¥1,650
版元:美術出版社 監修:北川フラム/瀬戸内国際芸術祭実行委員会 A5並製 268ページ(カラー) 2025年3月刊 瀬戸内国際芸術祭実行委員会では、4月18日の開幕に先立ち、「瀬戸内国際芸術祭2025公式ガイドブック」を、次のとおり発売します。総合ディレクターの北川フラムによる瀬戸内国際芸術祭2025の注目プロジェクト紹介や、エリア情報をはじめ、すべての作品のガイドや会期中の交通情報など、芸術祭全体の情報を網羅した一冊です。
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こえび隊、跳ねる! 瀬戸内国際芸術祭外伝
¥2,750
版元:現代企画室 編著:こえび隊 監修:北川フラム A5並製・246頁 2025年3月刊 瀬戸内国際芸術祭を支える人びとが紡ぐ、奇跡のような物語。 本書は、瀬戸内国際芸術祭の年表で語られるいわゆる「正史」の隙間に無数にあった人の出会いや驚き、エピソードなど、これまで大きな声では語られてこなかった多くのサポーター、アーティスト、地域の方々、訪れた人たちの体験の拾遺集、瀬戸内国際芸術祭の外伝です。 作品制作の手伝いや空き家の清掃はもちろん、3年に1度の会期100日だけでなく、それ以外の1000日間、島の草刈りや運動会に参加し、大島の人々に寄り添い、豊島では島のお誕生会を行い、お弁当のデリバリーをするという、アーティストだけではやりきれない部分を担ってきた、こえび隊の17年の道のり。 いよいよ4月18日から第6回展が開催される瀬戸内国際芸術祭。この芸術祭が成立していく過程や、島々での奮闘記、アーティストやサポーターのエピソードなどから、瀬戸芸の成り立ちがよくわかる、芸術祭をより深く楽しむための一冊です。
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M/E
¥7,150
版元:torch press 著:川内倫子 A4版変型(280 x 220 mm)/上製本・布貼り/216P デザイン:ハンス·グレメン 執筆:テジュ·コール 2019年にアイスランドを訪れた川内は、地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持つ時間を遥かに超える氷河、胎内のような休火山の内部を目の当たりにし、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じました。アイスランドを出発点とし、コロナ禍を経て自宅周辺にある自然や、北海道の冬の大地へとその体験は続いていきます。2022~2023年には大規模個展『M/E 球体の上 無限の繋がり』を開催し、「M/E」シリーズの一部を発表しました。「M/E」は現在も世界の各国で展示され続けています。 タイトルとなる「M/E」は、「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」という意味が込められています。そこからは、悠久の自然の存在と、日々の日常で起こるささやかな出来事は、無関係ではなく、分かち難くつながっていることの必然が呼び起こされます。本作は、自然と向き合いながらも自身の視座を獲得した『あめつち』『Halo』の先にある、自然と人間のつながりという原点に立ち返り、激動の時代の中でも世界を見つめ直した川内による最新作。ハンス·グレメンの装丁により、透けるような繊細で薄い紙に写真が印刷され、クロス装には大胆に箔押しが施されている、オブジェのような佇まいをもった一冊となりました。巻末には作家、写真家、美術史家であるテジュ·コールによる、手紙のような美しい文体で綴られたエッセイが収録されています。 *本作は2022 年に刊行した展覧会図録「M/E 球体の上 無限の繋がり」とは異なる書籍·内容です。(同シリーズが収録されているため重複している写真はございます)
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作品集のつくりかた
¥2,420
版元:BNN 著:宮後優子 デザイン:守屋史世 A5判並製 176ページ 2025年2月20日刊 「作品を本にまとめたいけれど、どうまとめたらよいのか、わからない……」。イラストや写真などの作品をつくっていて、そう感じたことはないでしょうか? 本書は、アート、イラスト、写真などの作品を本にまとめる時に必要な編集とデザインのノウハウをまとめた実用書です。作品を本にまとめたい人のために、プロの編集者やデザイナーが実践しているページ構成のノウハウを具体的に解説しています。 巻頭ページでは、作品集、アートブック、小冊子などを制作しているデザイナー3組の実例を紹介。続く本編では、ページ構成、中ページの編集、中ページのデザイン、表紙デザインと造本など、4つのパートで編集とデザインの要点を解説。 デザイン書編集者としてビジュアルブックをつくってきた著者が、編集とデザインのプロセスごとにわかりやすく説明しています。編集とデザインの手順をすべて網羅するにはページ数が必要になるため、本書では重要なポイントに絞って、1見開き1テーマでコンパクトにまとめました。 作品集やZINEなど、ビジュアル作品の本をつくって売りたい方、ポートフォリオのまとめ方に悩んでいる方のヒントとなる一冊です。編集デザインのコツをつかんで、とびきりの本をつくってみてください!
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藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング
¥2,200
SOLD OUT
版元:集英社 著:藤原ヒロシ 四六判 344ページ 2025年2月26日 ナイキ、ポケモン、スターバックス……世界の大企業は、なぜ藤原ヒロシを求めるのか? 90年代に「裏原宿」という世界でも類を見ないカルチャーを築き、その後はファッションの枠を超えて支持され、原宿のゴッドファーザーとして世の中に多大な影響を与えてきた藤原ヒロシ。氏の存在によって“ストリート”という曖昧な言葉に意味が定義付けられ、“コラボレーション”や“別注”など、それまでになかった言葉が世の中に浸透した。しかし、氏の作り上げたヒットやムーブメントの数々は認知されていても、その裏側にある知性、アイデアの作り方や育て方、人脈や、コミュニケーションのスタイルについては語られていない。 本書は、藤原ヒロシの仕事には本人も意図しない“マーケティング”が介在しているのではないか、という仮説のもと、歩んできた歴史や数々の仕事の事例を抽出し、それらを学術的に言語化して講義を行った架空の大学プロジェクト「藤原ヒロシの特殊講義 非言語マーケティング」の内容をもとに、一冊の講義録としてまとめたものである。
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ホーム・スウィート・ホーム
¥3,080
版元:工作舎 著:杉本彩子 B5判変型並製 248頁 2024.12刊 「生き方の数だけ存在する住まいのかたちを見たい」と家々を訪ねる。蝋人形と住む造形作家夫妻の2LDKや、陶芸家夫妻が蘇らせた築150年の京風町家など、16の「おうち」を俯瞰図と400点以上のオールカラーイラストで巡る考現学!
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台湾クラフトへの旅
¥3,300
版元:小学館 著:平野久美子 B5変形 160頁 2025.01.29刊 多文化が共生する台湾の手業の逸品を案内 台湾を取材して30年。著者で作家の平野久美子さんがもっとも台湾らしさを感じるのは食でも街歩きでもなく、現地でつくられ、日常的に使われる暮らしの道具やセンスを感じる雑貨、民族色の豊かな工芸品の数々です。オランダや中国、日本の影響を受けてきた台湾には多文化が共生するモノ作りの伝統があります。台湾原住民による竹や藤、バナナなどの自然の素材や繊維で編む技法や染色した織物はデザインの優れた椅子やドレスになり高い評価を得ています。また、日本統治時代に広まったヒノキの桶や蒸籠をつくる職人技は今も台湾の料理店を支え、イグサを編む技術はモダンなマットやバッグに応用されてSDGsな取り組みとして注目されています。廟に祀られる神々の衣装に用いられる銀や錫の高度な装飾や加工は、台湾のZ世代のデザイナーやクリエイターにより世界的なブランドで商品化され、数々の賞に輝いています。そんなオリジナリティーあふれる逸品を創り出す工房やショップ、クリエイターを台湾各地に訪ねました。その多くが日本初公開です。これらの「Made in TAIWAN」からは、いまの台湾の姿と台湾人のアイデンティティーや生き方が感じられます。
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物物
¥3,080
発行:BOOK PEAK(株式会社菊地敦己事務所) 収集:猪熊弦一郎 撮影:ホンマタカシ スタイリング:岡尾美代子 エッセイ:堀江敏幸 編集・デザイン:菊地敦己 監修:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・公益財団法人ミモカ美術振興財団 A5判 / 全224P / フルカラー / ハードカバー 2025年1月15日(第4刷) 知られるとおり、自分の嗜好に触れるものをいつも身近に置いて、暮らしや仕事の糧としてい ました。高価なアンティークも生活雑貨も、道で拾った小さな欠片でさえも、猪熊にとっては 区別なくその一つ一つが「良き友」であり「恋人」であったのです。現在、これらの膨大な数 の収集品は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に収蔵されています。 今回、新たにこれらのコレクションのなかから、スタイリスト・岡尾美代子が 100 点余りを丁 寧に選び抜き、写真家・ホンマタカシが一つ一つ撮影しました。見開きに、写真一点と撮影時 に交わされたホンマと岡尾の会話を収録しています。また、巻末には小説家・堀江敏幸のエッ セイを収録し、デザインと編集はアートディレクター・菊地敦己が担当しました。本書『物物』は、 それぞれの視点によって瑞々しい魅力を発見された「もの」たちを、じっくりと味わえる一冊 となっています。
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うつわ
¥3,300
版元:青幻舎 著:石村由起子 B5変並製 128頁 2025年1月刊 奈良〈くるみの木〉石村由起子がこれまでに出合ったうつわ。 その一部をエピソードとともに紹介。 ライフスタイルショップという言葉や概念がない40年前から時代を先駆けてそのスタイルを実践してきた、奈良のカフェと雑貨の店〈くるみの木〉。県外から訪れるファンも多いお店で扱う食や雑貨は、代表の石村由起子の目によって選び抜かれてきました。 なかでも石村の大きな原点であり、大事にしてきたのがうつわの存在といいます。 本書では、10代の頃から今に至るまで、石村がこれまでに出合った思い入れあるうつわの一部を5章構成で紹介します。 10代の頃に、東京で旅館を営んでいた叔母に連れられて訪れた乃木神社骨董蚤の市で、はじめて購入した白磁と染付。そこから連なる石村の原点といえるうつわ。 中国茶の道具や、みなでお喋りをする時間を大切にしている石村ならではの、茶碗や湯呑み、グラスやカップなど「人と語らう時間に寄り添ううつわ」。 尊敬する作家、信頼する作家、大好きな作家は大勢いるが、その中でも「わたしにとって特別な作家」という三谷龍二や、たまたま紹介されている記事を読み、どうしてもこの人に会いに行きたいと強く思い、会いに行った辻和美をはじめ、ともに時代を過ごしてきた作家のうつわ。 旅に出かけて手に入れた中国や韓国の骨董や、モダンな佇まいを持つ韓国の現代作家のうつわ。 最後の章で紹介するのは、ともに育っていきたいと思わせる、石村より若い世代の作家のうつわ。 最初は憧れの作家を訪ね、やがて年頃の近い作家との交流から互いに影響を与え、そして最近は若い作家に発見や驚きを覚えながら集めた多くのうつわ。どれも運命的に出合った、石村の「目を喜ばせてきた」うつわとの、一期一会の物語。
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宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った
¥3,300
版元:平凡社 編:東京ステーションギャラリー A4変上製 224ページ 2025/01刊 2025年1月25日から東京ステーションギャラリーで開催される宮脇綾子(1905–1995)の展覧会公式図録。野菜や魚など身近なモノを、繊細なアプリケなどで構成した独自の世界を紹介。
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文章を書く人のための同人誌・ZINE本文デザイン入門
¥2,420
SOLD OUT
版元:BNN 著:welca、髙山彩矢子 B5判変型 160ページ 2025年1月29日刊 ノンデザイナーに向けた「本文デザイン」の考えかた 小説/雑誌/技術書/シナリオブックなど文字を主に扱う同人誌・ZINEを制作している or したいと考えているノンデザイナーに向けた本文デザインの入門書。装丁のデザインは想像しやすいですが、本文デザインというとなんだか難しそうと考えてしまいがちです。この書籍では、実際に著者がデザインをはじめたころに困ったことや知りたかった情報を「基本の一歩目」ということで、できるだけ簡単に必要な箇所に絞って解説していきます。 6部構成となっており、PART1では主に本文デザインに関する基礎知識を、PART2〜4では小説/技術書・ZINE/シナリオブックと、それぞれのテーマごとに組版のコツと見本を、PART5ではデータを本にするとき、必要となってくる印刷の基礎知識を解説します。また、PART6では優れたデザインの実例をご紹介します。 「何から手を付ければいいのかわからない」「なかなか思うようにデザインできない」「かっこいい同人誌のデザインの詳細が知りたい」といった場面でこの本がお役に立てたらうれしいです。
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世界はこんなに 堀内誠一
¥2,530
版元:ブルーシープ 文・絵:堀内誠一 B5変型上製 216ページ 2025年2月20日発売 うつくしい、おもしろい、ゆめいっぱい、はてしない。 堀内誠一は、目の前に広がる景色を写し、空想世界の夢を描いた。 古き良きものの面影を讃え、新しい時代の息吹を捉えた。世界はこんなに、と伝えるために。 PLAY! MUSEUMで開催の「堀内誠一展 FASHION・FANTASY・FUTURE」公式アートブックを刊行します。 あなたもきっと見たことがある、絵本『ぐるんぱのようちえん』の大きなぞうの絵、雑誌『anan』『BRUTUS』『POPEYE』のロゴマーク。それぞれを知っていても、同じ人が手がけたことは意外と知られていません。なぜか? それは堀内誠一が自由な発想で、幅広い仕事に取り組んだアーティストだったからかもしれません。 絵本作家、イラストレーター、アートディレクター、デザイナー、時には写真家として、多くの仕事に携わりました。さまざまな画風で描いた絵本、新しい表現で作りあげた雑誌、絵画やリトグラフ、地図、ポスター、旅行記にエッセイ、絵手紙と、一人の仕事とは思えないほどです。 1987年、54歳で生涯を終えるまで多彩な作品を生み出しつづけた堀内は、どのように世界を見つめていたのかーーー「世界はこんなにうつくしい」「世界はこんなにはてしない」など4つのテーマから、約100点の絵や写真と言葉を贅沢に散りばめ、その知性と好奇心、関わる人を惹きつける思いやりに満ちた視点を探ります。 「世界はこんなに」のその先に思いを馳せ、宝物をふと手に取るように、何度も楽しんでもらいたい一冊です。
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ロリータ・ファッション
¥3,740
版元:国書刊行会 著:嶽本野ばら 四六判変形 352頁 2024/04/12刊 「可愛いに命を捧げます」 ロリータのカリスマ・嶽本野ばらが、その歴史をあますことなく記した古今唯一の文献!!〝飾欲〞に生きるすべての乙女たちへ贈る、著者畢生のエッセイ集。「オメーラとは背負ったフリルの数が違うんだよ」――ロリータの永遠のバイブル。 「そのお洋服に袖を通した瞬間、泣いてしまうんだ。生きる為に必要なものだから」 本書はWEBマガジン『花形文化通信』(2019.04.04‐2023.01.26)に連載された作品に若干の訂正、加筆を施し、「序文」およびⅡ章「mode à la Lolita」の書き下ろしを加え構成いたしました。 装幀:松田行正+杉本聖士
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アーティストの邸宅 芸術家30人のインスピレーションを生む家
¥3,630
版元:パイインターナショナル 著者:スージー・ホッジ B5判変型 240ページ 豊富な写真で読み解く、アーティストたちの創作活動と住まいの関係 パブロ・ピカソやウィリアム・モリス、クロード・モネ……。世界的な芸術家、総勢30名の創作活動を「住まい」という視点から紹介。彼らのプライベートな空間が、創作活動にいかに影響を与えたかを豊富な写真とともに探ります。
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夏目漱石 美術を見る眼
¥2,750
版元:平凡社 著:ホンダ・アキノ 四六判上製 264ページ 2024/12刊 「芸術は自己の表現に始つて、自己の表現に終るものである」 明治40年、東大教授を蹴って朝日新聞に入社した漱石は、折にふれ芸術に関する記事を紙面に綴り、自由で忖度のない持論を堂々と展開した。同時代の美術に漱石は何を見たのか、繰り返し強調した「自己の表現」とは何を意味するのか──。 “美術の門外漢”として書きのこした言葉から浮かび上がる独自の芸術観、そこから浮かび上がる、漱石の生きる姿勢とは? 各紙で書評続々の『二人の美術記者 井上靖と司馬遼太郎』著者による〈小説家×美術〉第二弾。
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藤城清治傑作選 魔女の赤い帽子
¥2,200
版元:暮しの手帖社 藤城清治 影絵/香山多佳子・富本一枝 お話 AB判変型上製 44頁 2024年10月下旬刊 『暮しの手帖』に創刊時から連載していた影絵のお話。初期はモノクロ、やがてカラーとなり,長年皆さまに親しまれました。藤城清治先生が2024年4月に100歳を迎えられたことを記念して、傑作を選りすぐって、新しく単行本を作りました。連載時よりも影絵を大きくレイアウトして、見ごたえたっぷり。豊かな色彩が感じられるようなモノクロ作品も、ぜひご覧ください。
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BAUをめぐる冒険
¥2,860
版元:左右社 著:坂口恭平 写真:石塚元太良 A5判並製 272ページ 2025年01月01日 「僕はずっと建築家として生きている」 他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。 建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。 インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。 ◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス ◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール ◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」 ◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト ◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動 ◆個人の独創の産物「石の家」 ◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス ◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー ◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか
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ソウルメイト
¥3,300
SOLD OUT
出版社:米山 著:川島小鳥 臼田あさ美 寄稿:カネコアヤノ 縦190mm 2024/10/01刊 旅先で、いつもの日常から切り離された場所をあてどもなく歩くとき、私たちはそこに何を見てきただろう。 臼田あさ美と川島小鳥によって韓国・ソウルを舞台に撮影された写真集「ソウルメイト」がYYY PRESSより刊行。 ふたりのフォト・セッションは2023年12月/2024年1月/3月の3回にわたり、冬のソウルの澄んだ空気のもと行われた。ターニングポイントともなりうる時期を目前にした臼田あさ美が抱える不安や期待、諦念や覚悟のようなものが、同 くキャリアの転換期を迎えつつある同志、写真家・川島小鳥の透徹な眼差しによって、柔らかく写しだされている。ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊。 川島小鳥 (かわしま・ことり) 1980年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な写真集に「BABY BABY」(2007)、「未来ちゃん」 (2011)、「明星」(2014)、谷川俊太郎との共著「おやすみ神たち」(2014)、小橋陽介との共著「飛びます」 (2019)、「おはようもしもしあいしてる」(2020)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 公式サイト:http://kawashimakotori.com/ 臼田あさ美 (うすだ・あさみ) 主な出演作に、映画「色即ぜねれいしょん」(2009)、「南瓜とマヨネーズ」(2017)、映画「架空OL日記」 (2020)、「私をくいとめて」(2020)、「雑魚どもよ、大志を抱け!」(2022)、ドラマ「ブラッシュアップライフ」 (日本テレビ)、「柚木さんちの四兄弟」(NHK)、などがある。映画「愚行録」(2017)の出演にて第39回ヨコ ハマ映画祭助演女優賞を受賞。 公式サイト:https://usudaasami.com/
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途中でやめないごまかしリメイク こころざしとハードルの低い服づくりのアイデア その手があったか!
¥1,760
版元:誠文堂新光社 著:山下陽光 26cm 111P 2024年12月刊 山下陽光主宰のリメイクブランド「途中でやめる」の、かなり独自のリメイク方法をほぼほぼ公開。服を用意する準備段階から完成させる工程まで、「準備編」と「作る編」に分けておおよそのプロセスをたどります。「準備編」では、もとになる服を準備するところからスタート。素材を調達し、道具を用意するまでの流れを順を追って紹介します。「作る編」では、服を解体する工程から始まり、解体した服にいろいろな素材を組み合わせてみたり、服の形に戻すまでの工程を説明し、最終的に一着の服が完成するまでの過程を追いかけます。むずかしく感じる服づくりのハードルをぐっと下げるいろいろな技を集めました。お手本通りにきっちりきれいにつくるというよりは、途中でやめるのリメイク方法をもとにして、自分なりの服づくりを楽しんでもらうことを推奨。失敗してもどうにかなるので大丈夫。まちがえた場所も少しの工夫でいい感じに仕上がりますよ。
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THE AMERICANS by Robert Frank
¥9,900
SOLD OUT
published by APERTURE hardcover 180 pages 184 x 209 mm black and white 2024 スイス人フォトグラファー、ロバート・フランク(Robert Frank)の写真集。史上最も重要な写真作品群のひとつである画期的な一冊の、2024年再販版である。 1958年にフランスの「デルピール社(Delpire)」より『Les Américains』として、その後1959年にアメリカの「グローブプレス社(Grove Press)」より『The Americans』として出版されてから70年が経ち、本書はアメリカの写真作品において最も影響力を持つ不朽の価値を得た一冊となった。アメリカの全土をまわって撮影された83点の作品を通して人種差別、腐敗と不正にまみれた暗部やアメリカン・ドリームの過酷な現実と向き合うことで、作者はそれまでに知られていなかったアメリカの一面を明かした。人情とリリシズムが色濃く、見た者をはっとさせるその強いこだわりを持つ視点で切り取り、歴史の分岐点にあった一国における痛切でかえがたいポートレートを描いた。 1968年に刊行された「APERTURE」と「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」版から半世紀以上が経った現在、新版としてこのアイコニックな本書が「APERTURE」から蘇る。作者の生誕100周年と「ニューヨーク近代美術館」で開催される大規模かつ初の個展「Life Dances On: Robert Frank in Dialogue」に伴い、作者が手ずからデザインと制作のすべての段階に関わった2008年の「Steidl」版(刊行50年を記念に刊行された)の最高のトライトーン印刷をもとに制作された。 作者の緻密な視野、明確なスタイル、詩的な洞察力は20世紀における写真の行く先を変え、リー・フリードランダー(Lee Friedlander)やナン・ゴールディン(Nan Goldin)、ダニー・ライアン(Danny Lyon)、ジョエル・マイロウィッツ(Joel Meyerowitz)、エド・ルシェー(Ed Ruscha)、ゲイリー・ウィノグランド(Garry Winogrand)など、後に続いた世代の写真家たちに影響を与えた。本書はいまや史上最も革新的な写真集の一冊として讃えられ、その出版当時と変わらず力強く、刺激的であり続け、今日のオーディンスと共鳴している。
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手の応答 生活工芸の作家たち
¥9,900
版元:新潮社青花の会 著:三谷龍二 写真:菅野康晴 B5判/上製本/カラー128頁 2024年12月15日刊 「生活工芸」の代表作家であり、「生活工芸とは?」という問いにむきあいつづけた木工家・三谷龍二さん監修の展観図録として製作。自身をふくむ12作家を6のテーマ──「生活工芸」の6要素──に分類し、解説を附す。2000年代日本の生活文化を牽引した「生活工芸」の現在地を示し、その意義を再考する書。
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堀部安嗣作品集Ⅲ 2019-2024 全建築と設計図集(3/8当店イベント)
¥8,580
版元:平凡社 著:堀部安嗣 B4判函入り 256ページ 2024/11刊 建築家・堀部安嗣、9年ぶりの作品集の後編。事務所設立30年の節目に完成した自身初の公共建築「さぬき市立『時の納屋』」を含む。自ら撮り下ろした写真、手描きのスケッチ、臨場感溢れるドローイングを交えた各種図面を完全収録し、思索と創造の軌跡を辿る。全29作品を収録。 目次 第1章(城崎温泉 泉翠(改修) 2019 つくばのベーシックハウス 2019 ほか) 第2章(讃岐緑想 2020;瑞穂野の家 2020 ほか) 第3章(吉祥寺の家 2021;白金台のマンション(改修) 2021 ほか) 第4章(自由が丘のテラスハウス 2021;雪ノ下の家 2022 ほか)