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歴史の屑拾い

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できあがった「歴史」に触れることは多いけど、それがどうやってできているのか、あまり考えたことがなかったように思う。最近新版が出たカーの『歴史とは何か』とかは、うっすらと読んだ記憶があるけど…
だからこの、藤原辰史さんの歴史をめぐるエッセイ集を読んで、「歴史を組み立てていくって、こういう営みなんだ」と新鮮な驚きに打たれた。
歴史は、一次資料という「事実の断片」を収集、整理して、なんらかの道筋を提示する…そんな営みのようだけど、決して一筋縄ではいかないみたい。
大きな物語や、誰かにとって都合の良いシンプルな物語に回収されないよう忘れられた声を拾い上げ、人ではないもの、さらには生物ではないものにまで思考を広げ、常に自己点検を怠らず歴史像を相対化し続け、自分自身さえもバラバラに解体し「屑」のひとつとして歴史の一部になることを厭わない…。
本書はそんな、歴史学の手ざわりをありありと感じさせてくれる。藤原さんの思考と言葉はどこまでも真摯で、ジャンルの外へ開かれていて、大変にシビれた。
・・・・・・・
藤原 辰史 (著)
歴史をどう語るのか。
こぼれ落ちた断片の生が、大きな物語に回収されないように。
戦争体験者の言葉、大学生への講義、語り手と叙述……。
研究者である自身に問いかけながらの試行錯誤と、思索を綴るエッセイ。

講談社 (2022/10/20)

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