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奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき

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版元:かたばみ書房 著:キム・ソヨン 姜信子監訳 奥歯翻訳委員会訳 四六判並製 232頁 2023年11月刊

心の傷もわかりあえなさも、
すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった——。
痛みの声を聴く詩人が、母、父、心の傷、そして回復までの日々を語る。

奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて愛すること。
何もできなかったあのころ。それは、詩のうまれゆく時間であった。

生きることそれ自体が、詩になる。
それは特別なことではなく、
あなたの人生もまた詩なのだ。
寒さに震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。
「日本の読者へ」と、三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。

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