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ゴンベの森へ アフリカ旅日記
¥924
版元:筑摩書房 著:星野道夫 文庫版 160頁 2025/03/10刊 最初で最後のアフリカへの旅。 タンザニア・ゴンべの森でチンパンジーの観察研究・保護に取り組むジェーン・グドールと過ごした旅の記録。カラー写真を多数増補した新版。解説 管啓次郎
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エッセイと実用 自分のお葬式ハンドブック
¥1,430
SOLD OUT
発行・編集:rn press 新書判 ページ 2025年3月10日刊 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。
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徳島でもてなす、間違いない一軒 連れていきたいうまい店
¥1,320
発行元/株式会社あわわ A4判 104ページオールカラー 2025年3月19日刊 徳島を訪れるゲストをどこのお店に連れて行く? 「観光ガイドによく載っている店もいい けれど、地元に住んでいるからこそ知る名店に案内したい」 。そんな時に手に取ってほしい 一冊が誕生します。日々街を駆け巡る編集&ライター陣のほか、食通の著名人、おいしい 店巡りが趣味である人
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本をともす
¥2,200
SOLD OUT
版元:時事通信社 著:小谷輝之 四六判並製 248ページ 2025/03/11 考えることを放棄せず、考えることに向き合える本を売っている、葉々社の店主の日々の仕事を綴ったエッセイ 二〇二二年四月の開店以来、早いもので三年という時間が経過した。毎日、決めた時間に店を開けて、夜が訪れると店を閉める。単純な日々の繰り返しのようでいて、実際はそうではなく、毎日何かが発生する。バタバタするときもしょっちゅうある。 店を開けたあとはお客さんを待つ。基本的にはただ待つ。考えれば出版社に勤務していたときも待つ仕事が多かった。著者から原稿を、カメラマンから写真を、外に撮影に行けば、雲に隠れた太陽がふたたび顔を出すまで待つこともあった。だからなのか、待つことは嫌いではない。 二十五年の会社員生活を経て開業した葉々社は、本屋と出版社を兼務している。本を売りながら、本を作ってもいる。ふたつの出版社に所属していた頃は、仕事が忙しすぎて、自分自身がどんな仕事に向いているのか、真剣に考えたことはなかったように思う。これまでずっと雑誌や書籍の編集に携わってきたのだが、営業の仕事にはいちども就いてこなかった。本屋の仕事を始めてみて、自分はもしかすると営業に向いていたのではないかと感じている。リアルな場所としての本屋、イベント出店、オンラインストアをはじめ、毎日いろんなお客さんとのやりとりがある。本の話を聞いたり、仕事上の悩みについて相談を受けたり、日々、さまざまな年代のお客さんの人生に少しだけ触れている。まだ、三年程度しか本屋の仕事をしていないけれど、五十歳にしてたどり着いたこの職業は、天職なのかもしれない。いまはそう思っている。それほどまでに本屋は楽しいし、やりがいもある。 本書は、私が葉々社を開業するまでと、開業してからの記録である。毎日、どんなことを考えながら本屋の仕事を継続してきたのか、また、目の前に立ちふさがる課題に対して、どう向き合ってきたのかについて、具体的な数字を示しつつ振り返っている。 本屋が好きな人、本がないと生きていけない人たちのことを想像しながら原稿を書いた。本書をきっかけにして、全国各地に小さな本屋がもっと増えていくことを願っている。
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ダンゴムシのいる庭
¥1,540
SOLD OUT
版元:あすなろ書房 著:大野八生 B5変型判 32頁 2025年3月刊 子どもたちが大好きなダンゴムシの生態を、庭にすむ小鳥の視点で紹介! ダンゴムシの大好きな場所、食べ物、うんちの形、冬の過ごし方、生まれてから死ぬまでを丁寧に解説します。 ダンゴムシやミミズなどの小さい生き物が枯れ葉を食べて、うんちをたくさんすることで、栄養たっぷりのふかふかの「土」ができあがり、植物が元気に育ってゆく。小さな生き物や草花、樹木は、お互いに助け合いながら生きているのです。 造園家・イラストレーターとして、自然の大切さを伝える、大野八生さんの最新作です。
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自炊の壁 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法
¥1,760
版元:ダイアモンド社 著:佐々木典士、山口祐加 四六判並製 354ページ 2025/3/5刊 これはすごく良い本。 なぜ料理をめんどうと思ってしまうのか、料理のどういう点がハードルになってるのか、そして、ひいては現代人にとって「料理する」とは何なのか… そういう本質的な問いをひたすら細かく分解して、私たちが料理においてかけられている「呪い」をひとつづつ解いていってくれる。そんな一冊。 とにかく、解像度がすごい。私たちにとって当たり前になってしまっていて、深く追求することもなかった「料理/自炊」という行為を、ほんとうに丁寧に丁寧に分解して、「めんどくささ」の原因を発見していく。そして、私たちが料理に対して持っている「型」や「軸」のような、根本的な考え方から転換して、料理との向き合い方をすごく楽にしてくれる。 私たちはますます忙しくなり、ひとりご飯は増え、外食やお惣菜の選択肢も山ほどある。 そんな料理を敬遠しがちな社会の中で、料理と幸福な関係を築くために、まちがいなく「今」読まれるべき本だと思う。料理が好きな人も、嫌いな人も、食べるだけの人も、今から始める人も、みんな読んで欲しい。
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RITA MAGAZINE 2 死者とテクノロジー
¥2,640
版元:ミシマ社 編:中島岳志 B5判変形 232 ページ 2025年03月18日刊 AI時代、人類だけが行ってきた「弔い」はどうなる? 「死者」の問題を考えずして、 利他は語れず! 葬式、墓、仏壇、失われる弔いの伝統と、 台頭するAI故人ビジネス。 そのリスクと可能性を、 情報学、文学、宗教、政治学… 多方面から考察する。 中島岳志/高木良子/ドミニク・チェン/平野啓一郎/高橋康介/佐々風太/松尾公也/古田雄介/パトリック・ストークス/西出勇志/谷山昌子/池口龍法
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こえび隊、跳ねる! 瀬戸内国際芸術祭外伝
¥2,750
版元:現代企画室 編著:こえび隊 監修:北川フラム A5並製・246頁 2025年3月刊 瀬戸内国際芸術祭を支える人びとが紡ぐ、奇跡のような物語。 本書は、瀬戸内国際芸術祭の年表で語られるいわゆる「正史」の隙間に無数にあった人の出会いや驚き、エピソードなど、これまで大きな声では語られてこなかった多くのサポーター、アーティスト、地域の方々、訪れた人たちの体験の拾遺集、瀬戸内国際芸術祭の外伝です。 作品制作の手伝いや空き家の清掃はもちろん、3年に1度の会期100日だけでなく、それ以外の1000日間、島の草刈りや運動会に参加し、大島の人々に寄り添い、豊島では島のお誕生会を行い、お弁当のデリバリーをするという、アーティストだけではやりきれない部分を担ってきた、こえび隊の17年の道のり。 いよいよ4月18日から第6回展が開催される瀬戸内国際芸術祭。この芸術祭が成立していく過程や、島々での奮闘記、アーティストやサポーターのエピソードなどから、瀬戸芸の成り立ちがよくわかる、芸術祭をより深く楽しむための一冊です。
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めぐる、 24 特集:徳島のうどん、とは
¥800
版元:株式会社あわわ 104ページ 2025年3月刊 徳島ラーメンと聞けば、甘辛いスープに生卵という鮮烈なビジュアルが浮かびます。 しかし、徳島のうどんには、はっきりとした定義がないように思います。 強い麺のコシを誇るものもあれば、大阪のようにだしを主役にしたものもあり。 お隣の香川ほど名を馳せてはいなくても、食堂の一杯として長く愛されてきました。 いくつもの文化が混ざり合い、店ごとに異なる個性を持つ徳島のうどん。 その一杯を作る人々の手仕事を追いながら、「徳島のうどんとは何か」を探ってみまし た。
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自分にやさしくする生き方
¥990
版元:筑摩書房 著:伊藤絵美 新書判 240ページ 2025/03/06刊 セルフケア「しなければ」と思っていませんか? セルフケアは「一人で頑張る」ものではありません。日常のストレスに気づき、心の根っこにあるもやもやを解消し、自分にやさしくする技術を身につける一冊です。 こんな人におすすめ ・寝る前も勉強や仕事が気になってリラックスできない ・休むと自分を甘やかしているようで罪悪感がある ・人に迷惑をかけるのが怖くてSOSを出せない ・みんなはもっと頑張っているのに…と落ち込む
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おひとりソウルガイド
¥1,650
版元・編:朝日新聞出版 A5判並製 176ページ 2025年3月7日刊 ますます高まる“おひとりさま”旅に、初のソウルガイドが登場! モデルコースや、おひとりだからこそ行きたい美術館や美容スポットが盛りだくさん。ご飯スポットも渡韓100回を超える編集者厳選の50軒がお守りに。GoogleMapのリンク付きなので検索も楽々。WOWPASS購入や店頭予約などは動画付きなのでこの一冊で安心しておひとり旅が楽しめます!
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メルカリで知らん子の絵を買う
¥1,870
版元:文藝春秋 著:藤原麻里菜 四六判並製 208ページ 2025年03月07日刊 無駄づくりで人気の著者による脱力エッセイ 「私は人よりもたくさん余計なことをして生きていこうと思う」 ユニークな無駄発明で人気の著者による脱力系エッセイ集。 じっと天井を見つめ続けてみたり、幼児にまじって砂場で遊んでみたり、まだ名前のついていない行動を探してからだを動かしてみたり、着色料を溶いた水を飲んでみたり……。 じわじわとこみ上げる笑いとともに読み進めると、「余計なこと」を求める著者の心のやわらかい部分が見えてくる。
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花のうた
¥2,200
版元:左右社 四六判変形上製 136ページ 2025年03月12日刊 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈花〉の短歌アンソロジー どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇
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20 years of memories
¥2,750
SOLD OUT
版元:グラフィック社 イラスト:塩川いづみ A5上製 72頁 2025年3月刊 大人になったあなたへ 塩川いづみのイラストと綴る、我が子のメモリアルブック。20年間のかけがえのない思い出を書き込むことができます。今までにないシンプルでおしゃれなブックです。
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なぜ人は自分を責めてしまうのか
¥968
SOLD OUT
版元:筑摩書房 著:信田さよ子 新書判 224ページ 2025/03/06刊 自責感とうまくつきあう。 「自責感とうまくつきあう」。当事者の言葉を辞書として、私たちを苦しめるものの正体に迫る。公開講座をもとにした、もっともやさしい信田さよ子の本。
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らせんの日々 作家、福祉に出会う
¥1,980
出版社:ぼくみん出版会 著:安達 茉莉子 224ページ B6変形、並製(雁垂れ) 2025/03/03刊 【紹介】 「福祉に従事することは、多かれ少なかれ、“らせん”のようなものである」 数十年に渡り福祉の道に従事してきたひとりの職員が、福祉と「支援」について書き残した一文である。 障害者支援や高齢者福祉など多様な分野の事業所を運営する社会福祉法人、南山城学園。 そこで著者が出会ったのは、この社会がより生きやすいものになっていくためのヒントに溢れた、“最先端”の風景だった。 素朴だが、やさしく、やわらかい空間。 丁寧かつ創意工夫に満ちた、細やかな支援。 データをとり、その分析によって得られたエビデンスに基づいた取り組み。 日々の実践をふりかえって研究し、言葉にすることを重視する活動。 答えのない、複雑な事柄について話し合うことができる空気。 利用者の生きがいに寄り添い、そのひとの人生に思いを巡らせることのできる想像力。 支援しつづけるために支え合う、職員どうしのフラットな関係性。 ーーそれらの根底に流れ、職員全体に浸透する「人を大事にする」という意識。 自分を取り巻く暮らしを少しずつ変えていくことで幸福へと近づいていく自らの軌跡を描いたベストセラー『私の生活改善運動 THIS IS MY LFE』。」 その著者・安達茉莉子が次に描くのは、誰もが人間らしく生きることができる世界を目指す「福祉」の現場。 上から見れば、堂々めぐりのように見え、横から眺めれば後退しているようにも見える。 でも、踏み出した一歩によって、わずかに、高みへと上がっている。 そんな“らせん”のような日々を、福祉の現場ではたらく職員の語りを通して描いたエッセイ。
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藤子・F・不二雄がいた風景
¥4,400
版元:小学館 編:小学館ドラえもんルーム B5判 164頁 2024.11.29刊 国民的漫画家、藤子・F・不二雄の素顔とは 藤子・F・不二雄先生の生誕90周年を記念し、先生の生前の人柄に迫った究極の一冊がついに登場! 国民的漫画家、藤子・F・不二雄とは、いったいどういう人物だったのか。 その素顔に、全4章立てで迫ります。 第1章「Biography」:藤子・F・不二雄生誕から、年代ごとに足跡をたどる。数々の名作誕生の背景を徹底紹介。 第2章「Memories」:伝説のトキワ荘で日々を共にしたアニメーターの鈴木伸一・まんが家の水野英子や、当時の担当編集者・アシスタント、初期ドラえもんアニメのプロデューサー、初期映画ドラえもん監督など、当時の関係者が語る、藤子・F・不二雄。 第3章「Works」:筆跡が色濃く残る原画を中心としたイラスト集。作品構想メモや下絵も掲載。のび太の未来の姿が描かれた「45年後」も1編まるまる掲載。 第4章「Favorite」:藤子・F・不二雄の好きなもの特集。仕事道具、本棚、世界旅行記、家族との思い出などを徹底取材。
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TRANSIT 67 新時代の中欧浪漫紀行 ポーランド、チェコ、スロバニア、ハンガリー
¥1,980
版元:講談社 編集:ユーフォリアファクトリー 21 x 27 cm 204P 2025年03月13日 ロマンチックで耽美、でもどこかミステリアス。煌めく古城や宮殿、その光を妖艶に映し出すドナウ川の景色に、そういったイメージを抱く人も多いはず。 ヨーロッパのちょうど真ん中に位置するポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの中欧4国。ここでは、荘厳な古城に豪奢な温泉、森と洞窟など豊かな風景に恵まれ、ショパン、リスト、ミュシャ、トルンカといった数々の才能が生まれてきました。そして近年は、ホロコーストや社会主義国時代などの重い記憶を携えながら経済成長を遂げ、多くの観光客が押し寄せています。 ワインに温泉、手工芸など古くから愛される伝統はもちろん、新たに芽吹くカルチャーや人びとのムーブメントまで。今もなお美しく重厚な歴史を紡ぎ、現在進行形で変わりつづける。そんな新時代の中欧を、旅してみませんか?
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小鳥のさえずり事典 鳴き声の神秘と謎
¥1,980
版元:グラフィック社 著:ギレム・ルサフル 監修:上田恵介 A5変形上製 138頁 2025年2月刊 小鳥のさえずりは多種多様で、それぞれに役割や意味がある。小鳥たちはなぜ鳴き、何を伝えるのか。その仕組みや謎に迫る一冊。サヨナキドリやウタツグミなど、40種以上の小鳥のさえずりや生態を詳しく解説。
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宮沢賢治の動物誌 キャラクターを織り上げる
¥2,640
版元:青弓社 著:神田彩絵 四六判並製 256ページ 2025年2月刊 紹介 『注文の多い料理店』や『セロ弾きのゴーシュ』など、作品に登場する動物たちに注目して、描かれ方や日本・西欧の動物観との交差などを読み解き、賢治作品でのユニークな動物観とその魅力を照らす。動物とともにイーハトーブ童話を旅する賢治文学への招待状。 解説 『注文の多い料理店』のネコや『セロ弾きのゴーシュ』の愉快な動物たちを筆頭に、クマ、キツネ、タヌキ、カエルと、宮沢賢治が創作した童話群「イーハトーブ童話」にはさまざまな動物が登場する。日本古来の伝統的な動物観とヨーロッパ由来の新しい動物観の交差で生み出された動物たちは、賢治文学、そして日本文学でどのような意味をもつのか。 種としての動物の生態を紹介することに始まり、ヒトが彼らに向けてきたまなざし(動物観)の諸相、宗教や民間伝承に現れる動物の姿などを解きほぐし、さらに動物を扱う日本の古典文学や西洋文学を縦横に読み解く。そのうえでイーハトーブ世界に登場する動物のキャラクターを横断的に分析して、宮沢賢治が紡ぎ出した独自の動物観を浮き彫りにする。 動物とともに作品世界を旅してイーハトーブ童話のルーツを探る、新しい切り口の賢治文学への招待状。
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M/E
¥7,150
版元:torch press 著:川内倫子 A4版変型(280 x 220 mm)/上製本・布貼り/216P デザイン:ハンス·グレメン 執筆:テジュ·コール 2019年にアイスランドを訪れた川内は、地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持つ時間を遥かに超える氷河、胎内のような休火山の内部を目の当たりにし、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じました。アイスランドを出発点とし、コロナ禍を経て自宅周辺にある自然や、北海道の冬の大地へとその体験は続いていきます。2022~2023年には大規模個展『M/E 球体の上 無限の繋がり』を開催し、「M/E」シリーズの一部を発表しました。「M/E」は現在も世界の各国で展示され続けています。 タイトルとなる「M/E」は、「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」という意味が込められています。そこからは、悠久の自然の存在と、日々の日常で起こるささやかな出来事は、無関係ではなく、分かち難くつながっていることの必然が呼び起こされます。本作は、自然と向き合いながらも自身の視座を獲得した『あめつち』『Halo』の先にある、自然と人間のつながりという原点に立ち返り、激動の時代の中でも世界を見つめ直した川内による最新作。ハンス·グレメンの装丁により、透けるような繊細で薄い紙に写真が印刷され、クロス装には大胆に箔押しが施されている、オブジェのような佇まいをもった一冊となりました。巻末には作家、写真家、美術史家であるテジュ·コールによる、手紙のような美しい文体で綴られたエッセイが収録されています。 *本作は2022 年に刊行した展覧会図録「M/E 球体の上 無限の繋がり」とは異なる書籍·内容です。(同シリーズが収録されているため重複している写真はございます)
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また旅2
¥2,200
版元:暮しの手帖 著:岡本仁 A5判・並製 304頁 2025年3月刊 『暮しの手帖』の長期連載「また旅。」が単行本になりました。 著者の岡本仁さんが日本各地で見つけた風景、名建築や食べもの、地域の人々との交流など、4世紀96号〜5世紀30号に掲載した旅先より全25編を収録しています。 旅のおともに、ぜひお手元でお楽しみください。
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海辺の石 小図鑑・見立て・石並べ
¥1,980
版元:グラフィック社 著:石の人 監修:川端清司 A5並製 114頁 2025年3月刊 日本各地の石を拾い、並べ、時には見立て、石ころの魅力をSNSで発信してきた「石の人」、初の著書。美しい石たちの佇まいに触れる、至極の1冊。 美と科学の視点で贈る、あたらしい石の本。
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作品集のつくりかた
¥2,420
版元:BNN 著:宮後優子 デザイン:守屋史世 A5判並製 176ページ 2025年2月20日刊 「作品を本にまとめたいけれど、どうまとめたらよいのか、わからない……」。イラストや写真などの作品をつくっていて、そう感じたことはないでしょうか? 本書は、アート、イラスト、写真などの作品を本にまとめる時に必要な編集とデザインのノウハウをまとめた実用書です。作品を本にまとめたい人のために、プロの編集者やデザイナーが実践しているページ構成のノウハウを具体的に解説しています。 巻頭ページでは、作品集、アートブック、小冊子などを制作しているデザイナー3組の実例を紹介。続く本編では、ページ構成、中ページの編集、中ページのデザイン、表紙デザインと造本など、4つのパートで編集とデザインの要点を解説。 デザイン書編集者としてビジュアルブックをつくってきた著者が、編集とデザインのプロセスごとにわかりやすく説明しています。編集とデザインの手順をすべて網羅するにはページ数が必要になるため、本書では重要なポイントに絞って、1見開き1テーマでコンパクトにまとめました。 作品集やZINEなど、ビジュアル作品の本をつくって売りたい方、ポートフォリオのまとめ方に悩んでいる方のヒントとなる一冊です。編集デザインのコツをつかんで、とびきりの本をつくってみてください!