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陽だまりの昭和
¥2,640
版元:白水社 著:川本三郎 四六判上製 224ページ 2025/01/31刊 「昭和100年」記念出版 昭和の暮しの温もりを綴る 時代の変遷とともに人々の生活習慣や価値観も移り変わり、昭和の風物詩が消え去りつつある今、「昭和」といえば、戦争や不況、思想弾圧など昭和史の暗い面に焦点をあてて語られがちである。だが、そんな時代にも市井の人々の暮しには穏やかな時間が流れていた。本書では、「失われた昭和」の温もりを、映画や文学、流行歌や絵画などに「描かれた昭和」から多面的に浮かび上がらせる、著者ならではのエッセイ集。 紙芝居、熱海への新婚旅行、アルマイトの弁当箱、夕暮れ時に傘を持って駅にお迎えに集まる人々の姿など、昭和の失われた風景がある一方で、「外食」や「アルバイト」はいつから始まったのか? 「ハイボール」の起源は? 「名曲喫茶ブーム」の背景は? ラジオの普及を促したのはスポーツ中継だった……など、令和にも息づく流行や事柄も多く、意外な発見がある。また、昭和30~40年代の高度経済成長期には、女性のバス車掌が最も多く、美容師は「キャリアウーマン」の先駆けだったことなど、戦後自立して生活していく女性の姿とその背景を細やかに追う著者のまなざしもあたたかい。人々の生が輝いていた、懐かしい昭和が詰まった一冊。
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うつわ
¥3,300
版元:青幻舎 著:石村由起子 B5変並製 128頁 2025年1月刊 奈良〈くるみの木〉石村由起子がこれまでに出合ったうつわ。 その一部をエピソードとともに紹介。 ライフスタイルショップという言葉や概念がない40年前から時代を先駆けてそのスタイルを実践してきた、奈良のカフェと雑貨の店〈くるみの木〉。県外から訪れるファンも多いお店で扱う食や雑貨は、代表の石村由起子の目によって選び抜かれてきました。 なかでも石村の大きな原点であり、大事にしてきたのがうつわの存在といいます。 本書では、10代の頃から今に至るまで、石村がこれまでに出合った思い入れあるうつわの一部を5章構成で紹介します。 10代の頃に、東京で旅館を営んでいた叔母に連れられて訪れた乃木神社骨董蚤の市で、はじめて購入した白磁と染付。そこから連なる石村の原点といえるうつわ。 中国茶の道具や、みなでお喋りをする時間を大切にしている石村ならではの、茶碗や湯呑み、グラスやカップなど「人と語らう時間に寄り添ううつわ」。 尊敬する作家、信頼する作家、大好きな作家は大勢いるが、その中でも「わたしにとって特別な作家」という三谷龍二や、たまたま紹介されている記事を読み、どうしてもこの人に会いに行きたいと強く思い、会いに行った辻和美をはじめ、ともに時代を過ごしてきた作家のうつわ。 旅に出かけて手に入れた中国や韓国の骨董や、モダンな佇まいを持つ韓国の現代作家のうつわ。 最後の章で紹介するのは、ともに育っていきたいと思わせる、石村より若い世代の作家のうつわ。 最初は憧れの作家を訪ね、やがて年頃の近い作家との交流から互いに影響を与え、そして最近は若い作家に発見や驚きを覚えながら集めた多くのうつわ。どれも運命的に出合った、石村の「目を喜ばせてきた」うつわとの、一期一会の物語。
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こども遊び大全
¥1,760
版元:山と渓谷社 著:遠藤ケイ 文庫版 411ページ 2025.02.18刊 こどもの成長に「遊び」は欠かせない。 かつてこどもだった親たちが現代のこどもに伝えたい創造性や自由がここに。 メンコ、ベーゴマ、馬乗り、ちゃんばらごっこ、鉛筆戦争、ゴム跳び、おはじき、あやとり、みかん釣りなどなど。 こどもたちは家を飛び出し、町内の路地や裏の空き地、神社の境内に集まった。そして、ありとあらゆるものを使って、自由奔放・天真爛漫に遊んでいた。 それは、こどもの特権だった。そんな活気に満ちた元気いっぱいの日々が、今、ここに。 本書は単なる遊びの手引きではない。 健康とはなにか。創造性とはなにか。 自由を謳歌するとはどういうことか。 子を持つ父親や母親自身がひとつひとつの遊びを通して熱い思い出をこどもたちにも語り継げる。 かつてこどもであった自分自身を媒介にして、こどもを考え、また親と子を結ぶ絆について考えるきっかけともなる一冊。 ■内容 男の子編 ベーゴマ/ビーダマ/メンコ/クギ遊び/たが回し/陣地遊び/竹馬/こま遊び/竹とんぼ/草笛/ケン玉/鉛筆野球/けんけんがえ/ちゃんばらごっこ/レントゲンほか 女の子編 ゴム跳び/かごめかごめ/とうりゃんせ/まりつき/石けり/お手玉/おはじき/あやとり/貝遊び/影絵/糸でんわ/しゃぼん玉/ままごと/おしゃれ遊び/みかん釣りほか
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歩く マジで人生が変わる習慣
¥1,980
版元:NEWSPICKS PUBLISHING 著:池田光史 四六判並製 320ページ 2025年02月刊 「歩くことを文化面、科学面から突きつめた著作。勉強になって、しかもおもしろい!」 ウォーキングを単なるエクササイズととらえるなかれ。 本書を読み終えるころには、きっと確信するだろう。「歩く」という人間の本質的な行為こそが、脳と身体を鍛え抜き、生産性やクリエイティビティを高め、つまりは現代人の抱えるあらゆる問題を解決する鍵なのだと。 偉人:ニーチェもベートーヴェンもザッカーバーグも「歩きまくっている」 脳:歩くと脳が若返る 健康:「座りっぱなし」の害はタバコ並 都市:米国では2%の「歩きやすい街」がGDPの20%を生む 靴:あなたが「今はいている靴」がひざや腰を痛める ビジネス:「自然な形の靴」が世界中で大ブーム 働き方:「散歩ミーティング」で生産性も人間関係も向上 身体:週3回15分歩くと「認知症」発症率が40%減 精神:人間の幸福は「肉体の実感」から始まる
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ユリイカ 特集:自炊
¥1,980
SOLD OUT
版元:青土社 四六判変形 270P 2025年2月27日 これがわたしたちの自炊だ! 日々続けなければならない作業が退屈だからこそ、自炊という創意工夫のありようは常に洗練と混沌をきわめている。テクノロジーとサービスのひたすらな発展、他者の営みを覗き見て誘発される欲望が、「自分」という目的に立ち戻りただ一人の生活へと収斂していくことの贅沢さと寂しさを、孤独に味わい尽くすにはどうすればよいのか。個人による食の理論と実践の様態をひらく自炊特集
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「働けない」をとことん考えてみた。
¥2,090
版元:平凡社 著:栗田隆子 四六判並製 216ページ 2025/02刊 働かない、働けない、働きたくない……。 「普通の働き方」ってなんだろう? ロスジェネ世代、非正規雇用、職場のハラスメント、 うつと休職、生活保護、障害年金── 『ぼそぼそ声のフェミニズム』著者がつづる 〈働けない〉側から考える、あたらしい労働論。
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大阪環状線降りて歩いて飲んでみる(サイン本)
¥2,420
版元:インセクツ 著:スズキナオ B6判並製 198ページ 2025年2月刊 スズキナオによる人気ウェブ連載が書籍化! 加筆修正を大幅に行ない、「大阪環状線」1周の降りて歩いて飲んでみるが楽しめます。 前情報ほぼなしでとにかく鼻が向く方に歩く。そして、そこでの出会いを大切に、街のことを聞き、最後は飲んで終わるという取材を行い約2年。大阪環状線を1周回り切りました。ぜひその記録をお楽しみください。 また、書籍化にあたり京都の人気イラストレーター/漫画家スケラッコさんによる 特別漫画「スケラッコがスズキナオさんと大阪環状線 降りて歩いて飲んでみる」を収録!
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隙間2
¥946
SOLD OUT
版元:KADOKAWA 著:高妍 B6判コミック 282ページ 2025年02月12日刊 「琉球と台湾の歴史って、似てると思うんだ」 留学生として沖縄での暮らしを始めた、台湾人の楊洋(ヤンヤン)。沖縄で生きる人々、そして同じく留学生として日本にやってきた中国人の李謙(リーチェン)や台湾人のワンティンと関わる中で、彼女は自身と他者、母国と沖縄、それぞれのアイデンティティに向き合うことになる。一方、台湾では、楊洋(ヤンヤン)が想いを寄せる青年・Jが、国民投票に向けて活動を活発化させていた。異なる土地でそれぞれが抱える葛藤と希望は、やがて……。 「怒りも悲しみも、全部。行き場のない感情を乱暴に撒き散らしてでも、伝えたい想いがあった、あの頃」 ひまわり学生運動、表現の自由、同性間の婚姻の保障、国民投票。私たちが私たちであり続けるために、私は飛び出す。“怒り”と“愛”を抱きしめて。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ・イェン)が“今”に放つ、新境地。超厚【282ページ】の第2巻。
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隙間1
¥902
SOLD OUT
版元:KADOKAWA 著:高妍 B6判コミック 250ページ 2025年02月12日刊 「人の感情はどこから来て、どこへ向かうのだろう?」 台湾・台北に暮らす女子大生の楊洋(ヤンヤン)。心をすり減らしながらも懸命に介護を続けていた大切な祖母を亡くし、深い悲しみに沈む日々を過ごしていた。さらに、想いを寄せていた男性には別の恋人がいて、自分を愛してくれない……。すべてから逃げるように、楊洋(ヤンヤン)は交換留学生として、近くて遠い異国・沖縄へと旅立った。異国の地での生活は、祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まったが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、少しずつ“私”を取り戻していくーー。 「この残酷な現実に“さよなら”を告げて、私は行く。異国・日本へ。“はじめまして”を見つける旅へ」 好きな音楽を聴き、本を読み、映画を観て、恋愛をして、普通の大人になりたかった“私たち”の、青春の“怒り”と“記憶”。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が紡ぐ、台湾と日本、過去と未来、私とあなたの物語。超厚【250ページ】の第1巻。
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大邱の夜、ソウルの夜
¥1,980
ソン アラム 著 吉良 佳奈江 翻訳 町山 広美 解説 B5変形、並製、176ページ 価格:¥ 1,800+税 ISBN 978-4-907239-59-6 韓国の人気漫画家ソン・アラムの代表作。ふたりの女の乾いた涙の跡にうつしだされる「友情」の物語。 ソウルで奔放に育ったはずのホンヨン。家父長制が根強く残る大邱(テグ)からの脱出を試みるコンジュ。ふたりの女の乾いた涙の跡にうつしだされる「友情」の物語。 人気漫画家ソン・アラムの代表作を『韓国が嫌いで』の訳者、吉良佳奈江が全訳。 東京・下北沢でグラフィックノベル専門書店「BSEアーカイブ」を主宰する町山広美のコラムを収録。
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石垣りんの手帳 1957から1998年の日記
¥3,960
版元:katsura books 取材・文・編集:織田桂 執筆者:谷川俊太郎・関容子・高橋順子・田中和雄 写真:武藤奈緒美 文庫サイズ上製本 オールカラー 424頁 2025年2月21日刊 小さな手帳に鉛筆書き。詩人直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探る。 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 石垣りんの詩やエッセイは いつの時代も、人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、 1957年から1998年の間使用された 日本興業銀行製などの手帳ページを撮影して公開する。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、詩人直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。
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養生する言葉
¥1,760
版元:講談社 著:岩川ありさ 四六変型並製 256ページ 2025年02月14日 この世界が、あなたにとって、ちょっとでも生きやすくなりますように。 自分自身を優しくいたわる「ヒント」がつまったエッセイ集。 大江健三郎、ハン・ガン、津村記久子、文月悠光、『ブルーロック』、『君と宇宙を歩くために』……文学研究者が出会った、人生に寄り添ってくれる「言葉」と「物語」。 「養生という言葉を私は自分自身の生を養うさまざまな物語とつなげて考えてきた。ちょこんと横に置いて、ヒントとなる物語。自分の感情を教えてくれたり、生きる力をくれるような表現。それらを養生する言葉として捉えてきた。養生する言葉は、生きるための知恵であり、私よりも先に生きてきた人たち、同時代に生きている人たちが重ねてきた、輝くような実践の集積である。」
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MONKEY vol.35 特集:ポール・オースター 君に物語を語りたい
¥2,200
版元:スイッチ・パブリッシング 責任編集:柴田元幸 B4変形判ソフトカバー P208 2025年2月刊 「ポール・オースター 君に物語を語りたい」と題した、2024年4月に逝去したアメリカの作家、ポール・オースター特集です。 1947年ニュージャージー州ニューアーク生まれのポール・オースターは、1985年から86年にかけて発表した「ニューヨーク三部作」で注目を集め、その後、『ムーン・パレス』『リヴァイアサン』『幻影の書』などの小説から、評論、エッセイ、映画シナリオまで多岐にわたる創作を続け、現代アメリカ文学を代表する作家として活躍。その数多くの作品の中から、最後の数年に執筆された小説や評伝を中心に、オースターの声と物語を贈ります。
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ものごころ
¥2,200
版元:文藝春秋 著:小山田浩子 200ページ 四六判上製 2025年02月10日刊 植物や花、虫やさまざまな生き物が乱舞する、色鮮やかで心躍る「子供の世界」へ! 二人の少年が川原で拾った、怪我をした犬の命運は。(「心臓」) 子供が飲み込んでしまったスモモの種はいつ出てくるのか。(「種」) 「穴」で芥川賞を受賞して以来、独自の小説世界を築いてきた小山田浩子さん。近年では海外に招かれる機会も多く、「日本発のマジックリアリズム」の旗手として注目を集める著者が、言葉の奔流のような文体と、顕微鏡をのぞきこむような高精細な描写で「子供の世界」に挑む9篇。 子供の世界へ身体ごとダイブし、子供が見るように世界を見る、唯一無二のカラフルな小説集。
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大人をお休みする日
¥1,760
SOLD OUT
版元:角川春樹事務所 著:文月悠光 四六判 152P 2025/02/14刊 「大人」をお休みする日があっても、 それは「わたし」を生きるため。 中原中也賞受賞詩人が贈る、恋と暮らしに寄り添う第五詩集。 雑誌「mina」「婦人之友」人気連載を含む、著者最多の45篇を収録。 恋をすること/自分を愛すること 暮らしていくこと/抗うこと 女ともだちへ/選択すること 別れを選ぶこと/心を生かすために ーーままならない日々のなかに光を見つける全8章。
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読まれる覚悟
¥880
SOLD OUT
版元:筑摩書房 著:桜庭一樹 新書判 176頁 2025/01/08刊 小説は、読まれてはじめて完成する。 小説は、読まれてはじめて完成する。書き手の心を守り、読む/読まれるという営みをよりいっそう豊かにしていくための《読まれ方入門》。
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そして奇妙な読書だけが残った
¥1,870
版元:本の雑誌社 著:大槻ケンヂ 四六判並製 272ページ 2025年2月14日刊 本を読んだらどうかな? そんな時は。 僕だけが憶えている本、コロナ禍でのライブと猪木の言葉、栗城和城とプロレスの共通点、発熱時の『闇の左手』現象、目羅博士的跳躍に書店怪談...。 驚いたり、思い出したり、しみじみしたり。本とオカルトを愛するオーケンの奇妙な読書エッセイ。 インタビュー「作家の読書道」、単行本未収録エッセイも掲載。
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宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った
¥3,300
版元:平凡社 編:東京ステーションギャラリー A4変上製 224ページ 2025/01刊 2025年1月25日から東京ステーションギャラリーで開催される宮脇綾子(1905–1995)の展覧会公式図録。野菜や魚など身近なモノを、繊細なアプリケなどで構成した独自の世界を紹介。
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わたしの神聖なる女友だち
¥1,210
版元:修正舎 著:四方田犬彦 新書判/312ページ 2024年12月17日発売 「男は女のどこに学び、どこに敬意を抱きつつ、自分を造り上げていくのだろうか。花火のような恋愛とはまったく違った形で、両者は純粋な信頼関係を生きることができるだろうか。わたしはこうした問いを前に、自分がこれまでに出逢った女性の友人たちのことを考えている」(本文より) 昭和の大女優、世界的な革命家、学者、作家、漫画家、陶芸家、『痴人の愛』のナオミのモデル……。著者の記憶を綴る本書は、各領域で先駆者として生きた女性たちの貴重な記録でもある。 ◆本書に登場する「神聖なる女友だち」(登場順) 佐伯順子(比較文化学者)、宮田まり子(人類学者)、カズコ・ホーキ(ミュージシャン)、川喜多和子(映画配給者)、岡田史子(漫画家)、弥永徒史子(比較文学者)、真穂ちゃん(高校生)、若桑みどり(美術史学者)、合田佐和子(画家)、如月小春(演出家)、生田梨乃(詩人)、岡崎京子(漫画家)、四代徳田八十吉(陶芸家)、李香蘭/山口淑子(女優、政治家)、山田せつ子(舞踏家)、伊藤比呂美(詩人)、重信房子(革命家)、鷺沢萠(作家)、矢川澄子(作家)、岡田茉莉子(女優)、葉山三千子(女優)、水原紫苑(歌人)、寮美千子(作家)、ヨンシル(翻訳家)、神藏美子(写真家)、石井睦美(作家)
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あなたがいるから 初版 銀幕色ピュアホワイト
¥3,960
SOLD OUT
発行:Bleu et Rose 著者:相田冬二 編集:森田真規 デザイン:戸塚泰雄(nu) 装画:箕輪麻紀子 B6変形/上製本/368ページ 2024年 11月30日初版発行 限定300部・エディションナンバー入り ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二が、2019年から2024年、25年の間で劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した書籍『あなたがいるから』。直筆エディションナンバー&署名入り。
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絵本戦争 禁書されるアメリカの未来
¥2,970
版元:太田出版 著:堂本かおる 四六判並製 200ページ 2025.1.24刊 アメリカではいま、保守派による禁書運動が暴走している 黒人、LGBTQ、アジア系、アメリカ先住民…マイノリティを描いた絵本がなぜ禁書されてしまうのか NY在住ライターが禁書となった数々の絵本を通して見る、アメリカの姿 非営利団体「ペン・アメリカ」によると2023-2024学校年度に、前学校年度の2.7倍にあたる4231種類の本が禁書指定された。アメリカでいま、何が起きているのか。 この禁書運動は2021年に突如として始まった。ターゲットになっているのは、禁書運動を推進する保守派の親や政治家が理想とする<古き良きアメリカ>にとって都合の悪い、子ども向けの本たちだ。 黒人、LGBTQ、女性、障害、ラティーノ/ヒスパニック、アジア系、イスラム教徒、アメリカ先住民……8つのトピックにわけて、禁書運動の犠牲となった数々の絵本を一冊ずつ見ていくことで、マイノリティの苦難の歴史と、その中で力強く生きる姿、そして深刻化している政治的な対立<文化戦争>の最前線を知る。トランプの大統領再選が決まったいま、必読の一冊。
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私の好きな喫茶店で
¥1,650
SOLD OUT
版元:KADOKAWA 著:ニシイズミユカ A5判コミック 112ページ 2025年01月28日刊 “私に戻れる喫茶時間”人気イラストレーターが描く初イラスト&コミック集 東京の架空の街と喫茶店を舞台に、5人の女性の生活を映し出す物語。 家にいても仕事場や街に出かけても…情報量が多すぎる毎日はなんだか忙しない。珈琲を飲むだけではない、ちょっと異世界に足を踏み入れたような独特の時間が流れている喫茶店。 建物からインテリア、ほっとするメニュー、控えめな店主とのやり取りやBGMのようなお客さんの会話を追体験しながら、本の中で、ゆっくりと喫茶店時間を一緒に過ごしてみませんか?
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格差の”格”ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性
¥1,760
版元:朝日新聞出版 著:勅使川原真衣四六判並製 240ページ 2025年1月20日刊 「『わかる』とは?に挑んだ意欲作。「要するに」病の人にこそ、ぜひ読んでほしい」――山口周氏推薦! 「タイパ」重視、「自己肯定感」育て、「ウェルビーイング指標」の活用、「自立」の推進、「リスキリング」のススメ、「機嫌」を良くする方法、「成長」の希求、「つぶしが効く」能力……。社会でもてはやされる「よりよい生き方」「しあわせになる方法」を疑い、軽やかに解きほぐす20の問い。
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ふやすミニマリスト 所持品ゼロから、1日1つだけモノをふやす生活
¥781
SOLD OUT
版元:幻冬舎 藤岡みなみ 文庫版 266ページ 2025.02.06刊 シンプルライフとはほど遠い生活をしていた著者が部屋を借り、所持品ほぼゼロの状態から、「1日1つ道具をふやす」という100日間のチャレンジを始める。1日目に敷布団、7日目に爪切り。スマホは果たして何日目⁉ 電子レンジは不要、タオルと毛布は心の必需品、大切なものの〝普段使い〟で幸福感が増す……など、生活の本質に迫る画期的な一冊。