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世界の適切な保存(サイン入り)
¥1,870
著・文・その他 永井玲衣 自身の半径1メートルで起こった出来事から、今、世界を脅かす戦争まで。 見ること、言葉を紡ぐことをあきらめない著者の真摯で誠実な視線が胸をうつ、 この「世界」と向き合うための哲学エッセイ。 出版社(メーカー名) 講談社 本体価格(税抜) ¥1,700 発行日 2024/7/23
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テヘランのすてきな女
¥1,980
版元:晶文社 著:金井真紀 B6変型判並製 320頁 2024年6月刊 おおらかで、温かい。カッコよくて、勇気づけられる。でも気がつくと、ハラハラと涙が出てきて止まらない… そんな、すべてのお客様にゴリ押しでおすすめしたくなる、最高すぎる一冊なのでした。 本書は『パリのすてきなおじさん』や『世界はフムフムで満ちている』などでおなじみ、聞き書きの達人・金井真紀さんによる、テヘランの女たちのインタビュー&スケッチ集。 公共の場ではスカーフの着用が義務付けられていたりと、イランの女性たちの置かれる状況は、日本とは比べ物にならないほど窮屈。 だけどテヘランの女たちは、縮こまってなんかいない。反抗したり、諦めたり、こっそりルールを逸脱し、悲しみを胸に秘めながら、おおらかに生活を楽しみ、ズンズンと人生を前に進めてる。 誰かのせいにしないで、制約の中で精一杯人生を生きる、パワフル&聡明&おおらかな女性たちの姿が、とにかく眩しい。元気が出る。最高〜
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ワンルームワンダーランド ひとり暮らし100人の生活
¥2,200
SOLD OUT
編著=落合加依子、佐藤友理 エッセイ=100人の皆様 装丁・組版 佐藤友理 編集 落合加依子(小鳥書房)、佐藤友理 印刷・製本 シナノ書籍印刷株式会社 並製、B6、帯あり、240ページ ISBN978-4-908582-12-7 定価:2,000円+税 発行:小鳥書房
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文化の脱走兵
¥1,760
どうかあきらめずに、なによりも大切な自分の内面世界を守りながら、一緒に逃げ続けてください。絶望してしまわないためには物語が必要です。 ー『文化の脱走兵』(奈倉有里) ・・・・・・・・・・・・・ 著・文・その他 奈倉 有里 出版社(メーカー名) 講談社 本体価格(税抜) ¥1,600 発行日 2024/07/11 頁数 224 判型 46 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を。 言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。 「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 「もし本が好きになったら──私たちがその人たちを見つけて、めいっぱい大切にしよう。世界中のたくさんの本を翻訳して、朗読して、笑ったり泣いたりしよう。」(「クルミ世界の住人」より) 紫式部文学賞を受賞したロングセラー『夕暮れに夜明けの歌を』の著者による、最新エッセイ集。 【もくじ】 クルミ世界の住人 秋をかぞえる 渡り鳥のうた 動員 ほんとうはあのとき…… 猫にゆだねる 悲しみのゆくえ 土のなか 道を訊かれる つながっていく 雨をながめて 君の顔だけ思い出せない こうして夏が過ぎた 巣穴の会話 かわいいおばあちゃん 年の暮れ、冬のあけぼの 猫背の翼 あの町への切符 柏崎の狸になる あとがき 文化は脱走する 【装幀】 名久井直子 【装画】 さかたきよこ
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Coyote No.83 特集石 この世界の記憶 アイラ島とアラン島
¥1,320
Coyoteは「石 この世界の記憶 アイラ島とアラン島」。世界を理解する手がかりを求め、スコットランドの2島へ。ロマン。 出版社(メーカー名) スイッチパブリッシング 本体価格(税抜) ¥1,200 発行日 2024/07/15
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平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
¥968
版元:筑摩書房 著:宮崎智之 文庫判 288頁 注目の文芸評論家、エッセイストによる等身大の言葉で日常を鮮やかに描いた文章集。増補を加えて待望の文庫化。解説 山本貴光・吉川浩満
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犬ではないと言われた犬
¥1,760
版元:百万年書房 著: 向坂くじら 四六判並製 2024年07月11日刊 初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。 今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐるエッセイ集。 【目次】 くちぶえ、ソロで 犬ではないと言われた犬 とありますが、どんなこころですか 矮小な手のひら しゃべれない ひとりで学ぶことについて ほら、フレディ ドアノブのないドア ひとの子に お前とポエムやるの息苦しいよ 微調整、微調整 雲のかよひ路 事象がわたしを 湯船に浸かる かわいくはないよそもの 後ろ歩き ミケ あとがき 【著者略歴】 向坂くじら(さきさか・くじら) 詩人。1994年名古屋生まれ。「国語教室ことぱ舎」(埼玉県桶川市)代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」朗読担当。著書に詩集『とても小さな理解のための』、エッセイ集『夫婦間における愛の適温』、小説『いなくなくならなくならないで』ほか共著など。慶應義塾大学文学部卒。
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誕生日の日記
¥2,530
阿久津隆/いがらしみきお/イリナ・グリゴレ/植本一子/大崎清夏/金川晋吾/古賀及子/柴沼千晴/鈴木一平/pha/三宅唱/三輪亮介/me and you 「どんな今日も、誰かの生まれた日」 誰かの誕生日の日付から始まる、15人の日記集。 H150×W105、並製、208頁 定価2,300円+税 ISBN 978-4-9913584-0-1 C0095 発行 日記屋月日 装幀 仲村健太郎・古本実加 配送日:2024年7月上旬、初回発送予定
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誕生日のアップルパイ
¥2,420
作家夫婦が子どもたちに、うれしいことがあったらその日のうちに、つまり、よろこびが減らぬうちにお礼の手紙を書きなさい、と教えたように、千寿子さんもまた、うれしいことがあったら、その日のうちに娘に向けて葉書を書き、手紙を書きました。 ー『誕生日のアップルバイ』(庄野千寿子) 庄野千寿子 著 庄野潤三(1921-2009)が残した小説のほとんどには、作家の家族が登場します。 彼らは明るく、快活で、ユーモア精神にあふれ、ときに作家に小説の話題を提供 し、ときに小説の主人公となります。子どもたちの生命力があふれる初期の作品 もいいですが、老夫婦の日々を描いた晩年の連作もまた、庄野文学の大きな魅力 といっていいと思います。なかでも、作家の生活を陰でささえる千寿子夫人 (1925-2017)は、連作のなかで特別な存在です。 本書はこれまで発表されてこなかった千寿子夫人から長女夏子さんへの書簡で す。手紙をいろどるたくさんの料理と、娘への感謝の気持ちを綴った数々の手紙 は庄野潤三の文学そのもので、読んでいるこちらも幸せな気持ちになります。手 紙は昭和48年に始まり、作家が亡くなった2009年に終わります。日々のよろ こびを反芻するために綴った、家族の些細な記録は、庄野文学を読み解くヒント であり、同時に、毎日の生活を楽しむためのヒントになっています。 価格:2200+税/224頁 発行 夏葉社
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パーティーが終わって、中年が始まる
¥1,540
楽しさをあまり感じなくなってしまったら、何を頼りに生きていけばいいのだろう。正直に言って、パーティーが終わったあとの残りの人生の長さにひるんでいる。 ー『パーティーが終わって、中年が始まる』(pha) ・・・・・・・・ 著・文・その他 pha 定職に就かず、家族を持たず、 不完全なまま逃げ切りたい―― 元「日本一有名なニート」がまさかの中年クライシス? 赤裸々に綴る衰退のスケッチ 「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、怖いものは何もなかった。 何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。 この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。 喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」――本文より 若さの魔法がとけて、一回きりの人生の本番と向き合う日々を綴る。 出版社(メーカー名) 幻冬舎 本体価格(税抜) ¥1,400 発行日 2024/06/05 頁数 184 判型 46変形
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迷子手帳
¥1,980
著・文・その他 穂村 弘 いつまでも迷子であり続ける人のための手帳です。これ一冊あれば、貴方もきっと迷子になれる。 「いつもインコを肩にのせている神秘的な少年」になろう、と考えたのだ。ぎゃー。何なんだ、それ。よせ。やめろ。でも、夢見る私はもう止まらない。ピーコちゃんを肩にのせて、おそるおそる玄関のドアを開けてみた。(本書より) 「北海道新聞」好評連載ほか、人気歌人の最新エッセイ全57篇。 出版社(メーカー名) 講談社 本体価格(税抜) ¥1,800 発行日 2024/05/23 頁数 208 判型 46
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724の世界 2023
¥1,980
SOLD OUT
毎日ひとことくらい、他人のなんとなくくだらないどうでもいい気づかや生活の感じを見ると和むよね ー『724の世界』(吉本ばなな) 著:吉本ばなな 還暦直前、コロナ明け、まだ子どもが家にいる日々の、人生の宝みたいな記録になった。 行ったお店、ちらっと出てくる考え。どれも読んだ人にひそかに役立つと信じていますし、願っています。 ──吉本ばなな 本書では、2023年1月1日〜12月31日の書き下ろし日記を収録。 アブダビで本格的なアラビア語圏の文化に初めて触れたり、親しい人々と久しぶりの再会を祝したり、20歳になった子どもとの思い出を振り返ったり。 ページをパッと開くたびに、生活の息遣いにホッと和み、たわいない日常のかけがえのなさにハッと気づかされます。 折に触れて読みたくなる、人生に寄り添う一冊です。 ブックデザイン:山西ゲンイチ 装丁:大西隆介 沼本明希子(direction Q) 発行:DR BY VALUE BOOKS PUBLISHING 発売日:2024年5月24日(金) 価格:1980円(税込) 頁数:240ページ 判型:B6変形(124×182mm)
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読書は鼻歌くらいで ちょうどいい
¥1,540
ネットで買えば荷物にもならず、家まで届けてもらえるこの時代に、なぜ本屋で買うことが好きかというと、自分で「手に入れた」という感覚、そしてその喜びを、一冊一冊の本に対して味わいたいからです。 ー『読書は鼻歌くらいでちょうどいい』(大島梢絵) 著・文・その他 大島梢絵 出版社(メーカー名) 辰巳出版 本体価格(税抜) ¥1,400 発行日 2024/5/10 頁数 144 判型 46
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幸せへのセンサー
¥1,650
早く結果を求めすぎると、発酵しないし、発酵しないと、命も宿らない。 物事って、本当は遠ければ遠いほどいい、間接なら間接なほどいいんだと思うんです。なるべく間接になるように、なるようにしていけば、必ず結果は出る。 ー『幸せへのセンサー』(吉本ばなな) 著・文・その他 吉本 ばなな 出版社(メーカー名) 幻冬舎 本体価格(税抜) ¥1,500 発行日 2024/05/09 頁数 152 判型 46変形 「幸せってそもそも何でしょう? 59年間生きてきてわかった、幸せっていうのは、つまりこういうことじゃないか。こういう考え方をしたら自分にとっての幸せがどういうものかわかってくるはず。ということを、お話ししてみます。」吉本ばなな 幸せはオーダーメイド。 いつでも、自分に合わせた形で取り出せる。 ・何が耐えられて、何が耐えられないか。自分の体のセンサーを信頼する ・周りに合わせながらも「自分は本当はこう思っている」ということはわかっておく ・普段は仮面をかぶって、自分らしさは家族や友人など少数の人に発揮する ・シュミレーション通りに行かないことを情熱を持ってどんどんやってみる ・誰と何をしたか、いちいち人に言わない。自分しか知らないことを作る ・弱っている時は、優しい言葉で話せる人、気持ちが安らぐ人と過ごす
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自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと
¥1,760
自己の可能性は自己の人生に潜み、私たちに見出されるのを待っている。その花を咲かせるために私たちが行わねばならないのも他人をまねたり、目標としたり、あるいは比較したりうらやんだりすることではない。 ー『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(若松英輔) 著・文・その他 若松 英輔 古今東西の名著の中には、生きるための知恵、働くうえでのヒントが詰まっている。 NHK「100分de名著」でお馴染みの批評家による、自分の本当のおもいを見つけるための言葉。 マイオーダーシートに追加 出版社(メーカー名) 亜紀書房 本体価格(税抜) ¥1,600 発行日 2016/01/20 頁数 184 判型 46
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みずのした
¥2,300
著者:中川正子 装丁:飯田将平/ido 企画・編集:猪飼尚司 ______ 中川正子にとって、本格的なエッセイ本の刊行は初の試み。本著を執筆するにあたり、過去に自身が 綴った日記やブログ、SNSの投稿を読み直し、記憶に強く残る17篇の“昔のわたし” をセレクト。発言 のひとつひとつにときおり茶々をいれつつも冷静に俯瞰。そのときに巡った感情や体験のすべてが“い まの私”にどう繋がっているのかを考えていく。 過去の自分と現在の自分の往復書簡。 進路、結婚、出産、育児、仕事。中川正子のするどい視点とまっすぐな気持ちが、あたりまえの日常を色鮮やかな思い出の波へと変えていく。 _________ 発行元:株式会社くも3 判型= B6変型判 (幅120×高さ172×厚さ18mm) 頁数= 272頁・がんだれ製本
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夏葉社日記
¥1,650
著者:秋峰善 出版社:秋月圓 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし) 200ページ サイン入り 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。
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波打ちぎわの物を探して
¥1,980
版元:晶文社 著:三品輝起 四六判並製 244頁 2024年1月刊 物とのつきあい方、物を売り買いする感覚が、ここ20年くらいですっかり変わってしまったようだ。『すべての雑貨』『雑貨の終わり』も素晴らしかった、雑貨屋店主・三品さんによる本書を読むと、そのことに否が応でも気付かされる。 音楽は広大なストリーミングの海から見つけ出すものになり、本の並ぶ空間は格好のフォトスポットになり、お店は「文化を守る」ため皆から支援されるべき存在となり、物のあふれる汚部屋は職住一体化したミニマルな映え空間になり、メルカリは所有感覚を一掃してしまった… そんな、すべての空間とすべての時間(可処分時間…)が市場化される世界で失われつつある物とのつながりを、この本は社会学的な視点と、静かな思い出語りを交えながら、ぼんやりと浮き上がらせる。 本の話も多くて、知の巨匠・松岡正剛の壮大な編集空間・松丸本舗での甘美な経験と、その閉店、そしておなじく松岡氏が携わった角川武蔵野ミュージアムで本棚を背景に写真を撮るインスタグラマー達に遭遇する、という一連の流れは、とても残酷で、本もまた「雑貨化」から逃れられないのだ、という思いを強くするなど。 「正当さも芸術性も歴史も文化も欠いた雑貨という物を、せこせこと売るごっこ遊びのごとき感覚が、気づくと世界のいたるところに広がっている気がした。」とか、ほんと、その通りすぎるよ。
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ロゴスと巻貝
¥1,980
版元:アノニマ・スタジオ 著:小津夜景 四六判 256ページ 2024年1月刊 注目の俳人小津夜景さんは、選び取る言葉の瑞々しさやその博識さが魅力。本書では、これまでの人生と本の記憶を、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせる。過去と現在、本と日常、本の読み方と人との交際など、ざっくばらんに綴った40篇。 小津さんの本との付き合いは自由。流行りの本や気に入った著者にのみ傾倒するのではなく、時にそのときどきの境遇で出会った本に身をまかせ、時にその本の味を咀嚼できるまで何度も開くこともする方です。単なる読書エッセイではなく、本から生活の記憶を手繰り寄せ、当時の心情を豊かな語彙で結びつける、これまでの苦い生活の記憶も美化せずに切り取る潔さもある、この著者だからこそ選ぶことができる言葉が詰まったエッセイ。松岡正剛氏、池澤夏樹氏、谷川俊太郎氏という読書家が注目する俳人の、言葉と想像の糸の紡ぎ方が魅力の一冊です。
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古本屋台2
¥1,650
版元:本の雑誌社 著者:Q.B.B. 作・久住昌之、画・久住卓也 A5判並製 184ページ 2024年2月刊 夜中になるとどこからともなく現れる。本好きのオアシスが帰ってきた!2018年に刊行され「本の雑誌」の年間ベスト1に輝いた『古本屋台』の第2弾が本の雑誌社へと版元を移し、待望の刊行。 屋台中に古本が並び、一杯百円で白波のお湯割りが飲める(ただし飲み屋じゃないから一杯だけ)「古本屋台」に集うのは本とお酒を愛する老若男女。ひげのサラリーマンから、新婚夫婦、反社(?)のアニキと舎弟などのなじみ客にに加え、ギョラちゃん(荻原魚雷)、オカタケさん(岡崎武志)、ロバート・キャンベルなども登場。隠れキャラとして「重松」も背中を見せる。頑固そうだけど、どこか憎めないオヤジさんのキャラもますますパワーアップ。客にかけるひと言ひと言が心にしみわたる。
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かざらないひと 「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
¥2,420
自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。(堀井美香) ー『かざらないひと 「私のものさし」で私らしく生きるヒント』 ・・・・・・・ 月と文社 (編集) 「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。 その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 出版社 : 月と文社 (2024/2/15) 発売日 : 2024/2/15 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
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小山さんノート
¥2,640
版元:エトセトラブックス 編:小山さんノートワークショップ 四六判変形・並製 288ページ 2023年10月刊 「小山さん」と呼ばれた、ホームレスの女性が遺したノート。 時間の許される限り、私は私自身でありたいーー2013年に亡くなるまで、公園で暮らしながら、膨大な文章を書きつづっていた小山さん。町を歩いて出会う物たち、喫茶でノートを広げ書く時間、そして、頭のなかの思考や空想。満足していたわけではなくても、小山さんは生きるためにここにいた。 80冊を超えるノートからの抜粋とともに、手書きのノートを8年かけて「文字起こし」したワークショップメンバーによるそれぞれのエッセイも収録。
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脳のお休み
¥1,980
版元:百万年書房 著:蟹の親子 四六変並製 2024年01月刊 暮らしレーベル、第5弾。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家)
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鬱の本
¥1,980
「小さな本を出したいね」 「小さいけれど、誰かが助かる本」 「たくさんの人が、鬱にまつわる大切な一冊について書いた本」 ー『鬱の本』 ・・・・・・・・・・・・・ 内容紹介 本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 84人の「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。本が読めないときに。 この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 装丁・装画:平野拓也 編集協力 :鷗来堂 印刷 :中央精版印刷株式会社 判型 :B6変形判 上製丸背 本文196頁 発売日 :2023年11月下旬