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みずのした
¥2,300
SOLD OUT
著者:中川正子 装丁:飯田将平/ido 企画・編集:猪飼尚司 ______ 中川正子にとって、本格的なエッセイ本の刊行は初の試み。本著を執筆するにあたり、過去に自身が 綴った日記やブログ、SNSの投稿を読み直し、記憶に強く残る17篇の“昔のわたし” をセレクト。発言 のひとつひとつにときおり茶々をいれつつも冷静に俯瞰。そのときに巡った感情や体験のすべてが“い まの私”にどう繋がっているのかを考えていく。 過去の自分と現在の自分の往復書簡。 進路、結婚、出産、育児、仕事。中川正子のするどい視点とまっすぐな気持ちが、あたりまえの日常を色鮮やかな思い出の波へと変えていく。 _________ 発行元:株式会社くも3 判型= B6変型判 (幅120×高さ172×厚さ18mm) 頁数= 272頁・がんだれ製本
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絵本『雨犬』
¥2,500
SOLD OUT
版画/柳本史 ・文/外間隆史 雨の日に拾われた老犬が、若きペンキ職人とニール・ヤングを聴きながらコーヒーを飲んで暮らすお話。 未明編集室(みめいへんしゅうしつ) ポケットにポエジィ。2017年3月、<ポエジィとアートを連絡する叢書>『未明01』を刊行。同11月『原民喜童話集』、’18年5月『未明02』を刊行。20年5月30日よりインディペンデントの出版/装幀/デザインレーベルとしてリスタート。 定価:2,273円+税 発行:未明編集室 発売日:2023年1月30日/2023年4月1日第2刷発行 判型:B6判変型(縦179×横117mm) 頁数:160頁 製本:上製本
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夏葉社日記
¥1,650
SOLD OUT
著者:秋峰善 出版社:秋月圓 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし) 200ページ 初版本限定「特典ミニペーパー」(夏葉社への手紙=複製・1枚目)つき、サイン入り 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。
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波打ちぎわの物を探して
¥1,980
版元:晶文社 著:三品輝起 四六判並製 244頁 2024年1月刊 物とのつきあい方、物を売り買いする感覚が、ここ20年くらいですっかり変わってしまったようだ。『すべての雑貨』『雑貨の終わり』も素晴らしかった、雑貨屋店主・三品さんによる本書を読むと、そのことに否が応でも気付かされる。 音楽は広大なストリーミングの海から見つけ出すものになり、本の並ぶ空間は格好のフォトスポットになり、お店は「文化を守る」ため皆から支援されるべき存在となり、物のあふれる汚部屋は職住一体化したミニマルな映え空間になり、メルカリは所有感覚を一掃してしまった… そんな、すべての空間とすべての時間(可処分時間…)が市場化される世界で失われつつある物とのつながりを、この本は社会学的な視点と、静かな思い出語りを交えながら、ぼんやりと浮き上がらせる。 本の話も多くて、知の巨匠・松岡正剛の壮大な編集空間・松丸本舗での甘美な経験と、その閉店、そしておなじく松岡氏が携わった角川武蔵野ミュージアムで本棚を背景に写真を撮るインスタグラマー達に遭遇する、という一連の流れは、とても残酷で、本もまた「雑貨化」から逃れられないのだ、という思いを強くするなど。 「正当さも芸術性も歴史も文化も欠いた雑貨という物を、せこせこと売るごっこ遊びのごとき感覚が、気づくと世界のいたるところに広がっている気がした。」とか、ほんと、その通りすぎるよ。
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ロゴスと巻貝
¥1,980
版元:アノニマ・スタジオ 著:小津夜景 四六判 256ページ 2024年1月刊 注目の俳人小津夜景さんは、選び取る言葉の瑞々しさやその博識さが魅力。本書では、これまでの人生と本の記憶を、芳醇な言葉の群で紡ぎ合わせる。過去と現在、本と日常、本の読み方と人との交際など、ざっくばらんに綴った40篇。 小津さんの本との付き合いは自由。流行りの本や気に入った著者にのみ傾倒するのではなく、時にそのときどきの境遇で出会った本に身をまかせ、時にその本の味を咀嚼できるまで何度も開くこともする方です。単なる読書エッセイではなく、本から生活の記憶を手繰り寄せ、当時の心情を豊かな語彙で結びつける、これまでの苦い生活の記憶も美化せずに切り取る潔さもある、この著者だからこそ選ぶことができる言葉が詰まったエッセイ。松岡正剛氏、池澤夏樹氏、谷川俊太郎氏という読書家が注目する俳人の、言葉と想像の糸の紡ぎ方が魅力の一冊です。
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古本屋台2
¥1,650
版元:本の雑誌社 著者:Q.B.B. 作・久住昌之、画・久住卓也 A5判並製 184ページ 2024年2月刊 夜中になるとどこからともなく現れる。本好きのオアシスが帰ってきた!2018年に刊行され「本の雑誌」の年間ベスト1に輝いた『古本屋台』の第2弾が本の雑誌社へと版元を移し、待望の刊行。 屋台中に古本が並び、一杯百円で白波のお湯割りが飲める(ただし飲み屋じゃないから一杯だけ)「古本屋台」に集うのは本とお酒を愛する老若男女。ひげのサラリーマンから、新婚夫婦、反社(?)のアニキと舎弟などのなじみ客にに加え、ギョラちゃん(荻原魚雷)、オカタケさん(岡崎武志)、ロバート・キャンベルなども登場。隠れキャラとして「重松」も背中を見せる。頑固そうだけど、どこか憎めないオヤジさんのキャラもますますパワーアップ。客にかけるひと言ひと言が心にしみわたる。
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新居格 随筆集 散歩者の言葉
¥2,200
版元:虹霓社 著:新居 格 編:荻原魚雷 B6変判 246ページ 並製 2024年2月刊 戦後初の杉並区長として知られる新居格 随筆家としての名文を荻原魚雷が厳選 戦後初の杉並区長として知られる新居格(にい いたる)。著作リストが作れないほど多くの随筆や評論、批評を遺したものの、代表作と呼ばれるような作品もなく、『杉並区長日記』(弊社刊)と翻訳書(パール・バック『大地』等)を除いて新刊で読める本はない。 アナキストを自称し、議論を嫌い、知識人や文化人と呼ばれることを恥じ、戦時中も市井の人々や日々の生活を大切に生きた新居。そんな新居と同じく、散歩と読書をこよなく愛する高円寺の文筆家・荻原魚雷が、時に弱音や愚痴をこぼす彼の随筆を厳選、今の時代に蘇らせる。42の随筆と1つの詩を収めた名随筆集が誕生。
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かざらないひと 「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
¥2,420
自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。(堀井美香) ー『かざらないひと 「私のものさし」で私らしく生きるヒント』 ・・・・・・・ 月と文社 (編集) 「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。 絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。 他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。 その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。 出版社 : 月と文社 (2024/2/15) 発売日 : 2024/2/15 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
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口の立つやつが勝つってことでいいのか
¥1,980
SOLD OUT
版元:青土社 著:頭木弘樹 四六版並製 272頁 2024年2月刊 思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。 どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。
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小山さんノート
¥2,640
SOLD OUT
版元:エトセトラブックス 編:小山さんノートワークショップ 四六判変形・並製 288ページ 2023年10月刊 「小山さん」と呼ばれた、ホームレスの女性が遺したノート。 時間の許される限り、私は私自身でありたいーー2013年に亡くなるまで、公園で暮らしながら、膨大な文章を書きつづっていた小山さん。町を歩いて出会う物たち、喫茶でノートを広げ書く時間、そして、頭のなかの思考や空想。満足していたわけではなくても、小山さんは生きるためにここにいた。 80冊を超えるノートからの抜粋とともに、手書きのノートを8年かけて「文字起こし」したワークショップメンバーによるそれぞれのエッセイも収録。
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脳のお休み
¥1,980
版元:百万年書房 著:蟹の親子 四六変並製 2024年01月刊 暮らしレーベル、第5弾。 ——高い金払って大学行かせてもフリーターか。くその役にも立たないな。 身体の障害だったら障害者って分かってもらいやすくていいよね、と言うのを黙って聞いていたことがある。そういう声を聞くたびに、人間の想像力が争いを解決してくれることなんてあるのだろうかと思った。現に、私はその声に憤る。私はあなたじゃない。(本文より) ひとりなのに親子だという。足は多いが横にしか進めない。そんな奇妙な名を持つ書き手は、自分の体が過ごしてきた時間を気重たげに行き来する。文章を書くことはどうしたって誰かが生きた時間の肯定になることをこの本の文章は教えてくれる。湖底に潜むような、重くて鈍い、けれども確かな希望。ーー滝口悠生(小説家)
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鬱の本
¥1,980
「小さな本を出したいね」 「小さいけれど、誰かが助かる本」 「たくさんの人が、鬱にまつわる大切な一冊について書いた本」 ー『鬱の本』 ・・・・・・・・・・・・・ 内容紹介 本が読めないときに。 鬱のときに読んだ本。憂鬱になると思い出す本。まるで鬱のような本。 84人の「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集。本が読めないときに。 この本は、「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくりました。どこからめくってもよくて、一編が1000文字程度、さらにテーマが「鬱」ならば、読んでいる数分の間だけでも、ほんのちょっと心が落ち着く本になるのではいかと思いました。 病気のうつに限らず、日常にある憂鬱、思春期の頃の鬱屈など、様々な「鬱」のかたちを84名の方に取り上げてもらっています。 「鬱」と「本」をくっつけたのは、本の力を信じているからです。1冊の本として『鬱の本』を楽しんでいただくとともに、無数にある「鬱の本」を知るきっかけになれば、生きることが少し楽になるかもしれないという思いがあります。 この本が、あなたにとっての小さなお守りになれば、こんなにうれしいことはありません。あなたの生活がうまくいきますように。 装丁・装画:平野拓也 編集協力 :鷗来堂 印刷 :中央精版印刷株式会社 判型 :B6変形判 上製丸背 本文196頁 発売日 :2023年11月下旬
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母の最終講義
¥1,980
版元:ミシマ社 著:最相葉月 四六判並製変形 176 ページ 2024年01月刊 あの介護の日々は、母から私への教育だった――。 『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。 最相葉月デビュー30周年記念企画
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だめをだいじょぶにしていく日々だよ
¥2,090
版元:twililight 著:きくちゆみこ 四六版並製 208ページ 2023年12月刊 みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。 この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。 (まえがきより) 2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集。 書籍化にあたり、全12回に「アフター・トーク」を書き下ろしました。 装画は前田ひさえ、デザインは横山雄。 ままならない過去や体や心をほぐしてくれたのは、いつも書くことだった。
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奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき
¥2,420
版元:かたばみ書房 著:キム・ソヨン 姜信子監訳 奥歯翻訳委員会訳 四六判並製 232頁 2023年11月刊 心の傷もわかりあえなさも、 すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになった——。 痛みの声を聴く詩人が、母、父、心の傷、そして回復までの日々を語る。 奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて愛すること。 何もできなかったあのころ。それは、詩のうまれゆく時間であった。 生きることそれ自体が、詩になる。 それは特別なことではなく、 あなたの人生もまた詩なのだ。 寒さに震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。 「日本の読者へ」と、三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。
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ちょっと本屋に行ってくる。NEW EDITION
¥1,760
出版社:issuance 著:藤田雅史 226ページ 四六判並性 2023年11月刊 "この世界でいちばん好きな場所は、もしかしたら本屋かもしれない。" 「BOOKSELLERS CLOTHING issue」の人気ウェブ連載から、本と本屋さん好きのエッセイが生まれました。本とともにあるなにげない日常を、ちょっとしたユーモアと笑いとともに切り取る、本にまつわる脱力エッセイの新刊。 「本を読むのが楽しい」「本屋さんに行くのが好き」といったライトな「本好き」老若男女の共感を誘う作品です。
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tattva 9 特集:「それでも他人と生きていく、には。」
¥2,200
SOLD OUT
もし、『合意形成なんてコスパが悪い』と言い出して、話し合いを放棄してしまったら、あとはカネと暴力が支配する暗黒世界が待っているだけです ー『tattva 9 それでも他人と生きていく、には』 ・・・・・・・・・ 特集:それでも他人と生きていく、には。 言葉はわかるが話が通じない。どうやったって人はわかりあえない。たとえそうであったとしても、私生活でも仕事でも誰の手も借りず生きてなどいけないから、どうする!? 9号の特集テーマは「それでも他人と生きていく、には。」です。 現代は「個人の時代」とも「連帯の時代」とも語られる時代です。一見相反するこのふたつの言葉は、私たちが他人のいる世界にしか存在できず、他人とどう過ごすかが重要であることを示しているのではないでしょうか。ビジネスでプロジェクトを進めるときにもたった1人で行うことはまずありません。また誰かの助けを得なければ私たちは生きくことも不可能です。人との出会いや関わりの連なりが、人生を大きく左右する。だからこそ今、他人と生きていくにはどうするかを哲学、政治、建築、ビジネス、アート、数多な面から探る特集です。 出版社 : BOOTLEG (2023/10/10) 発売日 : 2023/10/10 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
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山學ノオト4(二〇二二)
¥2,200
暴力や理不尽、唐突に訪れる死や別れ。そういうものを完全に視界の外に追い出すのではなく、定期的に触れること。「力」をちゃんと畏れることは、社会の内と外を行ったり来たりする上で不可欠な感覚なのだ。 ー『山學ノオト4』(青木真兵・海青子) ・・・・・・・・・ 青木真兵 (著), 青木海青子 (著) 「社会との約束の下、寝て食べて動く。しかし、いつ約束したのだか判然としない。」 奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。 人の動きが少しづつ戻ってくる中で、あらためて見えてきた他者や社会とその「外側」にあるもの。内と外を行ったり来たり。ぐるぐる回りながら考えた、二〇二二年の記録。 出版社 : エイチアンドエスカンパニー (2023/9/29) 発売日 : 2023/9/29 言語 : 日本語 単行本 : 263ページ
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坂本図書
¥2,200
いろんな本を並行して読みながら、途中だけど、一度、本棚に戻したり、また取り出したり、本棚の並びを入れ替えたりして。関心もどんどん変わっていくから、新しい本もどんどん増えてしまうし…。 ー『坂本図書』(坂本龍一) ・・・・・・・ 坂本 龍一 (企画・原案), 空 里香 (監修) 【坂本龍一が語る、本を介した36人の人物録】 坂本龍一の傍にはいつも本があった。 「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語り、東京の仮住まいでも特製の本棚を設け新旧の本を蔵していくほど、無類の本好きで愛書家だった。 本書は、2018年から2022年にわたり、婦人画報に掲載していた連載『坂本図書』全36回分と、2023年3月8日に実施された、坂本龍一と旧知の仲である編集者・鈴木正文氏との対談「2023年の坂本図書」を収録しています。 本から始まり、本に気づかされ、本で確信する。 本を媒介に浮かび上がる、坂本龍一の記憶と想像の人物録です。 出版社 : バリューブックス・パブリッシング (2023/9/27) 発売日 : 2023/9/27 言語 : 日本語 単行本 : 288ページ
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セツローさんの随筆
¥2,200
みのさんは、何をして生活していたのか、知らない、仕事をしているところは、全く見たことがない。スポーツ好きで、町の運動会で、青年団の人達と一緒に走ったり、飛んだり、跳ねたりしているのは、見たことがある。 ー『セツローさんの随筆』(小野節郎) ・・・・・・・・・・ 小野節郎/文・絵 水彩で山野草を描き、匙やかんざしを木から削り出し、手びねりで土人形を作る。長くレントゲン技師を務めるかたわら、自らの美意識に導かれるままにさまざまな作品を生みだし、「セツローさん」の愛称で親しまれた小野節郎さんは、すぐれた書き手でもありました。 本書には生前に残した私家版の随筆集2冊から19篇を収録、滋味深く時にユーモラスな語り口で描かれる昔日の光景、家族の思い出、日々のできごと。スケッチや造形作品も合わ せて収録しました。 巻末には陶芸家の子息、小野哲平氏が父セツローさんとの思い出を描くエッセイを寄稿しています B6変形判上製(160ミリ*113ミリ) 176ページ 協力 小野哲平、早川ユミ 写真 河上展儀、大沼ショージ 編集・造本 信陽堂編集室(丹治史彦 井上美佳)
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うたわない女はいない 働く三十六歌仙
¥1,980
版元:中央公論新社 四六版変形上製 203頁 2023年7月刊 食っていけるの?そう笑ってた人たちをシャネルのバッグでいつか撲ちたい――会社員、パート、教師、保育士、精神科医……いま刮目すべき歌人36名による、心撃ち抜く労働短歌&エッセイ! 俵万智×吉澤嘉代子の対談「短歌が変える女たちの現実」も収録。 ◆歌人一覧 浅田瑠衣/飯田有子/石川美南/稲本ゆかり/乾 遥香/井上法子/上坂あゆ美/遠藤 翠/岡本真帆/奥村知世/川島結佳子/北山あさひ/鯨井可菜子/佐伯 紺/櫻井朋子/田口綾子/竹中優子/谷じゃこ/田丸まひる/千原こはぎ/塚田千束/手塚美楽/寺井奈緒美/道券はな/戸田響子/十和田 有(ひらりさ)/西村 曜/野口あや子/橋爪志保/初谷むい/ 花山周子/平岡直子/本多真弓/水野しず/山木礼子/山崎聡子
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夫婦間における愛の適温
¥1,870
結婚して二年になるが、遊びで愛をやっているわけではない。 ー『夫婦間における愛の適温』(向坂くじら) ・・・・・・・ 向坂くじら (著) デビュー詩集『とても小さな理解のための』が5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか? 出版社 : 百万年書房 (2023/7/27) 発売日 : 2023/7/27 単行本(ソフトカバー) : 204ページ
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伊丹十三の台所
¥2,860
版元:つるとはな 編者:つるとはな編集部 2023年6月刊行 食いしんぼうですね、伊丹さん! 映画監督、俳優、エッセイスト、なによりひとりの生活者。 表紙のイエローの洋皿は、伊丹十三が独身時代から愛用し、カレーのCM出演の際も自ら持ち込んで使ったもの。子どもたちが小さな頃は納豆スパゲッティを盛る定番でもあったといいます。 若い頃から好みの器を揃え、吟味した道具を使い、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるっていた伊丹十三。 この本では、食にまつわるエッセイをひもときながら、いかに伊丹さんが食べること、作ることを楽しんだかをお伝えします。そして、伊丹さんに影響を受けたさまざまな方々のお話も。 スパゲッティのおいしい召し上り方――細川亜衣 伊丹さんと台所――中村好文 池内家、父の料理――池内万平 ぼくらの好きな伊丹さん――宮脇誠・吉田昌太郎 伊丹十三の料理本――高橋みどり 風邪のときにつくってくれた親子丼がほんとうにおいしかった――宮本信子 (登場順、敬称略) ほか、映画『お葬式』の舞台となった湯河原の台所の全景、愛用の器、道具類も多数紹介。
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日本人が移民だったころ
¥1,980
まるで日本人は移民になることなどないような錯覚にとらわれる。しかし明治から戦後のある時期まで、日本は確かに国策として移民を推奨する「移民送り出し国」であった。 ー『日本人が移民だったころ』(寺尾紗穂) ・・・・・・・・・・ 寺尾 紗穂 (著) 音楽家であり文筆家の著者が、 植民地パラオに渡った移民たちの「戦後」をたどる、 聞き書きルポルタージュの決定版! 日本はかつて国策として移民を推奨する「移民送り出し国」だった。 そして戦後、日本に戻ってきた移民たちのなかには、故郷に居場所がなく、荒地の開拓を強いられたり、再び南米などに再移住を余儀なくされる者も多かった。 札幌、沖縄、パラグアイ。移民たちが戦後にたどり着いた場所を著者が自らの足で訪ね、それぞれの家族の激動の旅路を追う。 出版社 : 河出書房新社 (2023/7/26) 発売日 : 2023/7/26 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 200ページ