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スペクテイター52号 特集「文化戦争」
¥1,100
スペクテイター Vol.52 特集 文化戦争 発売 2023年12月20日(水) B5版/並製/176頁 ISBN 978-4-344-95459-5 _________________________________ 特集主旨 人種差別、ジェンダー平等、同性婚などの社会課題をめぐって議論が沸騰し、ときには争いにまで発展することもある昨今の社会状況。経済不況やSNSの影響が大きいという見方もありますが、それだけではなさそうです。 ポリティカル・コレクトネス、キャンセル・カルチャー、WOKEなどの新語と共に、自分とは異なる立場や価値観をもつ相手を攻撃しあう〝文化戦争〟と呼ばれるこの状況は、いつ頃から、どのようにして始まったのか? 私たちは、いったい誰と、何をめぐって争っているのか? より分断が進んでいるといわれるアメリカの事例と歴史を振り返りながら、社会の二極化がすすむ理由や、保守・リベラルといった政治思想の対立軸のしくみを探ります。_________________________________ おもな目次 ⚫︎文化戦争用語の基礎知識 ⚫︎まんが Riots IN USA アメリカの大学に台頭する息苦しい現実 ⚫︎論考 PC論争と文化戦争 ⚫︎リベラルと保守のちがいがわかる政治思想入門 ⚫︎図説 ひとめでわかるリベラルと保守のちがい ⚫︎サミー前田氏に聞く 三多摩に流れついた日本のロック ⚫︎まんが リベラルと保守──アメリカ政治の50年 ⚫︎アメリカ政治思想の現在を理解するための読書案内 ⚫︎漫画評論 WAKE UP! ふくしま劇画にウォークネスを発見せよ ⚫︎アメリカ政治思想史研究者・井上弘貴さんに聞く 日本人が知らないアメリカ保守 ⚫︎ジャーナリスト・河野博子さんに聞く “文化戦争”の起源と根底にあるもの
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スペクテイター51号 特集「 自己啓発のひみつ」
¥1,320
エディトリアルデパートメント (編集) 出版社 : エディトリアル・デパートメント 3月20日発売/B5版/並製/176頁 「これを読めば、あなたの人生が変わります」 そんな甘いことばで誘い、心を惑わす自己啓発メディア。 自分とは無縁だと思っていても、SNSやアプリを介して個人のもとへと届けられ、気づかぬうちに〝自分みがき〟をさせられていたりするからやっかいだ。 自己啓発の文化は、社会にも深く浸透している。 自助、教養、リスキリング、自己肯定感…。 成長や改善を促すこれらの言説は、いつどのようにして根付いたのか? ルーツを辿ってみるとそのタネは明治の頃に、早くも蒔かれていたことが…。 経済低成長時代に入り、よりいっそうの努力や向上が求められる社会のなかで、ひとり迷子にならないために、いま知っておきたい自己啓発の歴史と上手な付き合い方。 【51号の主なコンテンツ】 ●まんが 自己啓発って何だろう? 作画・関根美有 原作・赤田祐一(編集部) ●インタビュー1 真鍋厚「自己啓発が流行りつづける背景」 評論家。『テロリスト・ワールド』(現代書館)『不寛容という不安』(彩流社) ●インタビュー2 大澤絢子「日本・修養・自己啓発」 日本学術振興会特別研究員。『「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる』(NHK出版) ●インタビュー3 齋藤直子「眼ざめよ!エマソン」 京都大学大学院教授。『「自分を変える」ということ』(幻冬舎) ●論考 自己啓発のパラドックス 花村太郎 ●レポート 自己啓発書 30冊まとめて読んでみた! 選書/文・桜井通開
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スペクテイター50号 特集「まんがで学ぶ メディアの歴史」
¥1,320
エディトリアルデパートメント (編集) 出版社 : エディトリアル・デパートメント 2022/8 Spectator Vol.50 特集「まんがで学ぶ メディアの歴史」 パソコン、テレビゲーム、ソーシャルネットワーク。 わたしたちの暮らしに欠かせないデジタルメディアは、いつ、どのようにして生まれたのか? 歴史と文化が交差する先に浮かび上がってきたのは、“社会からのはみ出し者”の存在だった…。 機械や技術の歴史を辿るだけではわからなかった、デジタルメディアの「もうひとつの歴史」。 《主な登場人物》 ●マーシャル・マクルーハン メディア学者、『メディアはマッサージである』 ●スチュワート・ブランド 『ホール・アース・カタログ』発行人 ●スティーブ・ラッセル 元祖ハッカー、SPACEWAR! 開発者 ●アラン・ケイ 「ALTO」「Dynabook」考案者 ●リチャード・ブローティガン 詩人、作家、『アメリカの鱒釣り』 《コンテンツ》 0章 マクルーハンと地球村 1967年、『メディアはマッサージである』が若者のバイブルになり、情報革命の口火をきった 1章 テック鉄道模型クラブ 1958年、ハッカーと呼ばれる人種がMITから生まれてきた 2章 PDP-1 1961年、コンピューターの歴史を塗り替える革命的小型マシンが誕生した 3章 スペースウォー 1962年、SF小説をヒントにして世界初のビデオゲームが生み出された 4章 ホール・アース・カタログ 1968年、サンフランシスコでこれまで類のないカウンター・カルチャーの百科全書が創刊された 5章 LSDの次に来るもの 1972年、ハッカーたちの宇宙戦争ゲームにスチュワート・ブランドは未来を見た 6章 THE WELL 1985年、『ホール・アース・カタログ』は紙から電子に移行し、コンピューターによって結ばれる情報共和国が生まれた 7章 電子のエデン 1967年、〝恵み深きマシン〟というブローティガンの詩がデジタル・ユートピアを幻視した 8章 アラン・ケイ 1977年、未来のパソコンの青写真となる重要論文「パーソナル・ダイナミック・メディア」が発表された 終章 禅とオートバイ修理技術 1974年、〝禅〟と〝オートバイ整備〟について書かれた本が評判を呼び、さまざまな考えが引き出された
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スペクテイター49号 自然とは何だろうか
¥1,100
エディトリアルデパートメント (編集) 出版社 : エディトリアル・デパートメント 2021/12/21 人類の活動が、自然の回復力を超えて地球全体に影響を与え始めた時代=人新世に突入!? 価値転換の時代、自然への対応をめぐっても各方面で様々な議論が交わされるようになりました。 *温暖化は人工的に防ぐことが可能? *外来種は敵か? 味方か? *火力の代わりに原子力を活用すべき? *自然環境を守るためにマンモスを復活!? 理想の自然の有り様については、個人ひとりひとりが自由な意見を述べ合うことが重要。だけど、そもそも自然って何だろうか…。ならば、“自然の起源”を振り返ることから始めてみよう! キリスト教の自然観から『森の生活』ヘンリー・ソローの自然の定義、エコロジー運動の誕生まで。時代と共に移り変わる自然観の由来と系譜を、マンガをつかってやさしく解説。 識者の自然観にも耳を傾けながら、自然とは何かを掘り下げます。 ●マンガ 人は自然をどうみてきたか? 作画 関根美有 原作 赤田祐一(編集部) キリスト教の自然観/楽園をきりひらいた人たち/ロマン主義者の自然観 自然保護のはじまり/生物多様性のめざめ/サイレント・スプリング ピープルズ・パーク事件/エコロジー運動の夜明け ●『地球の論点』とエコモダニズム スチュワート・ブランド『地球の論点』を読み解く テーマ=都市/原発/遺伝子工学/ジオエンジニアリング エコモダニズムとはなにか?/エコモダニズム・ブックガイド ●ロングインタビュー 三人に聞く 私たちの自然観 内山節 哲学者と考えた「自然と人間の関係」 坂田昌子 ネイチャーガイドから教わった「生物多様性の意味」 能勢伊勢雄 ライヴハウス・オーナーに聞く「自然をどうとらえるべきか」
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スペクテイター47号 土のがっこう
¥1,100
発行:エディトリアル・デパートメント B5変形 P174 2020年11月刊 畑や森の地面の下の世界が、どうなっているか? あなたは想像してみたことがありますか。 「自然の隠された半分」にあたる土のなかには目に見えないくらい小さな生きものたちが無数に棲んでいて、それらの活動が植物の成長や地球の未来にも影響を及ぼしているらしいのです。 そんな土にまつわる驚きの事実や土が地球の環境に与える影響について、ぼくらといっしょに学んでみませんか。 ようこそ、土の世界へ。 「土のがっこう」本日開校です! (版元紹介より)