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【4/29イベント】みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ
¥1,760
佐久間裕美子 (著), 米村知倫 (イラスト) みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ 出版社 : 偕成社 (2024/3/11) 発売日 : 2024/3/11 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 207ページ
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波打ちぎわの物を探して
¥1,980
版元:晶文社 著:三品輝起 四六判並製 244頁 2024年1月刊 物とのつきあい方、物を売り買いする感覚が、ここ20年くらいですっかり変わってしまったようだ。『すべての雑貨』『雑貨の終わり』も素晴らしかった、雑貨屋店主・三品さんによる本書を読むと、そのことに否が応でも気付かされる。 音楽は広大なストリーミングの海から見つけ出すものになり、本の並ぶ空間は格好のフォトスポットになり、お店は「文化を守る」ため皆から支援されるべき存在となり、物のあふれる汚部屋は職住一体化したミニマルな映え空間になり、メルカリは所有感覚を一掃してしまった… そんな、すべての空間とすべての時間(可処分時間…)が市場化される世界で失われつつある物とのつながりを、この本は社会学的な視点と、静かな思い出語りを交えながら、ぼんやりと浮き上がらせる。 本の話も多くて、知の巨匠・松岡正剛の壮大な編集空間・松丸本舗での甘美な経験と、その閉店、そしておなじく松岡氏が携わった角川武蔵野ミュージアムで本棚を背景に写真を撮るインスタグラマー達に遭遇する、という一連の流れは、とても残酷で、本もまた「雑貨化」から逃れられないのだ、という思いを強くするなど。 「正当さも芸術性も歴史も文化も欠いた雑貨という物を、せこせこと売るごっこ遊びのごとき感覚が、気づくと世界のいたるところに広がっている気がした。」とか、ほんと、その通りすぎるよ。
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句点。に気をつけろ 「自分の言葉」を見失ったあなたへ
¥1,870
SOLD OUT
版元:光文社 著:尹雄大 四六判並製 182P 2024年2月21日刊 コミュニケーションで良しとされているのは句点「。」で言い切る、収まりのよい滑らかな言葉。でも、それって本当に自分の言葉ですか? インタビュアーとして多くの人の言葉を聞いてきた著者が「もどかしいままを口にする」ことの重要性を説く、新しいコミュニケーション読本。
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RITA MAGAZINE テクノロジーに利他はあるのか?
¥2,640
版元:ミシマ社 編:未来の人類研究センター B5判変形 224 ページ 2024年2月刊 文理共創の新しい知のかたちが、ここに。 東京工業大学の中で、利他研究会が発足してから4年。 AI、ロボット、情報科学が劇的に進化する時代に、利他はどうありうるのか? 「漏れる」工学、「野生の思考」とテクノロジー、「共感」を前提とせずに「共にいる」… 「利他」論考の決定版。 伊藤亜紗/中島岳志/北村匡平/さえ/砂連尾理/三宅美博/三宅陽一郎/稲谷龍彦/藤原辰史/真田純子/塚本由晴/ドミニク・チェン/山本真也/小林せかい/磯﨑憲一郎/木内久美子/國分功一郎/山崎太郎/若松英輔
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本屋のミライとカタチ 新たな読者を創るために
¥1,870
SOLD OUT
版元:PHP 著:北田博充 四六判並製 264P 2024年02月 本屋の未来の姿を考えるノンフィクション。 「書店員」だけではなく、「本の魅力を伝える人」すべてを広義の「本屋」ととらえ、未来の読者を創るために、高校の国語教師や、TikTokerのけんご氏など、いまどんな人たちが活躍しているのかをインタビューなどで紹介。さらに、プロレス産業など、衰退産業でありながら復活を遂げた業界を取材し、いまだからこそ示せる書店業界の復活のヒントや将来の可能性を探っていく。 出版業界に関わる人、本と本屋を愛する人すべてが必読の一冊。 本書に登場する方々 芹澤 連 マーケティングサイエンティスト 嘉登 隆 元・高校国語科教諭 田口幹人 未来読書研究所 けんご 小説紹介クリエイター 粕川ゆき いか文庫 瀬迫貴士 ページ薬局 内沼晋太郎 ブック・コーディネーター 高木三四郎 プロレスラー 伊野尾宏之 伊野尾書店 有地和毅 ひらく/日本出版販売 花田菜々子 蟹ブックス 森本萌乃 Chapters書店 山下 優 青山ブックセンター本店 (敬称略)
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口の立つやつが勝つってことでいいのか
¥1,980
SOLD OUT
版元:青土社 著:頭木弘樹 四六版並製 272頁 2024年2月刊 思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。本当なのだ。 どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……。弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。
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小山さんノート
¥2,640
SOLD OUT
版元:エトセトラブックス 編:小山さんノートワークショップ 四六判変形・並製 288ページ 2023年10月刊 「小山さん」と呼ばれた、ホームレスの女性が遺したノート。 時間の許される限り、私は私自身でありたいーー2013年に亡くなるまで、公園で暮らしながら、膨大な文章を書きつづっていた小山さん。町を歩いて出会う物たち、喫茶でノートを広げ書く時間、そして、頭のなかの思考や空想。満足していたわけではなくても、小山さんは生きるためにここにいた。 80冊を超えるノートからの抜粋とともに、手書きのノートを8年かけて「文字起こし」したワークショップメンバーによるそれぞれのエッセイも収録。
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決めつけてはいけません、他人を。何より自分を。 気楽さとやさしさの倫理学
¥1,980
版元:夜間飛行 著:秋田道夫 四六判変型判 305ページ 2024年1月刊 今晩から、あなたが自分のことをもっと「大切」にできますように。「世界」は思うより広く、「細部」は思うよりはるかに美しい。機嫌よく働き、日々を過ごすための言葉集。
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アートと人類学の共創 空き家・もの・こと・記憶
¥4,400
版元:水声社 著:服部志帆+小野環+横谷奈歩 A5判上製 312頁+カラー別丁64頁 2024年1月刊行 一軒の空き家に残された「もの」から、いかにして人びとの生を描き出し、歴史を語り継ぐことができるのか。人類学者とアーティストは、それぞれの立場からこの問いに向き合い、「もの」たちの声に耳をすます。写真、家具から柱、果てはつもった埃に至るまで、空き家をくまなく探索することで浮かび上がったのは、ひとつの空き家を軸にした、ある家族の生きざまと塩江町の人びとの繋がりだった。今はなき人びとの記憶を継承するために、アートと人類学に何ができるのか。分野の壁を超えた挑戦的なプロジェクトの軌跡。
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IMONを創る
¥1,980
SOLD OUT
版元:石原書房 著:いがらしみきお 232ページ A5並製 2023年12月刊 80年代末から90年代初頭にかけて、漫画家・いがらしみきお氏はアスキー(現・角川アスキー総研)のパソコン情報誌「EYE・COM」誌上で『IMONを創る』という長篇エッセイを連載していました。当時話題を呼んだOS構築の入門書『TRONを創る』(坂村健著)をもじったタイトルを持つこの連載のコンセプトは、日本語によく似たプログラミング言語による、人間のためのOS=行動と思考の原則である「IMON」(=Itsudemo Motto Omoshiroku Naitonaいつでも・もっと・おもしろく・ないとなァ)の構築と、それを読者へインストールする試みというものでした。 つまり、まだそれが「パソ通」と呼ばれていた時代に、いち早く原初的なインターネット通信とパソコンを生活と思考の技術として導入していた著者が、来たるネット社会・SNS社会を予見し、「インターネットの爆発的普及によって個人の生きる感覚の変化が急速に進む世界で、人間はどう生きていくべきなのか」を記述した(『ぼのぼの』、『I【アイ】』などいがらし氏の代表作を貫く)人間哲学というのがこの連載のもう一つの姿でした。連載は92年に書籍化されたものの、その内容が当時としてはあまりに先を行きすぎていたためかまもなく絶版となり、長らく忘れられた書籍となっていました。 しかしその刊行から30年後の現在、一人一台スマートフォンを持っているのが当たり前のSNS社会の風景は、『IMONを創る』でいがらしみきお氏が予言していた世界像そのものです。驚くべきはその予見の精確さだけではなく、そこで提唱された「IMON」というOSのアイデアが、AI産業の隆盛により人間というものが急速に相対化されつつある現代において、それでも人間が人間として、いつでも・もっと・おもしろく生きていくために、より刺激的かつ有効なものとなっていることです。 この前世紀最大の奇書であり、精確な思考が現実の未来を射抜いた驚異の予言書であり、人間世界の「ぜんぶの解説」とも言うべき書物を、著者自身の新しいあとがきと、本書の熱読者である作家・乗代雄介氏による解説を付し、復刊します。
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母の最終講義
¥1,980
版元:ミシマ社 著:最相葉月 四六判並製変形 176 ページ 2024年01月刊 あの介護の日々は、母から私への教育だった――。 『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。 最相葉月デビュー30周年記念企画
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新版 縄文聖地巡礼
¥2,420
SOLD OUT
版元:イースト・プレス 著:坂本龍一/中沢新一 A5判並製 224ページ 2023年12月刊 ぼくたちは、 未来に向かって 縄文の古層へ旅をする 以前から縄文文化に深い関心を寄せてきた音楽家の坂本龍一氏と、人類学者の中沢新一氏が、縄文の古層に眠る、わたしたちの精神の源泉に触れるため、聖地を巡り、語り合います。 諏訪、若狭、敦賀、奈良、紀伊田辺、鹿児島、そして青森へ――― 社会的な状況が大きく変化している現在、これからのヴィジョンを見つけるために、ふたりが人間の心の始まり「縄文」へと潜っていきます。
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野生のしっそう ー障害、兄、そして人類学とともに
¥2,640
版元:ミシマ社 著:猪瀬浩平 四六判並製変形 304 ページ 2023年11月刊 知的障害があり自閉症者でもあるが、さまざまな鋭さをもった兄。障害がないとされているが、さまざまないびつさをもった弟(著者)。世間には、この兄と弟を切断する「ものの見方」があたりまえに存在する。 しかし、その分断をすり抜けてしまうある出来事が起こった。 2021年3月、コロナの感染拡大による緊急感が高まるなか、兄は突然しっそうする―― どこへ向かったのか? なぜしっそうしたのか? その道筋を辿りながら見えてきたのは、兄の「たたかわない」術だった。 外なる他者、遠くの他者を扱ってきた文化人類学に、あらたな道を拓く実践の書! 「障害とともにある人類学」から始まり、「内なる他者」を対象とした人類学へと展開する、あたらしい学問のあり方。
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『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー
¥1,760
版元:黒鳥社 著:畑中章宏 若林恵 B40判 208p 2023年12月刊 めちゃくちゃによい。ひたすら刺激的で、常識がひっくり返り、これからの社会をどう生きるかのヒントが溢れてる。人文書まわりでお客さんにおすすめを聞かれたら、しばらくこの本をオススメしちゃいそうな予感… 「村社会」や「世間」と言う言葉には、すごくネガティブなニュアンスが付着してしまっているけど、実はそこには現代よりもよっぽど良くできた合意形成の仕組みや、コミュニティを成立させる知恵があって、本当に驚かされる。明日も顔を合わせて生きていかなきゃいけない環境では、「論破」なんてまったく意味がないのだ…。 タイトルの通り、民主主義・公共・合意形成あたりが中心的なテーマだけど、話はあちこちに広がり、個人的には、財布を握った女性が仕事をサボり賭博に明け暮れたり、夫が気に入らなかったら何度も離婚を繰り返したりと、女性が気ままに生きやすい社会があったのだ、という話がおもしろかった。 グレーバーやイリイチ、ユクスキュル、鶴見俊輔などあちこちを参照しながら、『忘れられた日本人』を「いま」に接続して読み直す大変刺激的な対談集。民俗学ってこういう風に「使える」のだな〜、と。なので民俗学の入り口としても案外よいかもしれません。
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50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと
¥1,980
そうだ、社会を、政治を変えるのは、私だ。でも、どこに向けて声をあげたら届くんだろう?(…)年をとっていく私が未来に向かって安心して暮らせる社会は、どういうもの? ー『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(和田靜香) ・・・・・・・・・・ 和田靜香 (著) そうだ、社会を、政治を変えるのは、私だ。でも、どこに向けて声をあげたら届くんだろう?(…)年をとっていく私が未来に向かって安心して暮らせる社会は、どういうもの? ー『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(和田靜香) 出版社 : 左右社 (2023/9/27) 発売日 : 2023/9/27 単行本(ソフトカバー) : 248ページ
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根っからの悪人っているの?: 被害と加害のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)
¥1,760
ある人が加害者になるまでのあいだには、何かしらの出来事があるわけで。だから、加害者になってしまうかもしれない、そのあいだに起こることを、まわりの人が支えたり、言葉をかけたり、一緒に考えたり、っていうサポートがあれば…。 ー『根っからの悪人っているの? 被害と加害のあいだ』坂上香 ・・・・・・ 坂上 香 (著) 根っからの悪人っているの?――被害と加害のあいだ』 著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われている「TC(回復共同体)」という対話による更生プログラムを、20 代の受刑者4 人を中心に2 年間記録したドキュメンタリー。本書は、この映画を手がかりに、著者と10 代の若者たちが「サークル(円座になって自らを語りあう対話)」を行った記録である。映画に登場する元受刑者の2 人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え、「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。(装画:丹野杏香) 出版社 : 創元社 (2023/10/17) 発売日 : 2023/10/17 言語 : 日本語 単行本 : 192ページ
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ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う
¥1,760
かなしみが、何かを愛したところに生まれるものであるなら、生きるとは、かなしみを育むことである。 ー『ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う』(若松英輔) ・・・・・・・・・ 若松 英輔 (著) 〈 迷い、悩み、疲れているあなたへ 〉 NHK「100分de名著」の人気指南役が贈る、目まぐるしい日々を生きるあなたに寄り添う言葉。 --------- 〈 自分を支える言葉は、実は自分自身の中にすでにある 〉 生きていくうえで、何が大切なのか。どこを目指して進めば良いのか。 迷いのなかから再び立ち上がり、前を向いて歩き始めるために、「自分だけの一語」を探す心の旅の導きとなる一冊。 --------- 年齢を重ねると自然に生活の幕は開く。勉強の期間を終え、仕事に従事するようになれば、生活との格闘はいやでも始まる。 だが、人生の扉が開く時期は人それぞれだ。早ければ早いほどよい、というのではない。ただ、どこかでその扉にはふれなくてはならない。 人は、自分の人生を生きない毎日を送り続けることはできないからである。 生活は水平的な方向のなかで広がりを求めて営まれるのに対して、人生は一点を掘り下げるようにして深まっていく。 生活のなかで人は、多くの言葉を知る。そうすることで会話も読書も執筆もできるようになる。 だが人生の一語は、そうした場所では出会わない。それはいつも切実な経験とともにある。 その言葉とは、広がりのなかではなく、深みにおいて遭遇する。 〈「人生の一語」より〉 出版社 : 亜紀書房 (2023/9/22) 発売日 : 2023/9/22 言語 : 日本語 単行本 : 152ページ
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訂正可能性の哲学
¥2,860
僕は、いつごろからか、哲学者の使命は、正義や愛について「説明する」ことにあるのではなく、それらの感覚を「変える」ことにあるのだと考えるようになった。それが本書でいう「訂正」である。 ー『訂正可能性の哲学』(東浩紀) ・・・・・・ 東浩紀 (著) 正しいことしか許されない時代に、「誤る」ことの価値を考える。世界を覆う分断と人工知能の幻想を乗り越えるためには、「訂正可能性」に開かれることが必要だ。ウィトゲンシュタインを、ルソーを、ドストエフスキーを、アーレントを新たに読み替え、ビッグデータからこぼれ落ちる「私」の固有性をすくい出す。ベストセラー『観光客の哲学』をさらに先に進める、著者30年の到達点。 出版社 : ゲンロン (2023/9/1) 発売日 : 2023/9/1 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 364ページ
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慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話
¥1,980
ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。 ー『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話』(森山至貴・能町みねこ) ・・・・・・・・・・・・ 森山至貴 (著), 能町みね子 (著) “みんな”でいたくない“みんな”のために 「LGBT」に分類して整理したら、終わりじゃない。 「わからない」と「わかる」、「マイノリティ」と「マジョリティ」を 行き来しながら対話する、繊細で痛快なクィアの本。 ときに反抗的で、しなやかな態度は明日への希望に――。 性、恋愛、結婚、家族、子孫、幸福、身体、未来―― バラバラのままつながった壮大な「その他」たちが、 すべての「普通」と「規範」を問い直す。 「『普通』や『みんな』という言葉に己を託したり託さなかったり、託せたり託せなかったりする読者のみなさんを、風通しのよい、というよりは強風吹きすさぶ場所へと連れて行ってしまおうというのが私たちの企みです。どうぞ、遠くまで吹き飛ばされてください」(森山至貴「はじめに」より) 「ワクワクだけでも足りません。ヒヤヒヤするかもしれませんし、何か責められたような気分でイライラしたり、何様だコイツ、という思いでムカムカするかもしれません。逆に、全然言い足りてないぞ、と思うこともあるかもしれません。そのくらいのほうが普通じゃないかと思います。そのくらいでないと、私たちも語った甲斐がありません」(能町みね子「おわりに」より) 出版社 : 朝日出版社 (2023/7/1) 発売日 : 2023/7/1 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 320ページ
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聞くこと、話すこと。
¥1,870
版元:大和書房 著:尹雄大 四六判並製 264ページ 2023年5月刊 あ、私ばっかり話してすみません! そんな言葉を聞くことが増えたように思う。なんだかこの社会では、会話においては聞くことが大事、とか、共感を持って傾聴すべき、とか、自分のことばっかり喋っちゃダメだ、というような「会話はこうあるべき」が強くなってきているような気がしている。 ふつうのおしゃべりにまで、会話のスキルや技法が浸透してきてる感じというか…。 「人が本当のことを口にするとき」という副題がつけられたこの本は、そんなスキルやノウハウに抗う。この本が指向するのは、人がありのままに話したり聞いたりできなくなるような抑制や思い込み、呪縛をとりはらって、身体の底から湧き上がる「本当のこと」を交換し合うような対話の形のよう。 こんなことを言う人に出会ったことがなかったので、驚いた。とりわけ「私たちは自らの力を信じるより、抑制に投資している」と言う一文には、打ちのめされた。
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応答、しつづけよ。
¥3,080
SOLD OUT
言葉はもういい。世界に出会いに行こう。 ー『応答、しつづけよ。』(ティム・インゴルド) ・・・・・・・・ ティム・インゴルド (著), 奥野 克巳 (翻訳) 〈世界と向き合い、「つくる」ために〉 人類学とアートの刺激的な出会い。 ------------ 現代の人類学を牽引する思想家が随筆、批評、寓話、詩などさまざまな形式を駆使して、アート、建築、デザインを論じる。 火、樹木、山、飛行、地面、時間、石、絶滅、線、糸、言葉、手書き、頭字語、色……創造と想像を刺激する思考の集成。 訳者・奥野克巳による詳細な解説を付す。 出版社 : 亜紀書房 (2023/5/24) 発売日 : 2023/5/24 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 420ページ
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私のアルバイト放浪記
¥2,197
SOLD OUT
版元:土曜社 著:鶴岡いづみ A5判ペーパーバック 2023年 4月刊 『私のアルバイト放浪記』 頭部モデル、測量会社従業員、水道検針員、梅調査員、お掃除スタッフ… そんな、ちょっと変わったアルバイトのフィールドワークぽくもあり、同時に人生にさまようひとりの人間のドキュメントのようでもあり。 土曜社から出ている、いくつかの整体の本でチラッと知っていた鶴崎いづみさんの、アルバイト体験をマンガで描いた本書。職場の人間関係や、働く人のひととなり、空気感が伝わってくる感じが、とても良い。鶴崎さんは「観察の人」なのだなぁ、と。 とはいえ、お金をもらうためと割り切ってはじめたアルバイトでも案外に、生活にまで心配事やら何やらが侵食してくるのが大変にリアル。割り切り、を許さない何かが職場というものにはあるのだな、と。 そして、そういう諸々が「己の必然を発見する自己観察の過程」だったという一文には深く動かされました。そう、働いてみてはじめて、自分が仕事のどの部分がダメとか苦では無いとか、発見できるんだよな〜。
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沖縄の生活史 単行本
¥4,950
あの頃の東京はね、お店の正面に「沖縄者お断り」って書いてあったんだよ。野蛮人と言ってから ー『沖縄の生活史』 ・・・・・・ 石原昌家 (監修), 岸政彦 (監修), 沖縄タイムス社 (編集) 2022年5月に、日本復帰50年を迎えた沖縄。これを節目として、沖縄の歴史とともに生きてきた人々の来し方を聞き取って文章に残そう、という沖縄タイムス社の企画が結実したのが本書である。 沖縄タイムス紙上での募集に応えた「聞き手」たちが、それぞれ思い思いの「語り手」を選び、その人生を聞き取って生活史として仕上げた。紙上に、およそ半年以上にわたって連載された85篇に加え、新聞には掲載しなかった15篇を合わせた、計100篇の生活史がここにまとめられている。巻頭と巻末にはそれぞれ、監修者のまえがき、あとがきを収録する。 「私は本書のどの語りの、どの部分を読んでも、深い感慨と感動をおぼえます。ここには語り手たちが経験した「沖縄の戦後」が、確かに存在するのです」 (岸政彦、まえがきより) 「数多くの沖縄の人たちから聞き取りしてきたにもかかわらず、庶民の生活の奥深くに分け入り、心の襞に触れるところまでは、聞き取りはしていなかったか、と思わざるを得ない語りにも出会えました」 (石原昌家、あとがきより) 出版社 : みすず書房 (2023/5/16) 発売日 : 2023/5/16 言語 : 日本語 単行本 : 880ページ
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ルポ ゲーム条例 なぜゲームが狙われるのか
¥1,892
香川が舞台の『ルポ ゲーム条例 なぜゲームが狙われるのか』(山下洋平)、入りました ・・・・・・・・・ 山下 洋平(やました・ようへい)著 KSB瀬戸内海放送記者。1979年、香川県生まれ。東京大学文学部卒業後、放送局に入社。ニュース取材やドキュメンタリー制作を行う。著書に『あの時、バスは止まっていた 高知「白バイ衝突死」の闇』。 版元:河出書房新社 著:山下洋平 四六判変形並製 256ページ 2023年4月刊 ゲームは1日60分まで――香川県議会で採決された「ゲーム条例」。不透明な制定過程や科学的根拠に疑問を抱いた報道記者が真相に迫り、地方から民主主義のあり方を問うノンフィクション。 「地方にこそジャーナリズムは生きている。 日本社会の今を地方の視点から写照する、調査報道ノンフィクションの傑作」 ——松本創(ノンフィクションライター) 「限られた人たちで空気を作り、あらかじめ決められた方向に持っていこうとする。 ここに書かれているのは、今、あちこちで起きていることだ」 ――武田砂鉄(ライター)