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UTOUTO
¥4,400
柳本史さんの版画集『UTOUTO』、ページを開くだけで穏やかな気持ちになれる。静寂に包まれる。 UTOUTO 柳本 史小版画集 <いつからわたしはうとうとしてるのだろう?> 版画家・柳本 史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。 現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。 本書は、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々彫っては刷る小さな作品114点を採集した版画集。 巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。 さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。 小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本 史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人を超えた。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。<未明編集室> 定価 本体 4,000円(税込¥4,400) 2024年4月1日全国発売 130mm × 180mm ×22mm(B6変型)/上製本/256P ISBN 978-4-9912910-1-2
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絵本『雨犬』
¥2,500
版画/柳本史 ・文/外間隆史 雨の日に拾われた老犬が、若きペンキ職人とニール・ヤングを聴きながらコーヒーを飲んで暮らすお話。 未明編集室(みめいへんしゅうしつ) ポケットにポエジィ。2017年3月、<ポエジィとアートを連絡する叢書>『未明01』を刊行。同11月『原民喜童話集』、’18年5月『未明02』を刊行。20年5月30日よりインディペンデントの出版/装幀/デザインレーベルとしてリスタート。 定価:2,273円+税 発行:未明編集室 発売日:2023年1月30日/2023年4月1日第2刷発行 判型:B6判変型(縦179×横117mm) 頁数:160頁 製本:上製本
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工藝とは何か
¥8,580
塗師・赤木明登さんが新たに立ち上げられた出版社「拙考」より、『工藝とは何か』が届きました。 美しいものとは何か? つくることの根源的な意味とは何か? ・・・・・・・・・・・ 発行: 拙考 著:堀畑裕之・赤木明登 363頁 サイズ:148*210mm 2024年3月刊 「美しいものとは何か?」 「つくることの根源的な意味とは何か?」 黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、 塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、 多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。 民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。
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おてんばルル
¥3,190
著・文・その他 イヴ・サンローラン 翻訳 東野 純子 モードの帝王、イヴ・サンローランが唯一残したとっておきの絵本。かわいくて、少しエロチックで、おしゃまなルル。キュートな姿とは裏腹にいけないことしかしない彼女が大活躍。新装版。 出版社(メーカー名) 河出書房新社 本体価格(税抜) ¥2,900 発行日 2023/12/04 頁数 128 判型 A4変形
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エルメスのえほん おさんぽステッチ
¥2,640
著・文・その他 100%ORANGE 首輪を作ってくださいと犬がやってきました。りすはかばんを、カンガルーはポケットを。ものづくりの精神が描かれるエルメスの絵本。 出版社(メーカー名) 講談社 本体価格(税抜) ¥2,400 発行日 2022/11/24 頁数 32 判型 A4変形
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エルメス ポップアップ
¥5,170
著・文・その他 ステファン・フェンキノス 著・文・その他 ベルナール・デュイジ エルメスを代表するスカーフ「カレ」の歴代のデザイン、14種類が飛び出す絵本に! ブランドイメージを大事に原文のままです。 日本語訳(訳:Tetsuo Kinoshita キノシタ テツオ)のリーフレット入り! 出版社(メーカー名) 大日本絵画 本体価格(税抜) ¥4,700 発行日 2020/12/12 頁数 25 サイズ(mm) 縦217 × 横216 × 厚さ32 判型 上記に該当なし
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柚木沙弥郎 美しい本の仕事
¥3,080
柚木 沙弥郎 (著), 小林 真理 (著) 人々に感動と喜びを与えてくれる、柚木沙弥郎の本の世界 柚木沙弥郎(1922-2024)は100歳を超えても現役で創作を続けた染色家で、国内外で数多くの展覧会を開催。本書ではみずみずしい感性で創り上げられる図案、そして鮮やかな赤や青、柔らかな緑や水色など豊かな色彩、日常にある身近なモチーフを基点に、自由な心を介して型染や水彩画で生み出された装幀や絵本・ポスター・イラストレーションなど幅広いジャンルの選りすぐりの作品をご紹介します。 出版社 : パイ インターナショナル (2024/2/22) 発売日 : 2024/2/22 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 208ページ ISBN-10 : 4756257593 ISBN-13 : 978-4756257598 寸法 : 25.7 x 19 x 1.7 cm
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デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界
¥2,530
版元:文藝春秋 著:村上春樹 A5判 160p 2024年2月刊上製 「僕の?好きなジャズ・レコード188 枚のことを書きました」 チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ビリー・ホリデイ、スタン・ゲッツ……ジャズの??時代に数多くのジャケット・デザインを?がけた伝説的アーティスト、デヴィッド・ストーン・マーティン。彼がデザインしたレコードを敬愛し蒐集してきた村上さんが、所有する盤すべてをオールカラーで紹介。 ?にとって?ているだけで素敵な?楽が聞こえてくる、極上のジャズ・エッセイ。 「デヴィッド・ストーン・マーティン(DSM)のデザインしたレコード・ジャケットを手にとって眺めているだけで、なんだか人生で少しばかり得をしたような気がしてくるのだ。(…)本書はあくまで、DSMのデザインしたジャケットをひとつの柱として、僕がジャズへの想いを自由に語る本、という風に考えていただけると嬉しい」(まえがきより)
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ひとりみんぱく
¥3,520
版元:国書刊行会 著:松岡宏大 256 頁 四六変型判 2024年2月刊 「ひとりみんぱく」とはなにか? 写真家・編集者・ライターとして 世界中を旅してきた松岡宏大氏の部屋には、 世界各地の文物であふれている。 みんぱく=国立民族学博物館。 すなわち、わが家の民族学博物館、 それが「ひとりみんぱく」だ。 1990年代よりバックパッカーとして世界をめぐり、 現地で出会った人々や景色、 そして蒐集してきた数々の物もの。 土器、漆器、仮面、仏像、絨毯…… どこか不思議な魅力をもつ工芸、民藝の数々。 インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、 文物からは旅の記憶があふれだし、 含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、 物の本か? 旅の本か? 地球をまるごと感じる、 The Museum of Ethnology in My Hands!
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Turquoise from Bolivia
¥4,400
版元:焚書舎 著:オートモアイ 256p A5判並製 2024年1月刊 「匿名」というキーワードの元、アートピースの制作のみならず、ファッションや音楽シーンにも幅広く作品を提供し、大きな注目を浴びている日本を代表する若手作家の一人、オートモアイによる1年ぶりとなる新作画集。 描き下ろし含む220点を収録した本書は、夢とも現実ともつかない曖昧な記憶と、その上に立つ蜃気楼のように不安定な現実世界を、油彩、ペインティング、連作のモノクロ・ドローイング等、多様な技法で切り取った、近年におけるキャリアの集大成ともいえる圧巻の一冊。表紙はUV、箔押し加工になります。
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学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話
¥1,760
著・文・その他 ちいさな美術館の学芸員 おそらく、美術館は静かに鑑賞する場所だから私語はつつしむべきである、という意見が大多数を占めるのかなと思います。私個人がどう考えているのかというと、「遠慮せずたくさん会話をしてほしいな」です。 ー『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』(ちいさな美術館の学芸員) 出版社(メーカー名) 産業編集センター 本体価格(税抜) ¥1,600 発行日 2024/01/24 頁数 216 判型 46変判
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夜の木 第12刷
¥3,960
インドの手製絵本のマスターピース、『夜の木』の第12刷が入りました。刷ごとに変わる表紙は「闇夜に光る木」。静かな青が美しいです。 ・・・・・・・・・・・・・ 今回の第12刷の表紙は、この絵本の冒頭に登場する物語「闇夜に光る木」の場面です。 2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。(画像は12刷の表紙。版ごとに表紙の絵柄が変わります。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました。まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。 刷り部数3,000部限定
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Je suis là ここにいるよ
¥2,640
SOLD OUT
版元:月とコンパス 著:しずか A5変型上製 48P 2023年11月刊 この世を去った愛猫が、悲しみにくれるボクに寄り添い語りかける――「ここにいるよ」。 愛しい姿、声、しぐさ、ぬくもり、匂い、よみがえる幸せな日の記憶。 大切な存在を失った悲しみを抱きしめ、涙を越えた愛と絆に気づかせてくれる感動の絵本。 透ける用紙をつかったしかけや箔押しカバーが美しく、ギフトにもおすすめです。
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蛇の棲む水たまり
¥2,200
鹿児島睦さんの器を見て、そこから梨木香歩さんが物語を紡いでいった優しく美しい一冊。静物が「物語」になって躍動し始める瞬間が素晴らしい。贈り物にもぜひ。 ・・・・・・・・ 梨木 香歩 (著), 鹿児島 睦 (著) 「陶芸家の鹿児島睦さんの展覧会が開かれます。新作の器を見て、そこからお話を作っていただけませんか」 依頼を受けた作家の梨木香歩さんは、色や形のさまざまな器に草花に馬や象、蛇などの生き物が描かれた200点の作品を1枚ずつ、何度も繰り返し見ながら物語を紡ぎました。梨木さんの物語を受け取った鹿児島睦さんは、何度も読んで反芻し、ラストシーンに新しい1枚を制作しました。 このようにして生まれた本です。水たまりを見つけのぞき込む馬のように、水たまりに棲む蛇に、会いにいってください。 出版社 : ブルーシープ (2023/10/7) 発売日 : 2023/10/7 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 68ページ
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彼女たち
¥1,650
『彼女たち』 中川正子さんの写真と、桜木紫乃のささやかな物語が互いに寄り添うような、やさしい光に満ちた一冊です。枕元に、お守りがわりに置いておきたい。 ・・・・・・ 桜木 紫乃 (著), 中川 正子 (写真) 人間関係につまずき、ひとりぼっちを選んだイチコ。「自分のために、納得ゆくまでやってごらんよ」のことばに背中を押されて生き方の舵を切り直した彼女は、一匹の猫との出会いで新たな感情を手に入れる。イチコ、モネ、ケイ。年齢も生い立ちも異なる三人の女性の物語。それぞれやっかいごとを抱える彼女たちの人生は、とある喫茶店でかすかに交わる。店でひととき過ごしたあと訪れる、ささやかだけれどたしかな変化とは。 ひたむきに、今を生きるあなたに届けたい。読んだあと誰かに贈りたくなる一冊。 * 中川さんの作品集をはじめて開いたとき、「きれいな空をもった人だな」と感じました。空に誘われ、大切な友人を想いながら書いていたら、贈りたい人の顔がたくさん浮かぶ一冊になりました。私も光を求めて生きる「彼女」のひとりでした。 (桜木紫乃) 紫乃さんの切り取る「彼女たち」の日々。それぞれの目に映る色や光を思いました。今日も赤く暮れていく空の下、彼女たちは自分の歩幅で進んでいるのでしょう。わたしは、どんなふうに歩いていこうか。今日をどう、始めようか。気づけばわたしも「マサコ」として、この物語の中で息をしていました。 (中川正子) 出版社 : KADOKAWA (2023/10/13) 発売日 : 2023/10/13 言語 : 日本語 単行本 : 56ページ
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オアハカの動物たち: Vintage Oaxacan Wood Carving (民衆藝術叢書)
¥2,750
「とにかく情熱が溢れてるね。牛だか犬だかわからないけれど、とにかく『いきもの』って感じがするね。媚びたところはないよ」 ー『オアハカの動物たち』(岩本慎史) ・・・・・・・・ 岩本慎史 (著), 安彦幸枝 (写真) 手工芸の宝庫といわれるメキシコ・オアハカ州。20世紀半ば、一人の男が作りはじめた木彫りの動物たちに、ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードが早くから注目した。今ではメキシコを代表する工芸品となったオアハカン・ウッド・カーヴィングだが、初期のものはマチェテ(山刀)を使った粗い彫りと、釘で打ちつけただけの手足や尻尾、アニリン染料の味わい深い褪色など、なんとも言えずおおらかで、日本でも多くの作り手に愛された。本書では、濱田庄司・堀内誠一・柚木沙弥郎・柳宗理・山本教行らの蒐集品を含む130点の動物たちを紹介する。 出版社 : 大福書林 (2023/9/13) 発売日 : 2023/9/13 言語 : 日本語 単行本 : 160ページ
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「秘宝館」「ラブホテル」特装版 マル秘BOX 全2冊
¥5,060
著・文・その他 都築響一 昭和・平成のエロを再発見! クリエイティブな遊びごころあふれた エロデザインの決定版BOX ●秘宝館 空前の観光ブームのなか1970年代~観光地に誕生したオトナの娯楽施設「秘宝館」 斬新奇抜な創造力が溢れる、それぞれの館の演出は現代においても新鮮に映る 昭和という時代が生んだ性のアミューズメントパークは、アート空間のようだ 秘宝館のその後を追った、2023年に取材した写真、原稿も掲載。 ●ラブホテル 「ラブホテル」、それは昭和・平成の色香にむせる愛の空間。 急速に姿を消しつつあった2000年代に遊びごころ溢れるインテリアを探し 歩いた全73室。オトナの夜の夢! 2023年に取材した最新ラブホデザインも追加! 出版社(メーカー名) 青幻舎 発行日 2023/09/25 頁数 896 判型 文庫
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図録『エルマーのぼうけん展』
¥2,420
SOLD OUT
今日も出かけよう、新しいぼうけんの旅へ しま模様のかわいらしいりゅう、リボンを結んでご満悦のライオン、にんまりとキャンデーをしゃぶるワニ……思い浮かべるだけで、ワクワクがよみがえってきませんか? そう、『エルマーのぼうけん』のワンシーンです。 1948〜51年にアメリカで出版された『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3部作は、今も愛され続ける幼年童話の金字塔。作者は執筆当時20代だったルース・スタイルス・ガネット、挿絵は作者の継母であるルース・クリスマン・ガネットが手がけました。渡辺茂男が訳した日本語版もまた、累計700万部を誇ります。 本書は、日本初の展覧会「エルマーのぼうけん」展(2023年7月15日―10月1日 PLAY! MUSEUM)の公式図録です。3部作の原画約140点を収録し、その巧みな筆致を綿密に再現しました。物語の誕生秘話や制作プロセス、まもなく100歳を迎える作者の人柄を伝えるテキストも。ガネット母娘の描く、勇気と思いやりとユーモアにあふれたシーンの数々は、子どもはもちろん、かつて子どもだった大人をもあたたかく包み込みます。 ページをめくればそこに、あのやさしい世界が広がっています。りゅうの背にふわりと乗って出かけましょう、ぼうけんの旅へ! 仕様:B5変形、上製、192ページ 編集:永岡綾 編集補佐:勝又七海(ブルーシープ) デザイン:岡崎由佳、三宅瑠人 印刷・製本:シナノパブリッシングプレス
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本のある空間採集: 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法
¥2,750
ディテールにこそ、その空間の本質が宿る。図面にじっと目を凝らしていると「何を大切にしているか」が浮かび上がる… 『本のある空間採集 個人書店・私設図書館・ブックカフェの寸法』(政木哲也)、入りました。当店も空間採集されています◎ ・・・・・・・・・・・・ 政木 哲也 (著) --- 書店観察の新しいかたちがここに。 永江朗さん推薦! --- 全国の新刊書店、古書店、私設図書館、ブックカフェ、移動書店など44件を訪ね歩き、空間を実測・図解した一冊。オルタナティブな小拠点に凝縮された、店主の創意工夫、地方や都市の空き家・空きビルなどを利活用した拠点づくりに着目し、本と人とまちが織りなす空間の居心地とスケールに迫る。 ○中国・四国 香川県 本屋ルヌガンガ|大階段から棚板まで、本と目が合う一瞬を設計する 香川県 へちま文庫|本を引き立てる家具と読みたくなる風景 *Column3 本のある空間とまちの関係 出版社 : 学芸出版社 (2023/8/6) 発売日 : 2023/8/6 単行本(ソフトカバー) : 190ページ
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鹿児島睦 まいにち 大型本
¥2,420
鹿児島 睦 (著), 永岡 綾 (編集), 森田 藍子 (編集), 吉田 昌平 (編集) 明日へつづく「まいにち」をつむぐ 本書は、2023年6月30日に市立伊丹ミュージアムで始まり、その後全国を巡回する展覧会「鹿児島睦 まいにち」展の公式図録です。 「おはよう。今日は何する日?」 「お皿の絵付けが20枚、16時に窯出しだよ」 陶芸家・鹿児島睦の一日は、その日にすることを尋ねることからはじまる。 朝ごはんを食べたら、ずっと陶芸。昼ごはんを食べたら、ずっと陶芸。晩ごはんを食べたらお風呂に入って、今度は絵を描く。眠って起きたら、また朝ごはん。 器をつくる鹿児島睦の「まいにち」と、だれかの「まいにち」をしあわせにする器と。 交互にあしらうことで見えてくる、一枚一枚の器がたたえる手のぬくみと、日々手を動かすことの頑健さ。朝から夜まで、一日を一緒に過ごしながら収録したインタビューも掲載。作陶風景、約80枚の器、日常、鹿児島睦の「まいにち」を感じながら、自分自身の明日へとつづく「まいにち」に思いをはせる一冊です。 出版社 : ブルーシープ (2023/7/12) 発売日 : 2023/7/12 言語 : 日本語 大型本 : 176ページ
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芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪
¥3,520
避けられているもの、見えないようにされているもの、気味の悪いもの、キッチュ、そういったものたちに最初からビルトインされている物差し自体にもうひとつの物差しが当てられなくてはならない。 ー『芸術のわるさ コピー、パロディ、キッチュ、悪』(成相肇) ・・・・・・・・・ 成相 肇 (著) 転換期にはいつも、持たざる者の技術があらわれる―― 雑誌、マンガ、広告、テレビなど1970年代前後の複製文化を読みとき、 機知と抵抗の技術として今に甦らせる。 〈わるさ〉が語る、もうひとつの戦後日本文化史。 パロディ裁判、岡本太郎への疑問、ディスカバー・ジャパン論争、 コピーと芸術家のもつれあい、マンガと美術のすれちがい、石子順造の思想、 赤瀬川原平と器用人、そして「食人」の教え……。 美術と雑種的な視覚文化を混交させる展覧会を企画してきた 異色の学芸員による、ゆかいな複製文化論。 アウトかセーフかの呪縛からの解放のために。 すべての持たざる者たちのために。 硬直化した思考をときほぐす、笑える批評の登場! 出版社 : かたばみ書房 (2023/6/10) 発売日 : 2023/6/10 言語 : 日本語 単行本 : 400ページ
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マチスのみかた
¥2,970
版元:作品社 著:猪熊弦一郎 A5判並製 208ページ 2023年4月刊 〈いのくまさん〉が教えてくれる 〈マチス先生〉の芸術と生涯。 戦時下フランスに遊学し、「世界で一番すばらしい芸術家」に直接教えを受けた洋画家による、評論/エッセイを集成。 最初期の油絵から晩年の切り絵まで、100点超の作品を収録。
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美しい本屋さんの間取り
¥1,980
建築知識 (編集) 掲載店に当店もはいっております。 ・本屋ルヌガンガ(香川県高松市) ふらりと立ち寄りたくなる 本屋さんのひみつを徹底解剖!! 欲しい本だけでなく、思いもしなかった本を手に取る楽しみ方もできる本屋さん。 そんな本屋さんは、ベストセラーだからではなく、 心の琴線に触れることを願って、1冊ずつ選書しています。 また、居心地の良さを考えた間取りや空間のつくり方、 興味をひく本の並べ方のほか、カバーやしおりなどの小物にも工夫があります。 この本では、 店内の間取りや本のジャンルの分け方や並べ方、 什器や内装に関することから立地の選定、 開業予算の目安、クラウドファンディングや SNSの活用など運営に関することまで、 本屋さんにまつわることをまるっと紹介します。 また、書店でよく使われる用語解説もイラスト付きで紹介!! これを読めば、本屋さんの全体像がなんとなく分かります。 本屋さんに興味のある方や、これから本屋さんをはじめたいと考えている方、 「本屋さんってどういうところ?」という方にも 目からウロコ満載の、本屋さんワールドを楽しんでいただけましたら幸いです。 この本は、「建築知識2020年1月号」の[本屋さん特集]を大幅に加筆、再編集したものです。 出版社 : エクスナレッジ (2022/12/29)
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聴こえる、と風はいう
¥2,970
風はどんな音がする? 音はしないよ しないけれど 風はすべてをきいている ー『聴こえる、と風はいう』(エレナ・トゥタッチコワ) ・・・・・・・・ 歩く、触れる、見る、描く、掘る、捏ねる、書く、聴く、拾う エレナ・トゥタッチコワの日々は、そのまま「表現」となる 詩、エッセイ、写真、ドローイング、映像、セラミック…… 彼女のつくる時間は、多様なかたちを通って表れてくる 土を捏ねてはその息遣いに耳を澄ます 、ノートとペンのあわいを走る線を辿る 歩きながら道の声を聴く、そうして地図を紡ぐ エレナ・トゥタッチコワ作品集 『聴こえる、と風はいう』 文・写真 エレナ・トゥタッチコワ 編集:須山実・須山佐喜世(エクリ) デザイン:須山悠里 判型:A5版(縦 210×横150mm) 112頁 刊行:2022年12月末刊行