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[6/2当店にてイベント開催]ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト 女性たちと映画をめぐるガイドブック
¥2,530
グッチーズ・フリースクールさんの『ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト 女性たちと映画をめぐるガイドブック』が入荷しました。カジュアルだけど濃密。楽しいけどちょっと真面目。そして相変わらずの圧倒的な情報量。すごい…! ・・・・・・ 降矢聡 (編集), 吉田夏生 (編集), グッチーズ・フリースクール (監修) この一冊で、映画との毎日がちょっぴり変わる。 映画とともに生きる女性たちと、 女性たちとともに生きる映画と。 『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画! 映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法を、この本と共にみつけよう。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏とさまざまな形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える、あたらしくたのしいガイドブック、お届けします。 出版社 : フィルムアート社 (2024/4/26) 発売日 : 2024/4/26 単行本(ソフトカバー) : 224ページ ISBN-10 : 4845923203 ISBN-13 : 978-4845923205 寸法 : 2 x 17.8 x 22.6 cm
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中川李枝子 冒険のはじまり
¥2,200
著・文・その他 中川李枝子 著・文・その他 工藤直子 『ぐりとぐら 』『ももいろのきりん 』『くじらぐも 』——。 世代を超えて愛される名作を生み出した、 作家・中川李枝子のはじまりを紐解く。 重ねたインタビューで語られた、幼少期の記憶、『いやいやえん』誕生秘話、そして夫・中川宗弥の創作術。 アルバムや手紙などの貴重な資料や、デビュー前の“ 幻の作品 ”も掲載。 出版社(メーカー名) スイッチパブリッシング 本体価格(税抜) ¥2,000 発行日 2024/4/15 頁数 128 サイズ(mm) 縦259 × 横189 × 厚さ11
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別れを告げない
¥2,750
版元:白水社 著:ハン・ガン 訳:斎藤真理子 四六版 320頁 2024年3月刊 安全な場所から、スルスルと読み進めることを決して許さない本だと思う。執拗に描写される寒さや暗さ、痛みを自分ごとのように感じる。不安定で悲しみに満ちた何が現実かもわからぬ場所に、否応なしに放り込まれる。読んでいて苦しいし、痛い。でも、そういった場所まで降りていかないと、覗き見ることができないような「暗闇」をこの本は書いているのだと思う。 この本で描かれるのは、済州島四・三事件という凄惨な「ジェノサイド」の歴史。でも語り口は一筋縄ではいかない。私たちに提示されるのは、ひとりの当事者とその娘のフィルターを通じた、語りの断片。幽霊との会話。ここには、わたしにこの死者たちの声を聞き届けることができるだろうか、それを書くことができるのだろうかという逡巡がある。 そして、痛みを抱えたふたりの女性たちの関係が、すばらしい。深い喪失と欠落の果てにしか人は深くつながることはできないのか。そんなことを思う。
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nice things.76 特集:そこだけにある喫茶店。
¥1,980
版元:情景編集舎 2024年5月刊 巻頭特集は、 「そこだけにある喫茶店。」 です。 読者からも大変好評いただいて今回2回目の特集になります。 そこに一軒の喫茶店がある。 そこに行くだけで日常の何かが埋まる。 気持ちが浮遊しているのかもしれない。 あるいは、やすらぎのなかにいるのかもしれない。 あるいは、雲のなかから覚醒したのかもしれない。 その空間の中にいる時間がかけがえのないものに感じるのはなぜだろう。 連載 ・utsuro 石原稔久 ・ひたむき農園 原 茂樹(日田リベルテ) ・今日も私は困ってる 東野華南子(リビルディングセンタージャパン) ・アイディアが降りてくる前 チョークボーイ ・ソウルフードトラベラー マツーラユタカ ・丘に暮らす 未草 ・詩めくり ウチダゴウ ・おいしいは、どこ、から。 ・ものづくりものがたり
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せとうちスタイル VOl.16 しまなみ海道で暮らす
¥1,500
出版社:瀬戸内人 編集長:山本政子 発売日:2024/4/26 本の長さ:160ページ 寸法:25.7 × 18.2 × 0.8cm 瀬戸内の生き方、暮らし方をご紹介する ライフスタイルブック『せとうちスタイル』。 せとうちに暮らす人々の日々の物語をはじめ、 美しい海や島に育まれたモノたちのストーリーもお届けします。 16号の特集は「しまなみ海道で暮らす」。 広島県尾道市と愛媛県今治市を、 6つの島と7つの橋で結ぶ、しまなみ海道。 国内はもちろん、海外からも旅する人たちが訪れます。 瀬戸内海と橋たちがつくりだすダイナミックな風景と、 それぞれの島に暮らす人たちの何気ない日常の風景を、 写真と記事でご紹介します。 そのほか、瀬戸内に暮らす人たちにお弁当をつくってもらう「お弁当つくってください」。「役に立たないけど、なぜか歩きたくなる島マップ〜佐柳島編〜」、瀬戸内に暮らす5人の写真家が撮影したそれぞれの瀬戸内を40ページで紹介。
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南海5 特集:ジョナサン・デミの音楽、デヴィッド・バーンの映像
¥1,580
雑誌『南海』第5号 特集「ジョナサン・デミの音楽、デイヴィッド・バーンの映像 1980–1989」 【寄稿】大森さわこ 古賀弘幸 松永良平 遠藤倫子 J. Hoberman(翻訳=早川由真) 【対談】渡部幻 佐野亨 【インタビュー】ジョナサン・デミ(聞き手=大場正明) 【記事】80年代デミのVHS、デミのフィルモグラフィ、バーンの監督作品ガイド、サウンドトラック解説 ほか 【付録】デミとバーンを中心とした人物相関図 A5変型判(203 × 119 mm)/並製/160ページ
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高知日曜市の歩き方マップ
¥330
文:石川藍 かずさまりや イラスト:いそのけい 2024年3月刊 日曜市ファンの編集者・イラストレーター・ライターによる、知れば知るほど面白い高知の日曜市の歩き方マップ。ゆかい。
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つげ義春トートバッグ「ねじ式」 黒
¥2,700
<商品仕様> 内容量:約10L サイズ:本体:約W360×H370×D110mm、持ち手:約25×560mm 幅36cm×高さ37cm×マチ12cm×持ち手長さ55cm 素材:コットン100% (12オンス) *MARKLESS STYLE(TR-0105)キャンバストートM使用 公認グッズの証としてつげ義春氏がふだん実際に使用している落款を一枚一枚布に手押しをしてタグを製作、さらにそれを一枚ずつ手作業で縫い付けしたという、他のT式シャツ同様、オリジナル布製品も手がける虹霓社ならでは手の込んだ一品。
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工芸史 一号:これからの「工芸」のために
¥3,024
若手の研究者を中心に発足された、工芸に携わるすべての人が 総合的な研究発展を目指す「工芸史研究会」による、初の機関誌『工芸史』を発刊致します。『工芸史』は工芸の未来を築く、知的ネットワークを目指したこれからの「工芸」のための一冊です。 ■内容 ●研究会憲章・活動記録 ●会員作品 畑中咲輝 (陶芸) ●第一部 これからの「工芸」 ――「工芸」・「工芸史」という茫洋と捉えにくい領域を考える指針として、寄稿論考を収録。東京藝術大学の佐藤道信氏は、明治時代における「工芸」概念の成立とその後辿った展開と工芸の未来、そして水本和美氏は、前近代の工芸に関し、出土品/伝世品の探究という表裏の存在である考古学と工芸史の協働の可能性について述べた必読の二編となる。 佐藤道信 「近現代における「工芸」の展開」 水本和美 「考古学と美術工芸史研究」 ●第二部 ――各分野を専門とする会員の論考(研究ノート・調査報告・研究動向紹介)を掲載。 神野有紗 「澤部清五郎原画《春郊鷹狩》《秋庭観楓》の制作に関する一考察―浅井忠原画《狩の図》制作過程との比較をめぐって―」 高家融 「清朝工芸における「丸文」の受容と展開―天啓赤絵と清朝宮廷コレクションを視座として―」 巖由季子 「〈調査報告〉江戸時代中後期における陶磁器補修の事例」 廣谷妃夏 「〈研究史〉中国「経錦」研究の百年」 ●付録:「工芸」関連展覧会年表(関東編、2008~2023)
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みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ
¥1,760
佐久間裕美子 (著), 米村知倫 (イラスト) みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ 出版社 : 偕成社 (2024/3/11) 発売日 : 2024/3/11 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 207ページ
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デレク・ジャーマンの庭
¥4,180
著・文・その他 デレク・ジャーマン 写真 ハワード・スーリー 翻訳 山内 朋樹 出版社(メーカー名) 創元社 本体価格(税抜) ¥3,800 発行日 2024/4/9 頁数 148
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(当店にて6/2お話会開催)みずのした
¥2,300
著者:中川正子 装丁:飯田将平/ido 企画・編集:猪飼尚司 ______ 中川正子にとって、本格的なエッセイ本の刊行は初の試み。本著を執筆するにあたり、過去に自身が 綴った日記やブログ、SNSの投稿を読み直し、記憶に強く残る17篇の“昔のわたし” をセレクト。発言 のひとつひとつにときおり茶々をいれつつも冷静に俯瞰。そのときに巡った感情や体験のすべてが“い まの私”にどう繋がっているのかを考えていく。 過去の自分と現在の自分の往復書簡。 進路、結婚、出産、育児、仕事。中川正子のするどい視点とまっすぐな気持ちが、あたりまえの日常を色鮮やかな思い出の波へと変えていく。 _________ 発行元:株式会社くも3 判型= B6変型判 (幅120×高さ172×厚さ18mm) 頁数= 272頁・がんだれ製本
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UTOUTO
¥4,400
柳本史さんの版画集『UTOUTO』、ページを開くだけで穏やかな気持ちになれる。静寂に包まれる。 UTOUTO 柳本 史小版画集 <いつからわたしはうとうとしてるのだろう?> 版画家・柳本 史は、ぬくもりとひだまりを記憶の中から拾いあつめて暮らす作家である。 現実(うつつ)では時にうとうとしながら、記憶世界でのまなざしはきわめて覚醒している。 本書は、家族やどうぶつたちとの生活と並行し、スケッチするように日々彫っては刷る小さな作品114点を採集した版画集。 巻頭口絵には柳本作品を語る上で欠かせないアンティーク・フレームによって額装された作品を7点掲載。 さらに、作家のアトリエや日常風景を写真家・清水はるみが収めたスナップショットや、自身による散文一編を添えた付録および詳細な作品リストを巻末に収録。 小部数でひっそりと作品集を発行してきた柳本 史はこれまで〝知る人ぞ知る〟版画作家だったが、個展では作品が常に完売。昨年あたりからInstagramを中心にその作風が世界中に拡散され、国内外を問わずフォロワー数が6万人を超えた。こうした流れも受け、今回の版画集では作品名に英語を併記。ささやかな記憶とぬくもりの断片が、かなしみにあふれるこの世界を少しづつ温めてくれることを祈って綴じられた一冊となっている。<未明編集室> 定価 本体 4,000円(税込¥4,400) 2024年4月1日全国発売 130mm × 180mm ×22mm(B6変型)/上製本/256P ISBN 978-4-9912910-1-2
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絵本『雨犬』
¥2,500
SOLD OUT
版画/柳本史 ・文/外間隆史 雨の日に拾われた老犬が、若きペンキ職人とニール・ヤングを聴きながらコーヒーを飲んで暮らすお話。 未明編集室(みめいへんしゅうしつ) ポケットにポエジィ。2017年3月、<ポエジィとアートを連絡する叢書>『未明01』を刊行。同11月『原民喜童話集』、’18年5月『未明02』を刊行。20年5月30日よりインディペンデントの出版/装幀/デザインレーベルとしてリスタート。 定価:2,273円+税 発行:未明編集室 発売日:2023年1月30日/2023年4月1日第2刷発行 判型:B6判変型(縦179×横117mm) 頁数:160頁 製本:上製本
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夏葉社日記
¥1,650
SOLD OUT
著者:秋峰善 出版社:秋月圓 文庫・上製本ハードカバー(カバー・帯なし) 200ページ サイン入り 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行き場がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。 幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々をここに綴る。 第2の青春、再生の物語。
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小さな声の島
¥1,980
著:アサノタカオ 発行:サウダージ・ブックス 136ページ 46判変形ペーパーバック 2024年4月刊 戦争、疫病、異常気象。ふと顔をあげれば、日々の暮らしにさす死の影がますます濃くなる暗い時代がそこにある。花にも歌にも詩にも、この暗さを明るさに変える強さはない。……個としてははかなく弱くても、種のいのちがあまねくつづいていく、そのつよさを信じたい。あまねくつづいていくものに根ざす詩のことば に、美しさに、心とからだをやわらかく広げて待機していたい。 ——アサノタカオ 本書より 旅と読書は、「本当に大切なこと」を、さびしさに震える君に教える。 サウダージ・ブックスの編集人である著者が雑誌、リトルプレス、ウェブマガジンに寄稿したエッセイを集成し、未発表の台湾紀行も収録。家族の歴史について、移動と定住について、小さな声を守る詩のことばについて、本のかたわらで考える随筆集。
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工藝とは何か
¥8,580
塗師・赤木明登さんが新たに立ち上げられた出版社「拙考」より、『工藝とは何か』が届きました。 美しいものとは何か? つくることの根源的な意味とは何か? ・・・・・・・・・・・ 発行: 拙考 著:堀畑裕之・赤木明登 363頁 サイズ:148*210mm 2024年3月刊 「美しいものとは何か?」 「つくることの根源的な意味とは何か?」 黒田泰蔵の仕事、禅、民藝、カント哲学を手がかりに、 塗師・赤木明登と服飾デザイナー・堀畑裕之が、 多彩なゲストと共に対話をつづけ、その核心に迫っていく。 民藝を咀嚼し、更新していく、新たな工藝論。
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【5/6イベント】広いキッチン 長いレシピ
¥1,200
当商会は、おいしいものを生み出す過程で、つくること・育てること・なおすことを大切にする場所です。この三つを抽象化すれば、ダモンテ商会は、「世界に触れること、あるいは世界と出会う経験を大切にする場所」だとも言えそうです。 ー『広いキッチン 長いレシピ』(ダモンテ海笑 二宮将吾) 発行:ダモンテ商会出版部 著:ダモンテ海笑 二宮将吾 2024年3月刊
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くるぶし
¥2,860
ポン中になつてもうたるおつさんのタックインした腹の奥底 ー『くるぶし』(町田康) ・・・・ 町田康 (著) 諦めろおまえは神の残置物祈りとしての恥を楽しめ ── 町田康、初の短歌集。書き下ろし全352首を収録。 ◆ 戀人を山に埋めて音樂は四日前から村に漂ふ 花活けて横に巻き寿司現代詩捨ててしまつた夢の置き床 突き指が趣味だと言うたあのひともいまは入間でゴミを食べてる 気い狂てアキレス腱をわがで切り這うて行こかな君の近傍 阿呆ン陀羅しばきあげんど歌詠むなおどれは家でうどん食うとけ 迷惑か? 俺は男だマンナくれ夏場体調崩すかもです 出版社 : COTOGOTOBOOKS (2024/4/1) 発売日 : 2024/4/1 言語 : 日本語 単行本 : 192ページ ISBN-10 : 4991331986 ISBN-13 : 978-4991331985 寸法 : 12.5 x 1.8 x 20 cm
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kaiのチャクラケアブック
¥8,800
「『私はこういう人間』って思い込んでいたけど、もしかしたら本当はもっと違う性格なのかも?」 そのことに気づいたら、人は「本来の自分」を取り戻したいって思うようになるし。「私」のことを愛おしく感じるようになるはず。 ー『kaiのチャクラケアブック』(kai) ・・・・・・・・・・・ 著者 kai 大注目の人気セラピストkaiさんによる 初の著書にして辞典(!)が誕生しました。 執筆・編集に2年半の歳月をかけた全チャクラ徹底解説! 本邦初公開、チャクラの閉じすぎ・開きすぎの視点、 さらに14人の閉じすぎさん、開きすぎさんのストーリーで 目からウロコ! 腑に落ちまくり! です。 読むだけで心身が整い、自分のことがよくわかる。 今すぐできるセルフケアの知恵も掲載。 乱れに気づいて9割癒される。 あとはセルフケアを今すぐやるだけ! あなたは閉じすぎ? 開きすぎ? □この本の5つの特徴 1、各チャクラ閉じすぎ/開きすぎチェック表 2、各チャクラの基礎のお話 3、 14人のストーリー&心のさけび 4、チャクラの乱れを癒すヒント集 5、14人の徹底解説&言葉のメディスン そのほか 絵 くしまけんじ AD 中島基文 編集 服部みれい 発行日 2024年3月25日 発行 エムエム・ブックス □サイズ 横156mm×縦256mm(背幅 約31mm) (B5変形) □ページ数 504ページ
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波打ちぎわの物を探して
¥1,980
版元:晶文社 著:三品輝起 四六判並製 244頁 2024年1月刊 物とのつきあい方、物を売り買いする感覚が、ここ20年くらいですっかり変わってしまったようだ。『すべての雑貨』『雑貨の終わり』も素晴らしかった、雑貨屋店主・三品さんによる本書を読むと、そのことに否が応でも気付かされる。 音楽は広大なストリーミングの海から見つけ出すものになり、本の並ぶ空間は格好のフォトスポットになり、お店は「文化を守る」ため皆から支援されるべき存在となり、物のあふれる汚部屋は職住一体化したミニマルな映え空間になり、メルカリは所有感覚を一掃してしまった… そんな、すべての空間とすべての時間(可処分時間…)が市場化される世界で失われつつある物とのつながりを、この本は社会学的な視点と、静かな思い出語りを交えながら、ぼんやりと浮き上がらせる。 本の話も多くて、知の巨匠・松岡正剛の壮大な編集空間・松丸本舗での甘美な経験と、その閉店、そしておなじく松岡氏が携わった角川武蔵野ミュージアムで本棚を背景に写真を撮るインスタグラマー達に遭遇する、という一連の流れは、とても残酷で、本もまた「雑貨化」から逃れられないのだ、という思いを強くするなど。 「正当さも芸術性も歴史も文化も欠いた雑貨という物を、せこせこと売るごっこ遊びのごとき感覚が、気づくと世界のいたるところに広がっている気がした。」とか、ほんと、その通りすぎるよ。
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高松 海城町の物語 瀬戸内の海城が開いた都市デザイン
¥2,200
SOLD OUT
出版社:瀬戸内人 著:西成 典久 176p B5変形版並製 2024年3月刊 なぜ高松に巨大な海城がつくられたのか? 「ブラタモリ(高松編)」の案内人がおくる、香川・高松の形成史 高松・香川在住者、城・歴史・旅行好き、まちづくり・地域振興・教育関係者必読! 地形と歴史、文化と経済によって紡がれた高松の「まちの記憶」を、描き下ろしイラスト15点、図版資料(城絵図・地図・写真など)295点におよぶ豊富な図版とともに丁寧にひもときます。 江戸と現代の高松を比較した「まち歩きマップ」付き! はじめに 瀬戸内海に開かれた港町・高松。 ここにはかつて、日本を代表する巨大な海城がありました。 戦国末期、瀬戸内海を中心に日本各地に近世の海城がつくられますが、高松はその最初期で最大の規模を誇りました。 現在、高松は香川の県都として栄え、港には多島海をめぐるフェリーが行きかい、まちは多くの市民や旅行者でにぎわっています。その発展の基層には、高松の地につくられた海城と城下町が深く関わっており、近世初頭、海城によって開かれた交易の場は、現代においても形を変えて引き継がれています。 しかし、現代に暮らす私たちはそうした「まちの記憶」に触れる機会が少なく、まちが育んできた豊かな蓄積を今の暮らしにいかしきれていないのが現状です。そこで、本書では現在の香川・高松の成立と発展に多大な影響を与えてきた海城に着目し、海城からみた高松の歴史や魅力をていねいにひもとくことにしました。 本書で描かれる、地形と歴史、文化と経済が交わる「海城町の物語」が多くの人に響き、楽しさと豊かさが詰まった「まちの記憶」にふれる手助けとなることを願っています。 目次 第1章 海城町の誕生と発展 ・なぜ高松に巨大な海城がつくられたのか ・地形の恵みをいかした高松城下のまちづくり ・全国の海城町との比較 第2章 海城町の近代化 ・明治以降 海城は高松をどう発展させたのか ・海城がもたらした高松の栄枯盛衰 第3章 海城町の都市デザイン ・現代につながる高松城下の都市設計 ・歴史をめぐるまちあるき 著者について 西成 典久(にしなり のりひさ) 香川大学経済学部・大学院創発科学研究科教授。工学博士。 専門は都市計画、景観デザイン・形成史。東京工業大学第6類(建築・土木系)卒、同大学院社会工学専攻(景観研究室)博士課程修了。共著に『初めて学ぶ都市計画(第二版)』市ヶ谷出版社、『日本の都市づくり』朝倉書店、『都市計画家 石川栄耀』鹿島出版会(日本都市計画学会石川奨励賞)他。おもな受賞歴として、観光庁長官賞(学生プロジェクト)、高松市美しいまちづくり賞(設計者)。 NHKブラタモリ「高松~巨大な海城は町をどう発展させた?~」案内人。
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めぐる、20号 特集:日々の買い物
¥800
版元:株式会社あわわ 2024年3月刊 実際に手に取って物を選ぶ「買い物」。 買い物をのぞくと、その人の暮らしや生き方があらわれているようです。 今号では、さまざまな徳島の生活者、または職業人の買い物や買い出しをとりあげています。 登場するのは、将来は料理人になりたい中学生、イスラム圏からやってきた外国人、家計簿を付けて家計をやりくりする女性、ボタンをポイントにアクセサリーを手がける作家、など。 買い物から見えてくる、日常の小さな楽しみごとをお届けします。
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How to Book in Japan
¥1,980
版元:Neutral Colors 140mm × 215mm 中綴じ 44ページ 2023年刊 『How to Book』は、NYのSmall Editionsが製作した、本をつくりはじめる人に向けての指南書。本書『How to Book in Japan』は、『How to Book in Berlin』に次ぐ世界3冊目としてNCが製作した。NY版の精神を引き継ぎ、各地で出版活動をする20のパブリッシャー、書店、アーティストの声で構成されている。NY版を下地にしながら、想定する制作物はより広がっている。アートブック、作品集はもちろんのこと、それにかぎらずともあなたが 世に「本」を出したいと決心したときに道標となることを目指した。 工夫やアイデアで、大量生産でもごく少部数でもない、他の人が手にとることのできる、広がる余地のある「一冊」になる。本当につくりたい人が諦める必要がないように、導き、励まし、ヒントを与える有用なツールになることを願っている。コントリビューターの活動のスタイルはさまざま。それは、なにを本にするか、なんのために本にするか、それぞれの信念があるからだ。さらなる一冊をつくるとき、あなたも自分の本のためのやり方を、自分なりに見つける必要がでてくる。その模索のときにも、この本がもう一度道標になるように。2023年の東京アートブックフェアで発表される。 ◉コンテンツ リサーチ 資金調達 制作 よく使われる用語集 流通 リソースガイド ◉日本版コントリビューター ・矢萩多聞/Ambooks ・相島大地/DOOKS ・edition kozo ・秋山 伸/edition.nord ・黒田義隆 黒田杏子/ELVIS PRESS ・小田晶房/hand saw press Kyoto ・Olivier Mignon/Keijiban ・潟見 陽/loneliness books ・大山光平/Newfave ・内沼晋太郎/NUMABOOKS ・中島佑介/POST ・高橋和也/SUNNY BOY BOOKS ・岡田和奈佳/when press ・米山菜津子/YYY PRESS ・山本佳奈子/オフショア ・中岡祐介/三輪舎 ・楢崎萌々恵・ウィリアム シャム/バーバリアンブックス ・濱田 晋 ・平山昌尚 ・ミヤギフトシ